2023年10月19日 15時18分
話題株ピックアップ【夕刊】(3):ログリー、テクノロジー、北の達人
■NOK <7240> 1,886円 -31 円 (-1.6%) 本日終値
NOK<7240>は3日ぶりに反落した。18日の取引終了後、投資有価証券の売却益を24年3月期第2四半期(7~9月)決算において特別利益として計上すると発表した。保有資産の効率的運用を図るため、上場有価証券16銘柄を9月に売却。投資有価証券売却益60億4000万円を計上する。業績予想に与える影響については、他の要因も含めて精査中とした。もっとも株式相場に調整色が強まり、自動車関連株全般に売り圧力が加わるなか、発表を受けて買い向かう姿勢は限られた。
■ログリー <6579> 713円 +100 円 (+16.3%) ストップ高 本日終値
ログリー<6579>はストップ高。同社は18日、提供するネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift(ログリーリフト)」について、世界最大の独立系セルサイド広告企業である米マグナイト<MGNI>とRTB(リアルタイム入札)接続を開始したと発表。これが買い材料視された。これにより、マグナイトと取引契約を締結している国内外のプログラマティックバイヤー(運用型広告の入札者)はログリーの提携メディアへの買い付けが可能となる。会社側では、マグナイトがトップクラスの媒体主との強力な関係を持ち、さまざまなデバイスやフォーマットに対応する高度な技術を有しているため、自社の長期的な収益拡大が見込めるとしている。
■テクノロジーズ <5248> 2,488円 +276 円 (+12.5%) 本日終値
テクノロジーズ<5248>が大幅続伸。同社はきょう、太陽光発電設備の施工・販売を手掛ける子会社のエコ革が森ビル(東京都港区)と協業すると発表しており、これが材料視されたようだ。森ビルは23年度末から24年度末にかけて、農業と太陽光発電を同時に行う「営農型太陽光発電所(メガソーラー)」を茨城県や群馬県、栃木県、埼玉県で全6サイト、延べ約10ヘクタールの開発・運営をエコ革と取り組むとしている。
■ヴィアHD <7918> 105円 +6 円 (+6.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
ヴィア・ホールディングス<7918>は急伸。18日の取引終了後に4~9月期業績予想の修正を発表。売上高については86億円から84億3500万円(前年同期比20.4%増)に引き下げたが、営業損益は2000万円の赤字から一転7700万円の黒字(前年同期5億6300万円の赤字)になる見通しを示しており、これを好感した買いが集まった。客数が回復途上にあるものの想定した数値に至らず、売上高は計画を下回る。一方、原価など変動経費のコントロールの改善が進んだことや、政府による光熱費の負担軽減支援などが寄与し、利益は改善する見込み。なお、通期の増収・黒字転換見通しに変更はない。
■北の達人 <2930> 205円 +10 円 (+5.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
北の達人コーポレーション<2930>が全般下げ相場のなかも押し目買い優勢、頑強な値動きで200円台を回復した。ここ主力株に利食い急ぎの動きが顕在化するなか、消去法的に低位株の一角に短期資金が流入している。同社株にも値ごろ感からの買いが観測されている。24年2月期上期(23年3~8月)は営業利益段階で前年同期比15%減益となったが、トップラインは同82%増と急増している。利益面でも足もとで回復色が強い。3~5月期は自社通販サイトの広告宣伝費先行計上の影響で営業赤字であったものの、6~8月期には前年同期比で約3倍の4億6800万円と大幅な改善をみせている。株式需給面では信用買い残が直近データでは増勢ながら、300万株を超えていた7~8月の水準からはピークアウトしている。一方で、信用売り残が直近で100万株台に乗せており、買い戻し圧力も働きやすい。
■タキヒヨー <9982> 1,001円 +36 円 (+3.7%) 本日終値
タキヒヨー<9982>が続伸。18日の取引終了後、自社株買いと自社株消却を実施すると発表しており、これが評価された。自社株買いの上限は20万株(自己株式を除く発行済み株数の2.17%)、または3億円。期間は10月23日から来年9月30日まで。自社株消却は10月31日付で20万株を実施する。
■ブリッジG <9225> 2,110円 +69 円 (+3.4%) 本日終値
ブリッジコンサルティンググループ<9225>が5日ぶり反発。午後1時ごろ、プロネクサス<7893>との間で業務提携契約を締結したと発表。これが手掛かりとなった。両社は、上場企業やIPO準備企業向けサービスの共同提案や共同支援、新規サービスの共同開発などを進めていく。
■アンジェス <4563> 84円 +2 円 (+2.4%) 本日終値
アンジェス<4563>が続伸。18日の取引終了後、慢性椎間板性腰痛症を対象とした「NF-κBデコイオリゴDNA」の国内での第2相臨床試験において、投与を開始したと発表したことが支援材料となったようだ。今回の治験を巡っては3月に塩野義製薬<4507>と協力に関する契約の締結を発表。これまで慢性椎間板性腰痛症の治療は、消炎鎮痛剤などによる対症療法が中心だったという。
■ヘッドウォータース <4011> 6,230円 +110 円 (+1.8%) 本日終値
ヘッドウォータース<4011>が高い。8月下旬の戻り高値形成後一貫して下値模索の動きを強いられていた。前日にはザラ場に5880円まで水準を切り下げ株式分割後の安値を更新したが、終値ではリバウンドに転じていた。同社は人工知能(AI)を活用したソリューションビジネスを手掛け、生成AI分野にもビジネス領域を広げている。そうしたなか前日の取引終了後、シーメンスとエヌビディア<NVDA>の先端技術を活用した「産業用メタバース活用支援ソリューション」を開発したことを発表、これが目先上値期待につながる材料として投資資金の攻勢を誘導した。
■イメージ・マジック <7793> 1,371円 +11 円 (+0.8%) 本日終値
イメージ・マジック<7793>はしっかり。18日の取引終了後、株主優待制度を新設すると発表した。12月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、運営するECサイト「オリジナルプリント.jp」で利用可能な3000円分相当のクーポンを贈呈する。今年12月から開始する。
●ストップ高銘柄
ムラキ <7477> 2,139円 +400 円 (+23.0%) ストップ高 本日終値
大和自動車交通 <9082> 1,083円 +150 円 (+16.1%) ストップ高 本日終値
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
山大 <7426> 1,579円 -500 円 (-24.1%) ストップ安 本日終値
ユークス <4334> 1,001円 -300 円 (-23.1%) ストップ安 本日終値
アトラスT <9563> 532円 -100 円 (-15.8%) ストップ安 本日終値
以上、3銘柄
株探ニュース
NOK<7240>は3日ぶりに反落した。18日の取引終了後、投資有価証券の売却益を24年3月期第2四半期(7~9月)決算において特別利益として計上すると発表した。保有資産の効率的運用を図るため、上場有価証券16銘柄を9月に売却。投資有価証券売却益60億4000万円を計上する。業績予想に与える影響については、他の要因も含めて精査中とした。もっとも株式相場に調整色が強まり、自動車関連株全般に売り圧力が加わるなか、発表を受けて買い向かう姿勢は限られた。
■ログリー <6579> 713円 +100 円 (+16.3%) ストップ高 本日終値
ログリー<6579>はストップ高。同社は18日、提供するネイティブ広告プラットフォーム「LOGLY lift(ログリーリフト)」について、世界最大の独立系セルサイド広告企業である米マグナイト<MGNI>とRTB(リアルタイム入札)接続を開始したと発表。これが買い材料視された。これにより、マグナイトと取引契約を締結している国内外のプログラマティックバイヤー(運用型広告の入札者)はログリーの提携メディアへの買い付けが可能となる。会社側では、マグナイトがトップクラスの媒体主との強力な関係を持ち、さまざまなデバイスやフォーマットに対応する高度な技術を有しているため、自社の長期的な収益拡大が見込めるとしている。
■テクノロジーズ <5248> 2,488円 +276 円 (+12.5%) 本日終値
テクノロジーズ<5248>が大幅続伸。同社はきょう、太陽光発電設備の施工・販売を手掛ける子会社のエコ革が森ビル(東京都港区)と協業すると発表しており、これが材料視されたようだ。森ビルは23年度末から24年度末にかけて、農業と太陽光発電を同時に行う「営農型太陽光発電所(メガソーラー)」を茨城県や群馬県、栃木県、埼玉県で全6サイト、延べ約10ヘクタールの開発・運営をエコ革と取り組むとしている。
■ヴィアHD <7918> 105円 +6 円 (+6.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率3位
ヴィア・ホールディングス<7918>は急伸。18日の取引終了後に4~9月期業績予想の修正を発表。売上高については86億円から84億3500万円(前年同期比20.4%増)に引き下げたが、営業損益は2000万円の赤字から一転7700万円の黒字(前年同期5億6300万円の赤字)になる見通しを示しており、これを好感した買いが集まった。客数が回復途上にあるものの想定した数値に至らず、売上高は計画を下回る。一方、原価など変動経費のコントロールの改善が進んだことや、政府による光熱費の負担軽減支援などが寄与し、利益は改善する見込み。なお、通期の増収・黒字転換見通しに変更はない。
■北の達人 <2930> 205円 +10 円 (+5.1%) 本日終値 東証プライム 上昇率4位
北の達人コーポレーション<2930>が全般下げ相場のなかも押し目買い優勢、頑強な値動きで200円台を回復した。ここ主力株に利食い急ぎの動きが顕在化するなか、消去法的に低位株の一角に短期資金が流入している。同社株にも値ごろ感からの買いが観測されている。24年2月期上期(23年3~8月)は営業利益段階で前年同期比15%減益となったが、トップラインは同82%増と急増している。利益面でも足もとで回復色が強い。3~5月期は自社通販サイトの広告宣伝費先行計上の影響で営業赤字であったものの、6~8月期には前年同期比で約3倍の4億6800万円と大幅な改善をみせている。株式需給面では信用買い残が直近データでは増勢ながら、300万株を超えていた7~8月の水準からはピークアウトしている。一方で、信用売り残が直近で100万株台に乗せており、買い戻し圧力も働きやすい。
■タキヒヨー <9982> 1,001円 +36 円 (+3.7%) 本日終値
タキヒヨー<9982>が続伸。18日の取引終了後、自社株買いと自社株消却を実施すると発表しており、これが評価された。自社株買いの上限は20万株(自己株式を除く発行済み株数の2.17%)、または3億円。期間は10月23日から来年9月30日まで。自社株消却は10月31日付で20万株を実施する。
■ブリッジG <9225> 2,110円 +69 円 (+3.4%) 本日終値
ブリッジコンサルティンググループ<9225>が5日ぶり反発。午後1時ごろ、プロネクサス<7893>との間で業務提携契約を締結したと発表。これが手掛かりとなった。両社は、上場企業やIPO準備企業向けサービスの共同提案や共同支援、新規サービスの共同開発などを進めていく。
■アンジェス <4563> 84円 +2 円 (+2.4%) 本日終値
アンジェス<4563>が続伸。18日の取引終了後、慢性椎間板性腰痛症を対象とした「NF-κBデコイオリゴDNA」の国内での第2相臨床試験において、投与を開始したと発表したことが支援材料となったようだ。今回の治験を巡っては3月に塩野義製薬<4507>と協力に関する契約の締結を発表。これまで慢性椎間板性腰痛症の治療は、消炎鎮痛剤などによる対症療法が中心だったという。
■ヘッドウォータース <4011> 6,230円 +110 円 (+1.8%) 本日終値
ヘッドウォータース<4011>が高い。8月下旬の戻り高値形成後一貫して下値模索の動きを強いられていた。前日にはザラ場に5880円まで水準を切り下げ株式分割後の安値を更新したが、終値ではリバウンドに転じていた。同社は人工知能(AI)を活用したソリューションビジネスを手掛け、生成AI分野にもビジネス領域を広げている。そうしたなか前日の取引終了後、シーメンスとエヌビディア<NVDA>の先端技術を活用した「産業用メタバース活用支援ソリューション」を開発したことを発表、これが目先上値期待につながる材料として投資資金の攻勢を誘導した。
■イメージ・マジック <7793> 1,371円 +11 円 (+0.8%) 本日終値
イメージ・マジック<7793>はしっかり。18日の取引終了後、株主優待制度を新設すると発表した。12月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、運営するECサイト「オリジナルプリント.jp」で利用可能な3000円分相当のクーポンを贈呈する。今年12月から開始する。
●ストップ高銘柄
ムラキ <7477> 2,139円 +400 円 (+23.0%) ストップ高 本日終値
大和自動車交通 <9082> 1,083円 +150 円 (+16.1%) ストップ高 本日終値
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
山大 <7426> 1,579円 -500 円 (-24.1%) ストップ安 本日終値
ユークス <4334> 1,001円 -300 円 (-23.1%) ストップ安 本日終値
アトラスT <9563> 532円 -100 円 (-15.8%) ストップ安 本日終値
以上、3銘柄
株探ニュース