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    2026年1月14日 8時06分

    株価指数先物【寄り前】 5万4000円を中心とした押し目狙いのロング対応

    大阪3月限ナイトセッション
    日経225先物 53960 +200 (+0.37%)
    TOPIX先物 3620.5 +10.0 (+0.27%)
    シカゴ日経平均先物 53975 +215
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     13日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が下落。2025年12月の米消費者物価指数(CPI)は食品とエネルギーを除くコア指数が市場予想を下回った。米連邦準備理事会(FRB)が1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置くとの市場の見方は変わらなかった。ただ、トランプ米政権が圧力を強めていることで、FRBの独立性を巡る不透明感が相場の重荷になった。また、イラン情勢の悪化といった地政学リスクへの警戒も持ち高調整の売りに向かわせたようだ。

     NYダウ構成銘柄ではウォルマート<WMT>、ボーイング<BA>、シスコシステムズ<CSCO>、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>、ホーム・デポ<HD>が買われた。半面、セールスフォース<CRM>、ビザ<V>、JPモルガン・チェース<JPM>、トラベラーズ<TRV>、IBM<IBM>が軟調。

     シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は大阪比215円高の5万3975円だった。日経225先物(3月限)のナイトセッションは日中比30円高の5万3790円で始まった。直後につけた5万3740円を安値にロング優勢となり、米国市場の取引開始直後に5万4190円まで買われる場面もみられた。買い一巡後に5万3830円まで上げ幅を縮めたものの、中盤にかけて再び5万4150円まで切り返している。終盤にかけては5万3900円~5万4050円辺りで保ち合い、日中比200円高の5万3960円でナイトセッションを終えた。

     日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや買いが先行しそうだ。前日に1680円高と大幅な上昇をみせたが、ナイトセッションでも狭いレンジながら高値圏での推移が続いた。上向きで推移するボリンジャーバンドの+2σ(5万3270円)と+3σ(5万4460円)に沿ったトレンドが意識されやすいだろう。

     前日の急伸で過熱感は警戒されるが、高市首相が23日召集の通常国会冒頭で衆院を解散する意向を固めたと伝えられるなかで政策期待が高まりやすく、ショートは避けたいところであろう。+3σ突破を狙った積極的なロングは手控えられるものの、+2σ接近では押し目待ち狙いのロング対応に向かわせそうだ。

     そのため、オプション権利行使価格の5万4000円を中心とした上下の権利行使価格となる、5万3500円から5万4500円辺りのレンジを想定する。週足の+2σが5万3440円辺りに位置しており、同バンドを割り込んでくる局面では、短期的にショートを仕掛けてくる可能性はあろう。

     13日の米VIX指数は15.98(12日は15.12)に上昇した。25日移動平均線(15.26)を突破し、一時16.50まで上げる場面もみられた。ボトム圏での推移ながら25日線が支持線として意識されてくるようだと、75日線(17.41)辺りが射程に入ってくる可能性も考えられ、市場心理をやや神経質にさせそうだ。

     昨日のNT倍率は先物中心限月で14.88倍に上昇。一時14.98倍まで上げる場面もみられ、5日につけた14.93倍を突破した。ただ、その後は75日線(14.90倍)での攻防をみせており、同線を支持線に変えてくるかを見極めたい。

     なお、トランプ政権はエヌビディア<NVDA>のAI半導体「H200」の中国への輸出を承認したと報じられている。指数インパクトの大きい値がさハイテク株への支援材料になると考えられ、NTロングに振れやすくなりそうだ。

    株探ニュース