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    2025年4月24日 7時53分

    株価指数先物【寄り前】 中国の報道がアルゴリズム発動のトリガーになる可能性

    大阪6月限ナイトセッション
    日経225先物 35440 +520 (+1.48%)
    TOPIX先物 2624.0 +38.0 (+1.46%)
    シカゴ日経平均先物 35355 +435
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     23日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。トランプ米大統領が米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の解任を否定したことを受け、FRBの独立性を巡る懸念が後退した。さらに対中関税についてはゼロにはならないものの、現状の145%からは下がるだろうとの見解も示した。米メディアは「トランプ政権が対中関税の大幅引き下げを検討」と報じており、関税政策の最悪シナリオへの警戒感が和らぎ、NYダウの上げ幅は一時1100ドルを超える場面もみられた。ただし、ベッセント米財務長官による「大統領から対中関税引き下げの一方的な提案はない」との発言が伝わり上値を抑えられた。

     S&P500業種別指数は自動車・同部品、半導体・同製造装置、小売の強さが目立った一方で、家庭用品・パーソナル用品、食品・生活必需品小売、エネルギーが下落。NYダウ構成銘柄では、ボーイング<BA>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、エヌビディア<NVDA>、アメリカン・エキスプレス<AXP>、セールスフォース<CRM>、アップル<AAPL>が上昇。半面、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>、ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が売られた。

     シカゴ日経平均先物(清算値)は大阪比435円高の3万5355円だった。日経225先物(6月限)のナイトセッションは日中比80円高の3万5000円で始まり、直後につけた3万4970円を安値にロング優勢となった。米国市場の取引開始後に上へのバイアスが強まり、3万5510円まで買われる場面もみられた。買い一巡後に3万5110円まで上げ幅を縮めたが、終盤にかけてロングが強まり、3万5440円でナイトセッションの取引を終えた。

     日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。25日移動平均線(3万4990円)が支持線として意識されやすく、ボリンジャーバンドの+1σ(3万6720円)とのレンジに移行する形になりそうだ。週足のボリンジャーバンドでは-1σ(3万4910円)を上抜けてきたことで、中心値となる13週線(3万6740円)とのレンジが期待されてくる。

     トランプ大統領が中国への強硬姿勢を和らげる可能性を匂わせてきたことで、これまで米中貿易摩擦の激化が警戒されて売られていた半導体株の一角には買い戻しの動きが強まる可能性がある。アドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上昇が見込まれるため、相対的に日経平均型優位の展開となりそうだ。

     中国政府の出方待ちとなり、関連する報道がアルゴリズム発動のトリガーになる可能性がある。引き続きトランプ大統領の発言に振らされやすい状況だが、日経225先物は抵抗線として機能していた25日線を上回ってきたことで、ショートカバーを誘う動きが強まりやすいだろう。

     昨夕決算を発表したファナック<6954>[東証P]は、ADR(米預託証券)で3%超の上昇となった。中国関連の一角との位置づけもあるため、センチメントを明るくさせそうだ。そのため、オプション権利行使価格の3万5000円から3万6000円のレンジを想定する。決算発表が本格化してくるほか、ゴールデンウイークに入ってくることでポジションを傾けにくい状況だが、押し目待ち狙いのロングもエントリーポイントを引き上げてきそうだ。

     23日の米VIX指数は28.45(22日は30.57)に低下した。20.00を上回っているものの、支持線として意識されていた25日線(28.82)を割り込んできたことで、リスク選好に向かわせやすいだろう。

     昨日のNT倍率は先物中心限月で13.50倍に低下。一時13.57倍まで上昇し25日線(13.54倍)を上回る場面もみられたが、その後は同線を下回っての推移を継続。25日線が抵抗線に変わるなかで、NTショートに振れやすくなった。ただし、本日は米中貿易摩擦に対する警戒が和らぐことにより、リバランスが入りそうである。25日線を突破してくるようだと、NTショートの巻き戻しが意識されよう。

    株探ニュース