2026年3月5日 6時46分
ブロードコム、好決算も時間外で売買交錯 AI分野での進展が期待よりも遅い可能性を示唆=米国株個別
(NY時間16:45)(日本時間06:45)時間外
ブロードコム<AVGO> 318.00(+0.47 +0.15%)
半導体のブロードコム<AVGO>が時間外で売買交錯。引け後に11-1月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。第2四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る売上高見通しを示している。なお、最大100億ドルの自社株買いを新たに設定した。
発表直後は時間外で株価はネガティブな反応を見せたものの、その後は下げを取り戻し、本日終値付近で売買が交錯している。
好決算ではあったものの冴えない反応。予想を上回る第2四半期の売上高見通しを公表したが、AI分野での進展が投資家の期待よりも遅い可能性が示唆されたことに物足りなさも出ているようだ。売上高見通しは約220億ドルだが、一部では220億ドル超を見込む強気の予想もあった。
こうした鈍い反応は、26年にAI関連企業に求められるハードルが非常に高くなっていることを示唆している。投資家の間ではAI投資バブルへの懸念も強まっており、先月のエヌビディア<NVDA>も、好決算ではあったものの株価は下落していた。現在のAI投資ブームが今後数年以上続くのかが、市場では大きな焦点となっている。
タンCEOは近年、同社の成長をAI市場に結び付ける戦略を強めている。AIモデルの学習や実行に使われるアクセラレーターではエヌビディアが依然として支配的だが、同社はカスタムAI半導体を提供することで競争している。
同社の株価は、オープンAIやアンソロピック向けのカスタムAIチップ開発契約などにより大きく上昇した。また、グーグルのAIチップTPUへの関心の高まりも追い風となり、同社はこのチップ開発にも関与している。さらに新世代プロセッサーの初期出荷も開始し、今年は約6社の顧客が採用する見込みだという。
(11-1月・第1四半期)
・1株利益(調整後):2.05ドル(予想:2.03ドル)
・売上高(調整後):193.1億ドル(予想:192.6億ドル)
半導体:125.2億ドル(予想:123.1億ドル)
インフラソフトウェア:68.0億ドル(予想:68.6億ドル)
・営業利益(調整後):128.3億ドル(予想:126.2億ドル)
・EBITDA(調整後):131.3億ドル(予想:128.3億ドル)
(2-4月・第2四半期見通し)
・売上高:約220億ドル(予想:205.3億ドル)
・EBITDAマージン(調整後):68%
【企業概要】
半導体とインフラソフトウェアソリューションを設計・開発・供給する。相補型金属酸化膜半導体デバイスと、アナログIII-Vベースの製品に焦点を当てた開発に取り組み、データセンターのネットワーク、ホームコネクティビティ、ブロードバンドアクセス、その他多様な市場向けに製品を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ブロードコム<AVGO> 318.00(+0.47 +0.15%)
半導体のブロードコム<AVGO>が時間外で売買交錯。引け後に11-1月期決算(第1四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。第2四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る売上高見通しを示している。なお、最大100億ドルの自社株買いを新たに設定した。
発表直後は時間外で株価はネガティブな反応を見せたものの、その後は下げを取り戻し、本日終値付近で売買が交錯している。
好決算ではあったものの冴えない反応。予想を上回る第2四半期の売上高見通しを公表したが、AI分野での進展が投資家の期待よりも遅い可能性が示唆されたことに物足りなさも出ているようだ。売上高見通しは約220億ドルだが、一部では220億ドル超を見込む強気の予想もあった。
こうした鈍い反応は、26年にAI関連企業に求められるハードルが非常に高くなっていることを示唆している。投資家の間ではAI投資バブルへの懸念も強まっており、先月のエヌビディア<NVDA>も、好決算ではあったものの株価は下落していた。現在のAI投資ブームが今後数年以上続くのかが、市場では大きな焦点となっている。
タンCEOは近年、同社の成長をAI市場に結び付ける戦略を強めている。AIモデルの学習や実行に使われるアクセラレーターではエヌビディアが依然として支配的だが、同社はカスタムAI半導体を提供することで競争している。
同社の株価は、オープンAIやアンソロピック向けのカスタムAIチップ開発契約などにより大きく上昇した。また、グーグルのAIチップTPUへの関心の高まりも追い風となり、同社はこのチップ開発にも関与している。さらに新世代プロセッサーの初期出荷も開始し、今年は約6社の顧客が採用する見込みだという。
(11-1月・第1四半期)
・1株利益(調整後):2.05ドル(予想:2.03ドル)
・売上高(調整後):193.1億ドル(予想:192.6億ドル)
半導体:125.2億ドル(予想:123.1億ドル)
インフラソフトウェア:68.0億ドル(予想:68.6億ドル)
・営業利益(調整後):128.3億ドル(予想:126.2億ドル)
・EBITDA(調整後):131.3億ドル(予想:128.3億ドル)
(2-4月・第2四半期見通し)
・売上高:約220億ドル(予想:205.3億ドル)
・EBITDAマージン(調整後):68%
【企業概要】
半導体とインフラソフトウェアソリューションを設計・開発・供給する。相補型金属酸化膜半導体デバイスと、アナログIII-Vベースの製品に焦点を当てた開発に取り組み、データセンターのネットワーク、ホームコネクティビティ、ブロードバンドアクセス、その他多様な市場向けに製品を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース