2025年3月19日 15時44分
話題株ピックアップ【夕刊】(2):中国電、アドテスト、アスクル
■中国電力 <9504> 940.6円 +14.6 円 (+1.6%) 本日終値
中国電力<9504>が後場に入り上げ幅を拡大。午前11時30分ごろ、25年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆4800億円から1兆4900億円(前期比8.5%減)へ、営業利益を930億円から1080億円(同47.8%減)へ、純利益を700億円から800億円(同40.1%減)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を10円から15円へ引き上げたことが好感された。冬季の気温の影響などによる需要の増加に加えて、送配電事業の営業利益が増加したことが要因。また、経営全般にわたる効率化に取り組んでいることも寄与する。
■アドバンテスト <6857> 8,283円 -421 円 (-4.8%) 本日終値 東証プライム 下落率8位
アドバンテスト<6857>とディスコ<6146>が反落。米エヌビディア<NVDA>が米国時間18日に開発者会議を開き、ジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)が基調講演を行った。次世代型のAI半導体「ブラックウェル・ウルトラ」を今年後半に投入する方針などが示されたが、サプライズ感に乏しいとの受け止めもあって同日の米株式市場でエヌビディアの株価は3%を超す下げとなった。エヌビディア関連と位置付けられるアドテストとディスコもツレ安を余儀なくされる形となった。
■アスクル <2678> 1,606円 -81 円 (-4.8%) 本日終値 東証プライム 下落率10位
アスクル<2678>は3日ぶり反落。18日取引終了後、25年5月期連結業績予想について売上高を5000億円から4800億円(前期比1.8%増)へ、営業利益を180億円から140億円(同17.4%減)へ下方修正すると発表した。売上高が期初計画よりも減少する見込みのため。これが嫌気された。あわせて、取得上限500万株(自己株式を除く発行済み株数の5.28%)、または80億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は3月19日から9月30日まで。取得した自社株は10月20日付で消却する。
■Welby <4438> 404円 +80 円 (+24.7%) ストップ高 本日終値
Welby<4438>はストップ高。この日、スイス製薬大手ノバルティス<NVS>の日本法人であるノバルティスファーマとの間で、高血圧治療ガイドラインにおける降圧目標達成率向上に向けた協業に合意したと発表した。これにより、個人の健康・医療に関わる情報「パーソナル・ヘルス・レコード(PHR)」を活用した血圧管理の向上と適切な高血圧治療が患者に届くことを目指す。
■バリュークリエーション <9238> 1,608円 +300 円 (+22.9%) ストップ高 本日終値
バリュークリエーション<9238>は急反騰。18日の取引終了後、WEBマーケティング事業などを展開するDad(福岡市中央区)から、新規売り上げ直結型のリストマーケティングサービスであるLisma事業を譲受すると発表したことが好感された。売り上げ・利益の増加だけでなく、既存及び新規クライアントへの提案強化やノウハウ共有による相乗効果が期待できると判断した。取得価額は4000万円。同件による業績への影響は軽微としている。
■ペルセウス <4882> 884円 +150 円 (+20.4%) ストップ高 本日終値
ペルセウスプロテオミクス<4882>がストップ高に買われ、昨年来高値を更新した。同社は18日の取引終了後、真性多血症患者を対象とする抗トランスフェリン受容体1抗体PPMX-T003の第1相試験について、治験統括報告書(CSR)が完成したと開示した。全6例において安全性を懸念するような重篤な有害事象は認められず、ヘマトクリットやヘモグロビンなどの赤血球パラメーターで薬効が示唆されたとしている。開示内容を好感した買いが集まり、株価を押し上げたようだ。
■ディーエムエス <9782> 2,370円 +400 円 (+20.3%) ストップ高 本日終値
ディーエムエス<9782>がストップ高。18日の取引終了後、25年3月期の期末配当予想を49円から199円へ大幅増額修正したことが好感された。中間配当と合わせた年間配当予想は236円(前期79円)となり、157円の増配になる。配当方針の変更に伴うもので、変更前は配当性向60%を目安としていたが、変更後はDOE(純資産配当率)8%を目安としている。
■システム・ロケーション <2480> 1,494円 +244 円 (+19.5%) 本日終値
システム・ロケーション<2480>が急騰。18日の取引終了後、25年3月末時点の株主から株主優待制度を新設すると発表したことが好感された。毎年9月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に保有株数に応じて1000円~1万円分のQUOカードを、毎年3月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に保有株数に応じて500~4000円分のQUOカードをそれぞれ贈呈する。
■グッドパッチ <7351> 676円 +100 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値
グッドパッチ<7351>は急騰。18日の取引終了後、25年8月期の業績予想の修正を発表し、今期の最終利益予想を従来の見通しから1億6000万円増額して2億7300万円(前期比25倍)に見直した。業況を好感した買いが入ったようだ。今期の売上高予想は5億6600万円増額して49億4600万円(同25.5%増)、営業利益予想は2億1500万円増額して4億1900万円(同12倍)に見直した。営業利益と経常利益は過去最高益の更新を見込む。デザインパートナー事業でのプロジェクトの獲得・継続状況が好調なものとなり、デザイナー稼働率が向上し収益性が改善する。
■東京ラヂエーター製造 <7235> 987円 +112 円 (+12.8%) 一時ストップ高 本日終値
東京ラヂエーター製造<7235>が急騰し昨年来高値を更新した。18日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を330億円から339億円(前期比1.5%増)へ、営業利益を14億円から16億円(同14.5%増)へ、純利益を11億円から13億円(同22.7%減)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を13円から28円50銭へ引き上げたことが好感された。国内トラック市場向けが堅調に推移したことに加えて、製品ミックスや原価低減の推進などによる収益改善効果が寄与した。なお、年間配当予想は41円50銭となり、前期実績(23円)に対しては18円50銭の増配になる。同時に、自社株400万株(発行済み株数の27.78%)を3月31日付で消却すると発表した。消却後の発行済み株数は1040万株となる。
株探ニュース
中国電力<9504>が後場に入り上げ幅を拡大。午前11時30分ごろ、25年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆4800億円から1兆4900億円(前期比8.5%減)へ、営業利益を930億円から1080億円(同47.8%減)へ、純利益を700億円から800億円(同40.1%減)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を10円から15円へ引き上げたことが好感された。冬季の気温の影響などによる需要の増加に加えて、送配電事業の営業利益が増加したことが要因。また、経営全般にわたる効率化に取り組んでいることも寄与する。
■アドバンテスト <6857> 8,283円 -421 円 (-4.8%) 本日終値 東証プライム 下落率8位
アドバンテスト<6857>とディスコ<6146>が反落。米エヌビディア<NVDA>が米国時間18日に開発者会議を開き、ジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)が基調講演を行った。次世代型のAI半導体「ブラックウェル・ウルトラ」を今年後半に投入する方針などが示されたが、サプライズ感に乏しいとの受け止めもあって同日の米株式市場でエヌビディアの株価は3%を超す下げとなった。エヌビディア関連と位置付けられるアドテストとディスコもツレ安を余儀なくされる形となった。
■アスクル <2678> 1,606円 -81 円 (-4.8%) 本日終値 東証プライム 下落率10位
アスクル<2678>は3日ぶり反落。18日取引終了後、25年5月期連結業績予想について売上高を5000億円から4800億円(前期比1.8%増)へ、営業利益を180億円から140億円(同17.4%減)へ下方修正すると発表した。売上高が期初計画よりも減少する見込みのため。これが嫌気された。あわせて、取得上限500万株(自己株式を除く発行済み株数の5.28%)、または80億円とする自社株買いの実施を発表した。期間は3月19日から9月30日まで。取得した自社株は10月20日付で消却する。
■Welby <4438> 404円 +80 円 (+24.7%) ストップ高 本日終値
Welby<4438>はストップ高。この日、スイス製薬大手ノバルティス<NVS>の日本法人であるノバルティスファーマとの間で、高血圧治療ガイドラインにおける降圧目標達成率向上に向けた協業に合意したと発表した。これにより、個人の健康・医療に関わる情報「パーソナル・ヘルス・レコード(PHR)」を活用した血圧管理の向上と適切な高血圧治療が患者に届くことを目指す。
■バリュークリエーション <9238> 1,608円 +300 円 (+22.9%) ストップ高 本日終値
バリュークリエーション<9238>は急反騰。18日の取引終了後、WEBマーケティング事業などを展開するDad(福岡市中央区)から、新規売り上げ直結型のリストマーケティングサービスであるLisma事業を譲受すると発表したことが好感された。売り上げ・利益の増加だけでなく、既存及び新規クライアントへの提案強化やノウハウ共有による相乗効果が期待できると判断した。取得価額は4000万円。同件による業績への影響は軽微としている。
■ペルセウス <4882> 884円 +150 円 (+20.4%) ストップ高 本日終値
ペルセウスプロテオミクス<4882>がストップ高に買われ、昨年来高値を更新した。同社は18日の取引終了後、真性多血症患者を対象とする抗トランスフェリン受容体1抗体PPMX-T003の第1相試験について、治験統括報告書(CSR)が完成したと開示した。全6例において安全性を懸念するような重篤な有害事象は認められず、ヘマトクリットやヘモグロビンなどの赤血球パラメーターで薬効が示唆されたとしている。開示内容を好感した買いが集まり、株価を押し上げたようだ。
■ディーエムエス <9782> 2,370円 +400 円 (+20.3%) ストップ高 本日終値
ディーエムエス<9782>がストップ高。18日の取引終了後、25年3月期の期末配当予想を49円から199円へ大幅増額修正したことが好感された。中間配当と合わせた年間配当予想は236円(前期79円)となり、157円の増配になる。配当方針の変更に伴うもので、変更前は配当性向60%を目安としていたが、変更後はDOE(純資産配当率)8%を目安としている。
■システム・ロケーション <2480> 1,494円 +244 円 (+19.5%) 本日終値
システム・ロケーション<2480>が急騰。18日の取引終了後、25年3月末時点の株主から株主優待制度を新設すると発表したことが好感された。毎年9月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に保有株数に応じて1000円~1万円分のQUOカードを、毎年3月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に保有株数に応じて500~4000円分のQUOカードをそれぞれ贈呈する。
■グッドパッチ <7351> 676円 +100 円 (+17.4%) ストップ高 本日終値
グッドパッチ<7351>は急騰。18日の取引終了後、25年8月期の業績予想の修正を発表し、今期の最終利益予想を従来の見通しから1億6000万円増額して2億7300万円(前期比25倍)に見直した。業況を好感した買いが入ったようだ。今期の売上高予想は5億6600万円増額して49億4600万円(同25.5%増)、営業利益予想は2億1500万円増額して4億1900万円(同12倍)に見直した。営業利益と経常利益は過去最高益の更新を見込む。デザインパートナー事業でのプロジェクトの獲得・継続状況が好調なものとなり、デザイナー稼働率が向上し収益性が改善する。
■東京ラヂエーター製造 <7235> 987円 +112 円 (+12.8%) 一時ストップ高 本日終値
東京ラヂエーター製造<7235>が急騰し昨年来高値を更新した。18日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を330億円から339億円(前期比1.5%増)へ、営業利益を14億円から16億円(同14.5%増)へ、純利益を11億円から13億円(同22.7%減)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を13円から28円50銭へ引き上げたことが好感された。国内トラック市場向けが堅調に推移したことに加えて、製品ミックスや原価低減の推進などによる収益改善効果が寄与した。なお、年間配当予想は41円50銭となり、前期実績(23円)に対しては18円50銭の増配になる。同時に、自社株400万株(発行済み株数の27.78%)を3月31日付で消却すると発表した。消却後の発行済み株数は1040万株となる。
株探ニュース