2025年11月19日 0時12分
ダウ平均、550ドル超の大幅続落 本日も前日からの雰囲気を継続=米国株序盤
NY株式18日(NY時間10:11)(日本時間00:11)
ダウ平均 46036.06(-554.18 -1.19%)
ナスダック 22321.39(-386.68 -1.70%)
CME日経平均先物 48600(大証終比:+100 +0.21%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は550ドル超の大幅続落。本日も前日からの雰囲気を継続。AI関連の高バリュエーションに対する懸念からIT・ハイテク株の下落が続いているほか、暗号資産市場でビットコインが一時9万ドルを割り込んだことが市場のセンチメントを重くしている。
明日の引け後に決算を控えているエヌビディア<NVDA>が下落し、パランティア<PLTR>、アマゾン<AMZN>、マイクロソフト<MSFT>も下落。アマゾンとマイクロソフトはアナリストによる「中立」への投資判断引き下げも伝わっていた。
エヌビディアは今月に入って8%下落しているが、今年のAI主導の相場上昇の強さを巡る議論の中心となっている。高バリュエーションや、IT大手によるAI関連の設備投資のための相次ぐ巨額の社債の発行もあり、市場はAIのファンダメンタルズへの懸念を高めているようだ。
アルファベット<GOOG><GOOGL>のピチャイCEOは英BBCとのインタビューで、「現在のAIブームには、一部に非合理性があり、バブルが崩壊した場合に影響を免れる企業はない」と述べていた。
ビットコインは一時9万ドルを割り込み、10月初旬の最高値からの下落が続いている。多くのIT・ハイテク株への投資家が、同時に暗号資産も多く保有しており、ビットコインの急落は株式市場のさらなる下押しに繋がるのではとの懸念も出ているようだ。
ストラテジストは「ここ数週間で市場の語り口調は劇的に変化しており、AIに関する市場の反応は、設備投資拡大を肯定的に評価していた段階から、さらなる投資と将来リターンに対する急速な懐疑へと急旋回している」と指摘。その上で「実需の投資家とテクニカル勢のポジションが極端に偏っていることも相まって、急速なリスク削減とそれに伴うナラティブの修正が起きている」と述べた。
さらに、FRBは12月に利下げを見送るのではという懸念も強まっている。短期金融市場での12月の利下げ確率は50%未満に低下しており、1カ月前の90%超から大きく後退。
投資家はFRBが景気を下支えし、株高の正当化に必要な低金利環境を維持することを期待していた。今週は10月分のFOMC議事録と9月の米雇用統計の発表が、それぞれ水曜日と木曜日に控えている。
アップル<AAPL> 266.44(-1.02 -0.38%)
マイクロソフト<MSFT> 494.36(-13.13 -2.59%)
アマゾン<AMZN> 225.87(-7.00 -3.01%)
アルファベットC<GOOG> 280.62(-4.99 -1.75%)
アルファベットA<GOOGL> 280.00(-5.02 -1.76%)
テスラ<TSLA> 396.46(-12.46 -3.05%)
エヌビディア<NVDA> 180.32(-6.28 -3.36%)
メタ<META> 586.01(-16.00 -2.66%)
AMD<AMD> 226.01(-14.52 -6.03%)
イーライリリー<LLY> 1025.34(+3.64 +0.36%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 46036.06(-554.18 -1.19%)
ナスダック 22321.39(-386.68 -1.70%)
CME日経平均先物 48600(大証終比:+100 +0.21%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は550ドル超の大幅続落。本日も前日からの雰囲気を継続。AI関連の高バリュエーションに対する懸念からIT・ハイテク株の下落が続いているほか、暗号資産市場でビットコインが一時9万ドルを割り込んだことが市場のセンチメントを重くしている。
明日の引け後に決算を控えているエヌビディア<NVDA>が下落し、パランティア<PLTR>、アマゾン<AMZN>、マイクロソフト<MSFT>も下落。アマゾンとマイクロソフトはアナリストによる「中立」への投資判断引き下げも伝わっていた。
エヌビディアは今月に入って8%下落しているが、今年のAI主導の相場上昇の強さを巡る議論の中心となっている。高バリュエーションや、IT大手によるAI関連の設備投資のための相次ぐ巨額の社債の発行もあり、市場はAIのファンダメンタルズへの懸念を高めているようだ。
アルファベット<GOOG><GOOGL>のピチャイCEOは英BBCとのインタビューで、「現在のAIブームには、一部に非合理性があり、バブルが崩壊した場合に影響を免れる企業はない」と述べていた。
ビットコインは一時9万ドルを割り込み、10月初旬の最高値からの下落が続いている。多くのIT・ハイテク株への投資家が、同時に暗号資産も多く保有しており、ビットコインの急落は株式市場のさらなる下押しに繋がるのではとの懸念も出ているようだ。
ストラテジストは「ここ数週間で市場の語り口調は劇的に変化しており、AIに関する市場の反応は、設備投資拡大を肯定的に評価していた段階から、さらなる投資と将来リターンに対する急速な懐疑へと急旋回している」と指摘。その上で「実需の投資家とテクニカル勢のポジションが極端に偏っていることも相まって、急速なリスク削減とそれに伴うナラティブの修正が起きている」と述べた。
さらに、FRBは12月に利下げを見送るのではという懸念も強まっている。短期金融市場での12月の利下げ確率は50%未満に低下しており、1カ月前の90%超から大きく後退。
投資家はFRBが景気を下支えし、株高の正当化に必要な低金利環境を維持することを期待していた。今週は10月分のFOMC議事録と9月の米雇用統計の発表が、それぞれ水曜日と木曜日に控えている。
アップル<AAPL> 266.44(-1.02 -0.38%)
マイクロソフト<MSFT> 494.36(-13.13 -2.59%)
アマゾン<AMZN> 225.87(-7.00 -3.01%)
アルファベットC<GOOG> 280.62(-4.99 -1.75%)
アルファベットA<GOOGL> 280.00(-5.02 -1.76%)
テスラ<TSLA> 396.46(-12.46 -3.05%)
エヌビディア<NVDA> 180.32(-6.28 -3.36%)
メタ<META> 586.01(-16.00 -2.66%)
AMD<AMD> 226.01(-14.52 -6.03%)
イーライリリー<LLY> 1025.34(+3.64 +0.36%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース