家具インテリア販売のＲＨ<RH>が下落。前日引け後に５－７月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。第３四半期の売上高見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。

　同社は住宅ローン金利上昇の中で、同社が依存する高級住宅市場は今後も厳しい状況が続くと警告している。フリードマンＣＥＯは株主宛の書簡で「住宅ローン金利が２０年来の高水準で推移し、現在の見通しでは２０２４年第２四半期まで高金利は据え置かれる見込みとなっている。そのため、高級住宅市場と経済全体は２０２３年度を通して、また、来年にかけても厳しい状況が続くと予想している」と述べた。

　アナリストは「同社が高級品市場での存在感を高めつつ、市場シェア低下をうまく食い止められることを証明しない限り、われわれは推奨を見送る」と述べている。

（５－７月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：3.93ドル（予想：2.48ドル）
・売上高：8.00億ドル（予想：7.78億ドル）
・粗利益率（調整後）：47.5％（予想：47.6％）
・営業利益率（調整後）：20.2％（予想：14.5％）

（８－１０月・第３四半期見通し）
・売上高：7.40～7.60億ドル（予想：7.74億ドル）
・営業利益率（調整後）：8～10％（予想：15.3％）

（通期見通し）
・売上高：30.4～31.0億ドル（従来：30.0～31.0億ドル）（予想：30.8億ドル）

【企業概要】
　米国及びカナダで、高級家具を直営店やウエブサイト、カタログ通販を通して販売する。家具・照明器具・テキスタイル・バス用品・室内や野外・庭園装飾・子供部屋の家具などを取り扱う。

（NY時間09:38）
ＲＨ<RH>　335.64（-32.92　-8.93%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美