2024年7月9日 11時37分
話題株ピックアップ【昼刊】:フジクラ、WNIウェザ、レゾナック
■フジクラ <5803> 3,448円 +360 円 (+11.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
フジクラ<5803>が急動意。生成AI市場の拡大を背景にデータセンターの建設需要が世界的に高まりをみせている。大容量の情報をやりとりする上で、そのインフラとして光ファイバーなどの光学製品需要も押し上げられており、同製品で高い実績を持つ同社株に物色の矛先が向いた。前日の米国株市場でディスプレー用ガラス基板や光ファイバーを手掛けるコーニング<GLW>が業績の上方修正を受け急騰を演じたことで、その連想買いを誘導した格好だ。また、7日の東京都知事選で小池百合子氏が3選を果たしたが、小池氏が掲げる政策の「電線地中化」では同社や古河電気工業<5801>など電線メーカーの商機が高まるとの見方があり、株価の押し上げ材料となっている。
■ウェザーニューズ <4825> 5,260円 +520 円 (+11.0%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
ウェザーニューズ<4825>は急騰。民間の気象情報会社として世界首位級の実力を有するが、業績も20年5月期以降は毎期増収増益を続けるなど高い収益成長力をいかんなく発揮している。そうしたなか、同社が8日取引終了後に発表した25年5月期の業績予想は、営業利益が前期比16%増の38億円と2ケタ増益を見込み、9期ぶりの過去最高利益更新となる。有料会員からの課金収入が順調に拡大基調にあり、収益の押し上げが続く。また、好業績を背景に株主還元も強化し、今期の年間配当は前期実績から10円増配となる130円を計画している。これらを評価する形で投資資金を呼び込んでいる。
■レゾナック <4004> 3,755円 +208 円 (+5.9%) 11:30現在 東証プライム 上昇率10位
レゾナック・ホールディングス<4004>がカイ気配スタートで3日ぶりに急反発、3500円台を横に走る75日移動平均線を足場に一段の上値指向を示している。同社は8日に、次世代半導体パッケージ分野において日米10社の企業連合を設立することを発表した。半導体材料メーカーなどが連携し、後工程の技術開発に向け米IT大手などと円滑な協業体制を構築する。関連企業が集まるシリコンバレーに拠点を設け、情報収集や開発などを迅速化させる狙いだ。同社は化学メーカー大手として半導体材料分野にも積極展開しており、後工程での材料供給で高い実績を持っている。今回の企業連合設立で、その強みが更に発揮できる可能性があり、足もとの株価を刺激する格好となっている。
■ガンホー <3765> 2,928円 +100 円 (+3.5%) 11:30現在
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が大幅反発し年初来高値を更新している。8日の取引終了後、ウォルト・ディズニー・ジャパン(東京都港区)協力のもとに開発を進めているスマートフォン向け完全新作RPG「ディズニー ピクセルRPG」を、日本をはじめとした世界18の国と地域で年内にサービスを開始すると発表しており、好材料視されている。「ディズニー ピクセルRPG」は、可愛らしいドット絵で描かれたディズニーキャラクターたちと一緒に冒険するRPG。8日にはストア予約をスタートしており、それにあわせて公式サイトと、X、インスタグラムなどの各SNSの公式アカウントを開設した。
■ネクソン <3659> 3,225円 +98 円 (+3.1%) 11:30現在
ネクソン<3659>が3日続伸し、年初来高値を更新した。8日、同社が配信を開始した2タイトルがゲームランキングで1位を獲得したと発表。株価の支援材料となったようだ。「The First Descendant」は2日にグローバルで配信を始めた後、わずか24時間でSteamの売り上げランキングで1位を獲得した。また、5月21日に中国で配信を開始した「アラド戦記モバイル」に関しては、iOSの売り上げランキングで1位を獲得し、その後6週連続で上位圏内を維持しているという。
■ディスコ <6146> 64,420円 +1,300 円 (+2.1%) 11:30現在
ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置大手メーカーに買いが集まっている。両銘柄とも3日ぶりに反発、アドテストは直近高値を上回り、今年4月1日以来約3カ月ぶりの株価水準に浮上した。前日の米国株市場では画像処理半導体(GPU)大手のエヌビディア<NVDA>が反発したほか、半導体セクター全般に投資資金が流入した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2%近い上昇で6連騰と上値追いが鮮明、史上最高値更新となった。これを受け東京市場でも半導体主力銘柄に国内外機関投資家とみられる大口の買いが観測される状況にある。
■不動テトラ <1813> 2,571円 +47 円 (+1.9%) 11:30現在
不動テトラ<1813>が続伸している。8日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに拠点を置く投資ファンドのエフィッシモ・キャピタル・マネージメントの保有割合が24.94%から26.12%に上昇したことが判明しており、思惑的な買いが入っているようだ。エフィッシモでは保有目的は純投資としており、報告義務発生日は7月1日となっている。
■ストライク <6196> 4,640円 +80 円 (+1.8%) 11:30現在
ストライク<6196>が続伸している。8日の取引終了後、出資先で未上場株式のセカンダリーマーケットを運営するFUNDINNO(東京都港区)と業務提携したと発表しており、好材料視されている。今回の提携は、ベンチャー企業の多様化するEXITや成長支援を強化するのが狙い。ストライクでは、スタートアップと事業会社を結びつけることで成長を目指す「イノベーション型M&A」の促進を目指すサービス「S venture Lab.」を運営しており、提携によりFUNDINNO利用企業と事業会社とを結びつけ、M&A機会を創出するほか、M&Aやオープンイノベーションなどを目的としたイベントの共同開催、顧客を相互に紹介することによる事業連携の促進・成長支援などを行うとしている。
■ノリタケ <5331> 4,145円 +50 円 (+1.2%) 11:30現在
ノリタケカンパニーリミテド<5331>が続伸している。同社は8日、大気中の二酸化炭素(CO2)を直接回収する多孔質部材「SUPCA(サプカ)」を開発したと発表。カーボンニュートラル化につながる部材の今後の普及拡大を期待した買いが入ったようだ。従来のビーズ材の吸着材に比べCO2の吸収速度が速く、回収に必要なエネルギーを低下できる。柔軟性があり加工も容易で、さまざまな形状で利用することが可能という。
■UNEXT <9418> 4,285円 -315 円 (-6.9%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ
U-NEXT HOLDINGS<9418>が大幅安となっている。8日の取引終了後に発表した第3四半期累計(23年9月~24年5月)連結決算は、売上高2355億3700万円(前年同期比16.5%増)、営業利益235億3300万円(同51.2%増)、純利益130億1400万円(同55.5%増)と大幅増益となったものの、材料出尽くし感から売られているようだ。DX商材や家賃保証などのリカーリングサービスが継続的に成長した店舗サービスや、全てのサービス区分が堅調だった通信、新紙幣発行に伴う自動精算機の入れ替え特需があった業務用システムの3事業で3~5月期は四半期における過去最高の売上高・営業利益を達成した。また、コンテンツ配信事業がParavi統合効果と大幅なユーザー増により増収増益となったほか、エネルギー事業もU-POWER顧客増とUSENでんき収益性向上で大幅増益となり業績を押し上げた。なお、24年8月期通期業績予想は、売上高3160億円(前期比14.3%増)、営業利益285億円(同32.2%増)、純利益147億円(同34.1%増)の従来見通しを据え置いているが、会社側では「第4四半期に販促強化などを実行も通期着地は予想を上回る見込み」としている。
■ウエルシア <3141> 1,840円 -104.5 円 (-5.4%) 11:30現在 東証プライム 下落率3位
ウエルシアホールディングス<3141>は安い。8日取引終了後に3~5月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比2.2%増の3047億3400万円、純利益は同44.9%減の28億2400万円だった。大幅減益となったことが嫌気され売られている。増収を確保したものの、会社計画(売上高3140億9500万円、純利益43億1800万円)との比較では売上高、純利益ともに下振れした。ポイントサービス変更による客数の伸び悩み、たばこや関連購買の減少が要因。税制改正の影響も響いた。なお、通期の増収増益見通しは据え置いた。
■フジ <8278> 1,922円 -67 円 (-3.4%) 11:30現在 東証プライム 下落率10位
フジ<8278>は反落している。同社は8日の取引終了後、25年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比35.4%減の18億900万円となった。大幅減益となったほか、通期の計画に対する経常利益の進捗率は10%台と低調な滑り出しとなり、見切り売りを促す要因となった。営業収益は同0.4%増の1961億6500万円だった。従業員に対する賃上げの影響が出たほか、既存店の活性化や販売促進、本社移転に関する費用の計上もあって、販売費及び一般管理費が増加した。企業合併に伴う法人税等調整額の増加も響き、最終利益は同94.0%減の1億700万円となった。
■EduLab <4427> 358円 +80 円 (+28.8%) ストップ高 11:30現在
EduLab<4427>がストップ高。全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)のオンライン化を巡り文部科学省が8日、2027年度から実施する案を有識者会議に示したことが伝わっている。教育関連サービス会社のエデュラボはテスト運営・受託事業を手掛け、全国学力テストを受託した実績があることから、思惑的な物色が向かっているようだ。
■バリュークリエーション <9238> 1,313円 +217 円 (+19.8%) 一時ストップ高 11:30現在
バリュークリエーション<9238>は急騰。8日取引終了後に株主優待制度の拡充を発表しており、これを好感した買いが膨らんでいる。毎年2月末を基準日とする通常の株主優待について、現行では保有株数や期間に応じてQUOカード500~2000円分を贈呈したが、変更後は1500~6000円分とする。また、今年8月末を基準日とする上場1周年記念株主優待(100株以上保有が対象、保有期間の条件なし)についてはQUOカード1000円分から3000円分へ増額する。
●ストップ高銘柄
Amazia <4424> 441円 +80 円 (+22.2%) ストップ高 11:30現在
リベルタ <4935> 630円 +100 円 (+18.9%) ストップ高 11:30現在
W TOKYO <9159> 3,280円 +500 円 (+18.0%) ストップ高 11:30現在
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
フジクラ<5803>が急動意。生成AI市場の拡大を背景にデータセンターの建設需要が世界的に高まりをみせている。大容量の情報をやりとりする上で、そのインフラとして光ファイバーなどの光学製品需要も押し上げられており、同製品で高い実績を持つ同社株に物色の矛先が向いた。前日の米国株市場でディスプレー用ガラス基板や光ファイバーを手掛けるコーニング<GLW>が業績の上方修正を受け急騰を演じたことで、その連想買いを誘導した格好だ。また、7日の東京都知事選で小池百合子氏が3選を果たしたが、小池氏が掲げる政策の「電線地中化」では同社や古河電気工業<5801>など電線メーカーの商機が高まるとの見方があり、株価の押し上げ材料となっている。
■ウェザーニューズ <4825> 5,260円 +520 円 (+11.0%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
ウェザーニューズ<4825>は急騰。民間の気象情報会社として世界首位級の実力を有するが、業績も20年5月期以降は毎期増収増益を続けるなど高い収益成長力をいかんなく発揮している。そうしたなか、同社が8日取引終了後に発表した25年5月期の業績予想は、営業利益が前期比16%増の38億円と2ケタ増益を見込み、9期ぶりの過去最高利益更新となる。有料会員からの課金収入が順調に拡大基調にあり、収益の押し上げが続く。また、好業績を背景に株主還元も強化し、今期の年間配当は前期実績から10円増配となる130円を計画している。これらを評価する形で投資資金を呼び込んでいる。
■レゾナック <4004> 3,755円 +208 円 (+5.9%) 11:30現在 東証プライム 上昇率10位
レゾナック・ホールディングス<4004>がカイ気配スタートで3日ぶりに急反発、3500円台を横に走る75日移動平均線を足場に一段の上値指向を示している。同社は8日に、次世代半導体パッケージ分野において日米10社の企業連合を設立することを発表した。半導体材料メーカーなどが連携し、後工程の技術開発に向け米IT大手などと円滑な協業体制を構築する。関連企業が集まるシリコンバレーに拠点を設け、情報収集や開発などを迅速化させる狙いだ。同社は化学メーカー大手として半導体材料分野にも積極展開しており、後工程での材料供給で高い実績を持っている。今回の企業連合設立で、その強みが更に発揮できる可能性があり、足もとの株価を刺激する格好となっている。
■ガンホー <3765> 2,928円 +100 円 (+3.5%) 11:30現在
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が大幅反発し年初来高値を更新している。8日の取引終了後、ウォルト・ディズニー・ジャパン(東京都港区)協力のもとに開発を進めているスマートフォン向け完全新作RPG「ディズニー ピクセルRPG」を、日本をはじめとした世界18の国と地域で年内にサービスを開始すると発表しており、好材料視されている。「ディズニー ピクセルRPG」は、可愛らしいドット絵で描かれたディズニーキャラクターたちと一緒に冒険するRPG。8日にはストア予約をスタートしており、それにあわせて公式サイトと、X、インスタグラムなどの各SNSの公式アカウントを開設した。
■ネクソン <3659> 3,225円 +98 円 (+3.1%) 11:30現在
ネクソン<3659>が3日続伸し、年初来高値を更新した。8日、同社が配信を開始した2タイトルがゲームランキングで1位を獲得したと発表。株価の支援材料となったようだ。「The First Descendant」は2日にグローバルで配信を始めた後、わずか24時間でSteamの売り上げランキングで1位を獲得した。また、5月21日に中国で配信を開始した「アラド戦記モバイル」に関しては、iOSの売り上げランキングで1位を獲得し、その後6週連続で上位圏内を維持しているという。
■ディスコ <6146> 64,420円 +1,300 円 (+2.1%) 11:30現在
ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置大手メーカーに買いが集まっている。両銘柄とも3日ぶりに反発、アドテストは直近高値を上回り、今年4月1日以来約3カ月ぶりの株価水準に浮上した。前日の米国株市場では画像処理半導体(GPU)大手のエヌビディア<NVDA>が反発したほか、半導体セクター全般に投資資金が流入した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2%近い上昇で6連騰と上値追いが鮮明、史上最高値更新となった。これを受け東京市場でも半導体主力銘柄に国内外機関投資家とみられる大口の買いが観測される状況にある。
■不動テトラ <1813> 2,571円 +47 円 (+1.9%) 11:30現在
不動テトラ<1813>が続伸している。8日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、シンガポールに拠点を置く投資ファンドのエフィッシモ・キャピタル・マネージメントの保有割合が24.94%から26.12%に上昇したことが判明しており、思惑的な買いが入っているようだ。エフィッシモでは保有目的は純投資としており、報告義務発生日は7月1日となっている。
■ストライク <6196> 4,640円 +80 円 (+1.8%) 11:30現在
ストライク<6196>が続伸している。8日の取引終了後、出資先で未上場株式のセカンダリーマーケットを運営するFUNDINNO(東京都港区)と業務提携したと発表しており、好材料視されている。今回の提携は、ベンチャー企業の多様化するEXITや成長支援を強化するのが狙い。ストライクでは、スタートアップと事業会社を結びつけることで成長を目指す「イノベーション型M&A」の促進を目指すサービス「S venture Lab.」を運営しており、提携によりFUNDINNO利用企業と事業会社とを結びつけ、M&A機会を創出するほか、M&Aやオープンイノベーションなどを目的としたイベントの共同開催、顧客を相互に紹介することによる事業連携の促進・成長支援などを行うとしている。
■ノリタケ <5331> 4,145円 +50 円 (+1.2%) 11:30現在
ノリタケカンパニーリミテド<5331>が続伸している。同社は8日、大気中の二酸化炭素(CO2)を直接回収する多孔質部材「SUPCA(サプカ)」を開発したと発表。カーボンニュートラル化につながる部材の今後の普及拡大を期待した買いが入ったようだ。従来のビーズ材の吸着材に比べCO2の吸収速度が速く、回収に必要なエネルギーを低下できる。柔軟性があり加工も容易で、さまざまな形状で利用することが可能という。
■UNEXT <9418> 4,285円 -315 円 (-6.9%) 11:30現在 東証プライム 下落率トップ
U-NEXT HOLDINGS<9418>が大幅安となっている。8日の取引終了後に発表した第3四半期累計(23年9月~24年5月)連結決算は、売上高2355億3700万円(前年同期比16.5%増)、営業利益235億3300万円(同51.2%増)、純利益130億1400万円(同55.5%増)と大幅増益となったものの、材料出尽くし感から売られているようだ。DX商材や家賃保証などのリカーリングサービスが継続的に成長した店舗サービスや、全てのサービス区分が堅調だった通信、新紙幣発行に伴う自動精算機の入れ替え特需があった業務用システムの3事業で3~5月期は四半期における過去最高の売上高・営業利益を達成した。また、コンテンツ配信事業がParavi統合効果と大幅なユーザー増により増収増益となったほか、エネルギー事業もU-POWER顧客増とUSENでんき収益性向上で大幅増益となり業績を押し上げた。なお、24年8月期通期業績予想は、売上高3160億円(前期比14.3%増)、営業利益285億円(同32.2%増)、純利益147億円(同34.1%増)の従来見通しを据え置いているが、会社側では「第4四半期に販促強化などを実行も通期着地は予想を上回る見込み」としている。
■ウエルシア <3141> 1,840円 -104.5 円 (-5.4%) 11:30現在 東証プライム 下落率3位
ウエルシアホールディングス<3141>は安い。8日取引終了後に3~5月期連結決算を発表し、売上高は前年同期比2.2%増の3047億3400万円、純利益は同44.9%減の28億2400万円だった。大幅減益となったことが嫌気され売られている。増収を確保したものの、会社計画(売上高3140億9500万円、純利益43億1800万円)との比較では売上高、純利益ともに下振れした。ポイントサービス変更による客数の伸び悩み、たばこや関連購買の減少が要因。税制改正の影響も響いた。なお、通期の増収増益見通しは据え置いた。
■フジ <8278> 1,922円 -67 円 (-3.4%) 11:30現在 東証プライム 下落率10位
フジ<8278>は反落している。同社は8日の取引終了後、25年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比35.4%減の18億900万円となった。大幅減益となったほか、通期の計画に対する経常利益の進捗率は10%台と低調な滑り出しとなり、見切り売りを促す要因となった。営業収益は同0.4%増の1961億6500万円だった。従業員に対する賃上げの影響が出たほか、既存店の活性化や販売促進、本社移転に関する費用の計上もあって、販売費及び一般管理費が増加した。企業合併に伴う法人税等調整額の増加も響き、最終利益は同94.0%減の1億700万円となった。
■EduLab <4427> 358円 +80 円 (+28.8%) ストップ高 11:30現在
EduLab<4427>がストップ高。全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)のオンライン化を巡り文部科学省が8日、2027年度から実施する案を有識者会議に示したことが伝わっている。教育関連サービス会社のエデュラボはテスト運営・受託事業を手掛け、全国学力テストを受託した実績があることから、思惑的な物色が向かっているようだ。
■バリュークリエーション <9238> 1,313円 +217 円 (+19.8%) 一時ストップ高 11:30現在
バリュークリエーション<9238>は急騰。8日取引終了後に株主優待制度の拡充を発表しており、これを好感した買いが膨らんでいる。毎年2月末を基準日とする通常の株主優待について、現行では保有株数や期間に応じてQUOカード500~2000円分を贈呈したが、変更後は1500~6000円分とする。また、今年8月末を基準日とする上場1周年記念株主優待(100株以上保有が対象、保有期間の条件なし)についてはQUOカード1000円分から3000円分へ増額する。
●ストップ高銘柄
Amazia <4424> 441円 +80 円 (+22.2%) ストップ高 11:30現在
リベルタ <4935> 630円 +100 円 (+18.9%) ストップ高 11:30現在
W TOKYO <9159> 3,280円 +500 円 (+18.0%) ストップ高 11:30現在
など、4銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース