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    2025年7月20日 9時15分

    【杉村富生の短期相場観測】 ─外国人はなぜ、日本株を執拗に買うのか?

    「外国人はなぜ、日本株を執拗に買うのか?」

    ●7月18日~8月11日に絶好の買い場到来!

     なぜ、外国人は日本株を執拗に買っているのか。市場関係者は「トランプ関税に加え、政治は混迷気味なのに」という。しかし、これが相場である。株価は将来をみている。未来の姿を先取りするものだ。現在、過去ではない。トランプ関税は先が見えた。企業はそれなりに対応するだろう。政治は変わらざるを得ないし、変わると思う。

     外国人は4月第1週~7月第2週に、15週連続の買い越しとなった。この間の買い越し額は5兆3496億円に達する。外国人の連続買い越しは2012年11月~2013年3月の18週連続に次ぐ長さとなった。このときはアベノミクス(デフレ脱却、日本再生)相場を評価したもの。買い越し額は5兆6692億円だったが、今回はその水準に迫っている。

     この背景にはデカップリング(経済分断)の流れを受けた国際マネーのアメリカ一極集中の是正→多極分散の動き、日本企業の経営改革、株主還元姿勢の強化、日本株の相対的な出遅れ感などがあろう。2026年3月期の配当総額は20兆円と、5年連続で過去最高を見込む。日本勢のM&Aは1~6月に31兆円と激増、前年同期比3.6倍のペースである。

     自社株買い、増配、M&Aなど内部留保の積極活用はROE(株主資本利益率)を改善させ、PBR(株価純資産倍率)の上昇につながる。ちなみに、PBR、PER(株価収益率)、ROEの関係式は「PBR=ROE×PER」だ。ROEが10%を超えれば、PERの水準の10分の1がPBRになる。いままさに、株価の出遅れ修正の胎動が始まったのだ。壮大な上昇相場の幕開けである。ついて行くしかないじゃないか。

     もちろん、4~6月(日経平均株価は4月7日~6月30日に1万円強、32.7%の急騰劇を演じる)のような上昇局面に突入するには身をかがめる必要がある。タイミング的には7月18日~8月11日が水星の逆行(4月7日は2025年1回目の水星の逆行の最終日)だ。このどこかで天与の仕込みチャンス(安いところを買えない人には明日はない?)が訪れるだろう。

    ●第4次産業革命が株高を支援する!

     長期金利(10年物国債利回り)は一時、1.595%と急上昇した。為替は1ドル=148~149円の円安に振れている。独歩安だ。日本売りに近い。やはり、政治の迷走、放漫財政を危惧しているのであろう。さらに、インフレリスクが高まっている。アメリカは9月以降、利下げを開始し、量的金融引き締め(QT)は停止する。

     超金融緩和だ。これはハイテク中心の NASDAQ総合指数を押し上げるだろう。さらに、第4次産業革命である。AI(人工知能)を軸にIoTビッグデータロボティクスブロックチェーン データセンターなどサイバー空間と現実世界が融合する。人間の判断、知能領域にAIが入り込み、社会構造を激変させる。

     アメリカ市場では防衛AIのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>、ステーブルコインのサークル・インターネット・グループ<CRCL>、AIサーバーのコアウィーブ<CRWV>など新興企業が次々に登場している。データセンター関連のマイクロン・テクノロジー<MU>、シーゲイト・テクノロジー・ホールディングス<STX>は完全復活である。

     日本企業ではデータセクション <3905> [東証G]がデータセンター事業によって業容一変の夢が膨らみ、GMOインターネット <4784> [東証P]はグループ再編を断行、ネット基盤事業がメインになる。ETSグループ <253A> [東証S] は電力工事が売上高の8割を占める。電力需要は急増する。飛躍が期待できる。

     個別銘柄では男性コスメのリップス <373A> [東証G] 、パーキンソン病治療薬を開発中(最終段階)の住友ファーマ <4506> [東証P]、株価底入れ、業績浮上が見込めるペプチドリーム <4587> [東証P]、大出直り、再騰開始のフジクラ <5803> [東証P]に妙味があろう。

    2025年7月18日 記

    株探ニュース