（NY時間11:11）（日本時間00:11）
マテル<MAT>　17.81（-2.40　-11.86%）

　バービー人形などの玩具を手掛けるマテル<MAT>が大幅安。前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益は予想を上回ったものの、ビリング（未収請求を考慮した売上高）が予想を下回った。同社は通期ガイダンス提示を再開しており、予想を下回る１株利益の見通しを示した。

　関税による米小売業者の混乱や発注の遅れを理由に、第２四半期の売上高は５．７％の減収となったと説明。ただ、クライツＣＥＯは「年後半にこの不足分を補い、下半期は成長できると見込んでいる。消費者の需要は引き続き堅調だ」と強調している。

（４－６月・第２四半期）
・１株利益（調整後）：0.19ドル（予想：0.16ドル）
・売上高：10.2億ドル　5.6％減（予想：10.6億ドル）
・ビリング：11.5億ドル（予想：11.9億ドル）
　　人形：3.35億ドル（予想：4.00億ドル）
　　幼児・児童・就学前児童：1.43億ドル（予想：1.72億ドル）
　　車両：4.08億ドル（予想：3.67億ドル）
　　アクションフィギュア、ビルディングセット、ゲーム、その他：2.65億ドル（予想：2.50億ドル）
　　北米：5.48億ドル　15％減
　　海外：6.03億ドル　8.7％増
・粗利益率（調整後）：51.2％（予想：49.2％）
・EBITDA（調整後）：1.70億ドル（予想：1.62億ドル）

（通期見通し）
・１株利益（調整後）：1.54～1.66ドル（予想：1.64ドル）
・売上高：1～3％増
・粗利益率（調整後）：50.0％（予想：50.3％）
・営業利益（調整後）：7.00～7.50億ドル（予想：7.28億ドル）
・FCF：約5.00億ドル（予想：3.88億ドル）

【企業概要】
　玩具および家族向けエンターテインメントを提供する。バービーをはじめとするブランド人形、ジュラシックワールド等のアクションフィギュアやブロック、組立おもちゃ、ゲーム他を取り扱い、世界の乳幼児・子供向けに、遊びを通じて子供たちを成長させる革新的な製品と体験を提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース