（NY時間12:39）（日本時間02:39）
ＰＡＣＳ<PACS>　26.49（+9.66　+57.40%）

　看護ケアサービスのＰＡＣＳ<PACS>が急騰。同社は財務諸表の再表示と監査委員会による調査が完了したと発表した。第３四半期の売上高は３１％増となり、予想も上回った。

　マレーＣＥＯは、独立監査委員会が１１月に空売りで知られるファンドのレポートに記載された疑惑の調査を開始し、その作業が完了したと説明。今後は将来にしっかり目を向けると述べている。

　同社は９月に、監査委員会の調査に協力し、過去の財務諸表の再表示に取り組んでいると発表していた。また、アプトＣＦＯが企業倫理規範を含む社内規定への違反が調査で判明し、辞任している。

　アナリストは「経営陣が会計上の問題を解決し、内部統制に対処していることで、株価には依然大きな上昇余地がある」と述べている。米証券取引委員会（ＳＥＣ）への書類提出で最新の状態に戻ったことを評価している。

　また、強い第３四半期決算と適切に管理された売上高の再表示について「同社の堅調な事業モメンタムや業界平均を上回る人材ポートフォリオが、過去のパートＢ呼吸療法の請求慣行に依存していなかったことの強力な裏付けだ」とも指摘した。

（７－９月期・第３四半期）
・1株利益：0.32ドル（予想：0.43ドル）
・売上高：13.4億ドル　31％増（予想：11.5億ドル）

（通期見通し）
・売上高：52.5?53.5億ドル
・EBITDA（調整後）：4.8?4.9億ドル

【企業概要】
　米国内で、急性期後看護ケア施設運営とサービスを提供する。退院後の急性症状、病気、または重大な医療処置から回復するために追加の支援を必要とする個人にサービスを提供するほか、生活支援施設や在宅医療、一部のコミュニティでは、高齢者介護・介護付き住宅・自立生活のオプションも手掛ける。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース