（NY時間09:36）（日本時間23:36）
ＮＸＰセミ<NXPI>　221.55（+0.53　+0.24%）

　オランダの半導体ＮＸＰセミコンダクターズ<NXPI>が前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。第１四半期の見通しも公表しており、概ね予想範囲内の見通しを示した。

　アナリストからは、第４四半期の数字はほぼ計画通りであったと指摘する一方、第１四半期のガイダンスは自動車および産業部門の不振が重荷になっているとの指摘が出ている。

　「ガイダンスが同業他社を上回り続けていることは認めるが、軟調なマクロ環境が続いており、下半期まで続くのかを評価するのはまだ難しい」と述べた。

　株価は小幅高の推移に留まっている。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株利益（調整後）：3.71ドル（予想：3.65ドル）
・売上高：34.2億ドル（予想：33.9億ドル）
　　自動車：19.0億ドル（予想：18.9億ドル）
　　産業＆ＩｏＴ：6.62億ドル（予想：6.56億ドル）
　　モバイル：4.06億ドル（予想：3.87億ドル）
　　通信インフラ・その他：4.55億ドル（予想：4.65億ドル）
・粗利益率（調整後）：58.7％（予想：58.5％）
・営業利益率（調整後）：35.6％（予想：35.3％）
・在庫：21.3億ドル（予想：19.8億ドル）
・FCF（調整後）：9.62億ドル（予想：9.71億ドル）

（１－３月・第１四半期見通し）
・1株利益（調整後）：2.97～3.38ドル（予想：3.17ドル）
・売上高：30.3～32.3億ドル（予想：31.7億ドル）
・粗利益率（調整後）：57.5～58.5％（予想：58.1％）
・営業利益率（調整後）：32.9～34.8％（予想：33.6％）

【企業概要】
　移動体通信、消費者電子製品、セキュリティ・アプリケーション、自動車内の娯楽機器、ネットワーキング用の半導体とソフトウェアを設計し、自動車、識別、ワイヤレス通信インフラ、照明、携帯機器、コンピュータ・アプリケーション用の製品を提供する半導体メーカー。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美