（NY時間10:23）（日本時間23:23）
グローバント<GLOB>　68.91（-9.22　-11.80%）

　ＩＴサービスのグローバント<GLOB>が大幅安。前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想範囲内だったものの、通期の売上高見通しを若干ではあるが、下方修正したことが失望感に繋がっている。ＡＩ需要で事前の期待感が強かった。

　アナリストは「今回の見通し引き下げにより、投資家は成長回復の明確な兆しを待つ展開になるだろう」と述べている。「今回の引き下げは、２０２５年度末の成長が低調になることを示唆しており、２０２６年度にプラス成長を達成するには取り組みが必要であることを意味する」とも述べている。

　「同社に対するこれまでのプレミアム成長および実績に基づく投資仮説が揺らいだため、株式の評価を中立に引き下げる」とも述べた。ＡＩ関連へのネガティブな見方ではなく、不透明なマクロ環境や顧客の意思決定の遅れといった要因が影響を及ぼし始めたことを反映させた判断だという。

（４－６月・第２四半期）
・１株利益（調整後・非IFRS）：1.53ドル（予想：1.53ドル）
・売上高：6.14億ドル　4.5％増（予想：6.13億ドル）

（７－９月・第３四半期見通し）
・１株利益（調整後・非IFRS）：1.53ドル以上（予想：1.55ドル）
・売上高：6.15億ドル以上（予想：6.19億ドル）

（通期見通し）
・１株利益（調整後・非IFRS）：6.12ドル以上（従来：6.10ドル以上）（予想：6.13ドル）
・売上高：24.5億ドル以上（従来：24.6億ドル以上）（予想：24.7億ドル）

【企業概要】
　米国内外で、幅広いAIの専門知識を活用し、メディア＆エンターテインメント、金融、ヘルスケア＆ライフサイエンス、航空、スポーツ、自動車、ゲームなどの様々な業界向けに、AIリインベンション・ネットワークを通じて、データをインサイトとアクションへと変換し、AI導入と企業の成功を支援する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース