2024年6月26日 15時11分
話題株ピックアップ【夕刊】(2):日経レバ、オプティム、日ガス
■日経レバ <1570> 29,420円 +710 円 (+2.5%) 本日終値
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が大幅高で3連騰、今年4月4日以来となる3万円大台乗せを視界に入れている。前日の米国株市場ではNYダウが6日ぶりに反落したものの、これまで下値を探っていたナスダック総合株価指数が大きく切り返した。エヌビディア<NVDA>をはじめ半導体関連株が買い戻され、投資家のセンチメントが強気に傾いており、東京市場でもリスク選好の地合いとなっている。先物主導でショート筋が踏み上げられ、日経平均は500円を超える上昇で3万9700円台まで駆け上がっており、これを受けて日経平均連動型でハイボラティリティに組成された日経レバも急動意をみせる展開となった。日経レバは6月に入って信用買い残の減少が続いていたが、直近週(6月17~21日)は買い残が再び増勢に転じていた。個人投資家の先高期待が高まっていたことを裏付けている。
■オプティム <3694> 695円 +14 円 (+2.1%) 本日終値
オプティム<3694>が続伸。25日の取引終了後、AIを活用した文書管理サービス「OPTiM 電子帳簿保存」で、タイムスタンプ付与オプション機能の提供を開始したと発表しており、これが材料視された。同機能を活用することで、請求書や領収書などのデータをアップロードする際に認定タイムスタンプを付与し、電子帳簿保存法における真実性の確保の要件を満たした上で保管を行うことができるようになる。事務処理規程を作成せずに電子帳簿保存法対応が可能になることから、利用の裾野の拡大を期待した買いが入っているようだ。
■日本瓦斯 <8174> 2,405.5円 +47 円 (+2.0%) 本日終値
日本瓦斯<8174>が続伸。25日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を150万株(発行済み株数の1.35%)、または30億円としており、取得期間は6月26日から12月31日まで。適切なタイミングで自社株買いを実行し、高水準の株主還元を継続するのが狙い。また、7月24日付で自社株248万9900株(発行済み株数の2.23%)を消却する。
■日産化学 <4021> 5,000円 +60 円 (+1.2%) 本日終値
日産化学<4021>が反発。岩井コスモ証券は25日、同社株の投資判断を「B+」から「A」へ引き上げた。目標株価は6000円(従来6900円)とした。株価下落で投資妙味が増したと判断。特に第1四半期(4~6月)は減益見通しであることが警戒されているが、半導体材料や農薬・動物薬を軸に今後も持続的な成長が可能なことを忘れるべきではないとみている。同証券では25年3月期の連結営業利益は会社計画の500億円(前期比3.7%増)に対して530億円への上振れを予想している。5月に自社株買い枠の拡大と実施期間の延長が発表されたことも需給面でのプラス要因と指摘している。
■松竹 <9601> 9,485円 +34 円 (+0.4%) 本日終値
松竹<9601>がしっかり。25日の取引終了後、永谷園ホールディングス<2899>がMBOの一環として実施するTOBに応募すると発表。それに伴い25年2月期に投資有価証券売却益9億1500万円を特別利益として計上することが好材料視された。なお、通期業績予想への影響はその他の要因も含めて精査中としている。
■スギホールディングス <7649> 2,196.5円 -184 円 (-7.7%) 本日終値 東証プライム 下落率2位
スギホールディングス<7649>が3日ぶりに急反落した。25日の取引終了後に発表した25年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算は、売上高が前年同期比13.0%増の2009億5900万円、営業利益が同10.6%増の86億600万円だった。営業利益は前年同期比では2ケタの伸びとなったものの、3カ月単位で過去最高益となった前四半期(23年12月~24年2月)には届かず、物足りないと受け止めた投資家の売りが膨らんだようだ。関東・中部・関西・北陸信州エリアでのドミナント構築に向け、新規に29店舗を出店した一方、2店舗を閉店。77店舗の改装を実施した。
■日本オラクル <4716> 11,230円 -525 円 (-4.5%) 本日終値
日本オラクル<4716>は売りに押される展開。1万1700円台を軸とする極めて狭いゾーンでのもみ合いを続けていたが、目先ここを下に放れる動きとなった。データベース管理ソフトで圧倒的な実績を誇るが、業績も長きにわたって成長路線を走っている。同社が25日取引終了後に発表した24年5月期決算は最終利益が556億300万円と前の期比7%増益を達成、13期連続の過去最高利益更新となった。クラウド事業が金融や情報通信、官公庁向けで需要を捉え収益を押し上げている。ただ、前の期の業績好調は株価に織り込みが進んでおり、第4四半期(24年3~5月)の伸び率が微増にとどまったことが、嫌気されたもようだ。
■千代田化工建設 <6366> 303円 -11 円 (-3.5%) 本日終値
千代田化工建設<6366>は反落。25日取引終了後、決算発表を延期している24年3月期連結業績について、最終損益が180億円の黒字から一転160億円の赤字(前の期151億8700万円)に転落する見通しになったと発表。米テキサス州のLNGプロジェクトを共同遂行する米国企業が破産したことを巡り、今後のプロジェクト完工に向けて必要と見込まれる十分な費用(引当金)を見積もった。売上高見通しに変更はない。なお、決算発表日は6月26日の予定とした。
■ダイト <4577> 2,275円 -34 円 (-1.5%) 本日終値
ダイト<4577>が反落。25日の取引終了後、集計中の24年5月期連結業績について、売上高が従来予想の475億円から468億5000万円(前の期比3.9%増)へ、営業利益が48億円から38億5000万円(同26.1%減)へ、純利益が33億円から32億5000万円(同9.7%減)へ下振れて着地したようだと発表しており、嫌気された。原薬の販売が計画未達となったことや製剤でジェネリック医薬品の一部品目の販売数量が想定を下回ったことに加えて、健康食品で厳しい競争環境が続いたことが要因。また、想定を大幅に上回る円安による原材料費の増加や、薬価不採算品再算定の効果が見込みを下回ったことなども響いたとしている。
株探ニュース
NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が大幅高で3連騰、今年4月4日以来となる3万円大台乗せを視界に入れている。前日の米国株市場ではNYダウが6日ぶりに反落したものの、これまで下値を探っていたナスダック総合株価指数が大きく切り返した。エヌビディア<NVDA>をはじめ半導体関連株が買い戻され、投資家のセンチメントが強気に傾いており、東京市場でもリスク選好の地合いとなっている。先物主導でショート筋が踏み上げられ、日経平均は500円を超える上昇で3万9700円台まで駆け上がっており、これを受けて日経平均連動型でハイボラティリティに組成された日経レバも急動意をみせる展開となった。日経レバは6月に入って信用買い残の減少が続いていたが、直近週(6月17~21日)は買い残が再び増勢に転じていた。個人投資家の先高期待が高まっていたことを裏付けている。
■オプティム <3694> 695円 +14 円 (+2.1%) 本日終値
オプティム<3694>が続伸。25日の取引終了後、AIを活用した文書管理サービス「OPTiM 電子帳簿保存」で、タイムスタンプ付与オプション機能の提供を開始したと発表しており、これが材料視された。同機能を活用することで、請求書や領収書などのデータをアップロードする際に認定タイムスタンプを付与し、電子帳簿保存法における真実性の確保の要件を満たした上で保管を行うことができるようになる。事務処理規程を作成せずに電子帳簿保存法対応が可能になることから、利用の裾野の拡大を期待した買いが入っているようだ。
■日本瓦斯 <8174> 2,405.5円 +47 円 (+2.0%) 本日終値
日本瓦斯<8174>が続伸。25日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を150万株(発行済み株数の1.35%)、または30億円としており、取得期間は6月26日から12月31日まで。適切なタイミングで自社株買いを実行し、高水準の株主還元を継続するのが狙い。また、7月24日付で自社株248万9900株(発行済み株数の2.23%)を消却する。
■日産化学 <4021> 5,000円 +60 円 (+1.2%) 本日終値
日産化学<4021>が反発。岩井コスモ証券は25日、同社株の投資判断を「B+」から「A」へ引き上げた。目標株価は6000円(従来6900円)とした。株価下落で投資妙味が増したと判断。特に第1四半期(4~6月)は減益見通しであることが警戒されているが、半導体材料や農薬・動物薬を軸に今後も持続的な成長が可能なことを忘れるべきではないとみている。同証券では25年3月期の連結営業利益は会社計画の500億円(前期比3.7%増)に対して530億円への上振れを予想している。5月に自社株買い枠の拡大と実施期間の延長が発表されたことも需給面でのプラス要因と指摘している。
■松竹 <9601> 9,485円 +34 円 (+0.4%) 本日終値
松竹<9601>がしっかり。25日の取引終了後、永谷園ホールディングス<2899>がMBOの一環として実施するTOBに応募すると発表。それに伴い25年2月期に投資有価証券売却益9億1500万円を特別利益として計上することが好材料視された。なお、通期業績予想への影響はその他の要因も含めて精査中としている。
■スギホールディングス <7649> 2,196.5円 -184 円 (-7.7%) 本日終値 東証プライム 下落率2位
スギホールディングス<7649>が3日ぶりに急反落した。25日の取引終了後に発表した25年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算は、売上高が前年同期比13.0%増の2009億5900万円、営業利益が同10.6%増の86億600万円だった。営業利益は前年同期比では2ケタの伸びとなったものの、3カ月単位で過去最高益となった前四半期(23年12月~24年2月)には届かず、物足りないと受け止めた投資家の売りが膨らんだようだ。関東・中部・関西・北陸信州エリアでのドミナント構築に向け、新規に29店舗を出店した一方、2店舗を閉店。77店舗の改装を実施した。
■日本オラクル <4716> 11,230円 -525 円 (-4.5%) 本日終値
日本オラクル<4716>は売りに押される展開。1万1700円台を軸とする極めて狭いゾーンでのもみ合いを続けていたが、目先ここを下に放れる動きとなった。データベース管理ソフトで圧倒的な実績を誇るが、業績も長きにわたって成長路線を走っている。同社が25日取引終了後に発表した24年5月期決算は最終利益が556億300万円と前の期比7%増益を達成、13期連続の過去最高利益更新となった。クラウド事業が金融や情報通信、官公庁向けで需要を捉え収益を押し上げている。ただ、前の期の業績好調は株価に織り込みが進んでおり、第4四半期(24年3~5月)の伸び率が微増にとどまったことが、嫌気されたもようだ。
■千代田化工建設 <6366> 303円 -11 円 (-3.5%) 本日終値
千代田化工建設<6366>は反落。25日取引終了後、決算発表を延期している24年3月期連結業績について、最終損益が180億円の黒字から一転160億円の赤字(前の期151億8700万円)に転落する見通しになったと発表。米テキサス州のLNGプロジェクトを共同遂行する米国企業が破産したことを巡り、今後のプロジェクト完工に向けて必要と見込まれる十分な費用(引当金)を見積もった。売上高見通しに変更はない。なお、決算発表日は6月26日の予定とした。
■ダイト <4577> 2,275円 -34 円 (-1.5%) 本日終値
ダイト<4577>が反落。25日の取引終了後、集計中の24年5月期連結業績について、売上高が従来予想の475億円から468億5000万円(前の期比3.9%増)へ、営業利益が48億円から38億5000万円(同26.1%減)へ、純利益が33億円から32億5000万円(同9.7%減)へ下振れて着地したようだと発表しており、嫌気された。原薬の販売が計画未達となったことや製剤でジェネリック医薬品の一部品目の販売数量が想定を下回ったことに加えて、健康食品で厳しい競争環境が続いたことが要因。また、想定を大幅に上回る円安による原材料費の増加や、薬価不採算品再算定の効果が見込みを下回ったことなども響いたとしている。
株探ニュース