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    2025年9月12日 0時50分

    チポトレがアジア進出 来年に韓国とシンガポールに店舗オープンへ 株価は小幅安=米国株個別

    (NY時間11:49)(日本時間00:49)
    チポトレ<CMG> 38.51(-0.21 -0.53%)

     メキシコ料理チェーンのチポトレ・メキシカン・グリル<CMG>がアジア市場に進出。2026年に韓国とシンガポールに店舗をオープンする計画だと伝わった。同社は今年、中南米で初となるメキシコ出店計画を発表。カナダや英国には既に進出しており、中東にも事業を広げている。

     ボートライトCEOはインタビューで、北米市場の成長が一巡した後もこうした海外事業展開で成長を維持できると述べた。年内に北米の店舗数は4000店超に達する見込み。長期的には7000店を目指している。同CEOは「海外市場は北米に続く、次の成長の柱となり、今後5年、10年、15年にわたってブランドを支えるだろう」と語った。

     チポトレは韓国の食品企業SPCグループと合弁事業を設立してアジア進出を進める。チポトレによると、Kポップアイドルが米国滞在中にチポトレを利用する様子がSNSに投稿され、アジアで一定の認知を得たという。

     ボートライトCEOによれば、他の海外市場と同様に韓国とシンガポールでも米国と同じメニューを提供する方針。アジアでは利便性と作りたての食事を重視する消費者が増えており、そうしたトレンドに応えるとみている。ただ、本日の株価は小幅安。

    【企業概要】
     米国内外でメキシコ料理店を所有・運営する。人工着色料、香料、保存料を使用しない安全な食材を責任を持って調達し、伝統的な調理法で本物の料理、ブリトー、ケサディーヤ、タコス、サラダなどのメニューを提供する。地元産の有機農産物や動物福祉基準で責任を持って飼育された食肉の調達にも取り組む。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース