（NY時間10:34）（日本時間00:34）
ラルフローレン<RL>　168.04（+20.90　+14.20%）

　ラルフローレン<RL>が大幅高。取引開始前に１０－１２月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。欧州、アジアが堅調で、中国も好調な回復を見せていた。ガイダンスも公表し、通期の売上高の伸びの見通しを約２％増に上方修正している。

　値上げが奏功。同社は昨年を通して１０％値上げしたが、ホリデー・シーズンの第３四半期も平均価格を９％値上げした。

　同社は今年残りの売上予測を上方修正したが、アナリストは「同社の新規顧客と値上げは今年も予想を上回ることができるという楽観的な見方を煽っている」と述べている。

　ルーヴェＣＥＯは直営店とウェブサイトでの売上拡大に注力し、ここ数年低迷している百貨店への依存度を下げている。消費者に販売する商品の原価を上げ、値引きを減らし、ジャケットや家具など高価な商品をより多く販売することで、平均価格を引き上げることに成功した。

（１０－１２月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：4.17ドル（予想：3.54ドル）
・売上高：19.3億ドル（予想：18.7億ドル）
　　北米：9.33億ドル（予想：9.32億ドル）
　　欧州：5.21億ドル（予想：4.68億ドル）
　　アジア：4.46億ドル（予想：4.29億ドル）
・粗利益率（調整後）：66.4％（予想：66.4％）
・営業利益率（調整後）：16.4％（予想：16.2％）

（１－３月・第４四半期見通し）
・売上高：+2％（予想：+3％）
・営業利益率（調整後）：+3.50～4.00％

（通期見通し）
・売上高：+約2％（従来：+約1～2％）（予想：+1.9％）
・粗利益率（調整後）：+1.4～1.8％
・営業利益率（調整後）：+0.3～0.5％

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美