（NY時間14:39）（日本時間03:39）
オン・セミ<ON>　38.85（-3.06　-7.30%）

　半導体のオン・セミコンダクター<ON>が下落。取引開始前に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。株価は時間外で上昇していたものの、通常取引に入ると売り優勢となっている。第２四半期の１株利益の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。

　アナリストは「第１四半期の決算はポジティブな内容ではあるが、見通しがまちまちで、粗利益率の低下が１株利益と売上高の見通しを相殺している」と述べた。その上で「見通しは自動車と産業部門の底打ちと回復を反映している可能性が高い」とも述べていた。

（１－３月・第１四半期）
・１株利益（調整後）：0.55ドル（予想：0.51ドル）
・売上高：14.5億ドル　22％減（予想：14.0億ドル）
　　・アナログ・ミックスドシグナル：5.66億ドル（予想：5.34億ドル）
　　・パワーソリューション：6.45億ドル
　　・インテリジェント・センシング：2.34億ドル（予想：2.46億ドル）
・粗利益率（調整後）：40.0％（予想：40.1％）

（４－６月・第２四半期見通し）
・１株利益（調整後）：0.48～0.58ドル（予想：0.51ドル）
・売上高：14.0～15.0億ドル（予想：14.1億ドル）
・粗利益率（調整後）：36.5～38.5％（予想：39.0％）

【企業概要】
　半導体を製造・販売し、インテリジェントパワー・センシングソリューションを提供する。電子機器の電力供給用半導体、自動車・医療・航空宇宙・防衛分野向けカスタムASIC・SoCデバイス、高精度コンピューティングや通信用シグナルマネジメント半導体の他、産業用IoT向け高性能WiFi対応製品等も扱う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース