2024年6月6日 18時14分
株価指数先物【引け後】 買い一巡後は13週線を挟んで推移
大阪6月限
日経225先物 38760 +240 (+0.62%)
TOPIX先物 2761.0 +12.0 (+0.43%)
日経225先物(6月限)は、前日比240円高の3万8760円で取引を終了。寄り付きは3万8980円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8965円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まり、現物の寄り付き直後には3万9070円まで買われる場面も見られた。ただし、買い一巡後は利益確定に伴うロングの解消や、節目の3万9000円回復による戻り待ちのショートも入り、3万8850円~3万9000円辺りで保ち合いを継続。前場終盤にかけてレンジを割り込み、前引け時には3万8750円まで上げ幅を縮めた。
ランチタイムで3万3860円辺りまで戻す動きもみられたが、75日移動平均線水準での戻りの鈍さが意識されるなか、後場中盤には3万8700円まで軟化し、その後は3万8700円~3万8800円辺りでのレンジ推移となった。
米エヌビディア<NVDA>など半導体株が買われた流れを引き継ぎ、東京市場でも東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]などの強さが目立った。ただし、いずれも寄り付き直後に本日の高値を付けており、後場は持ち高調整により上げ幅を縮めていた。また、前日に空売りファンドによるレポートをきっかけに急落したレーザーテック <6920> [東証P]が、買い先行で始まったものの、その直後にまとまった売りを浴びる形となったことも投資家心理を神経質にさせた。
日経225先物は後場に入り持ち高調整の動きが続いたが、水準としては13週線を挟んだレンジであった。同線はやや下向きで推移しており、現在は3万8790円辺りに位置している。この水準を明日の終値で上回ることができるかが注目される。明日は米雇用統計の発表が予定されているほか、来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀の金融政策決定会合を控え、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られるだろうが、持ち高調整に伴うリバランスが強まる可能性はある。
また、13週線を上回ってくる局面では、ショートカバーを誘う動きに向かいやすいだろう。日経225先物は本日の値動きからはロングが積み上がっているとは考えづらく、13週線を支持線として75日線を捉えてくる展開も期待される。まずは13週線辺りを中心としたオプション権利行使価格の3万8750円を挟んだ上下の権利行使価格である、3万8625円から3万8875円での推移になりそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.03倍に上昇した。朝方は25日線が位置する14.04倍を上回り、一時14.13倍まで上昇した。ただし、14.13倍辺りで推移する200日線が上値抵抗となる形で上げ幅を縮めていた。米ハイテク株の動向次第の面はあるが、リバランスが強まるようだと、NTショートを巻き戻す動きから200日線突破の可能性もあるだろう。
手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万8777枚、ソシエテジェネラル証券が1万4912枚、サスケハナ・ホンコンが6722枚、SBI証券が2764枚、JPモルガン証券が2694枚、野村証券が2381枚、バークレイズ証券が1833枚、日産証券が1401枚、ゴールドマン証券が1155枚、モルガンMUFG証券が1106枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万5583枚、ソシエテジェネラル証券が1万4680枚、JPモルガン証券が5007枚、みずほ証券が4787枚、バークレイズ証券が3746枚、シティグループ証券が3736枚、HSBC証券が3383枚、モルガンMUFG証券が2955枚、ゴールドマン証券が2459枚、野村証券が2106枚だった。
株探ニュース
日経225先物 38760 +240 (+0.62%)
TOPIX先物 2761.0 +12.0 (+0.43%)
日経225先物(6月限)は、前日比240円高の3万8760円で取引を終了。寄り付きは3万8980円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万8965円)にサヤ寄せする形から、買い先行で始まり、現物の寄り付き直後には3万9070円まで買われる場面も見られた。ただし、買い一巡後は利益確定に伴うロングの解消や、節目の3万9000円回復による戻り待ちのショートも入り、3万8850円~3万9000円辺りで保ち合いを継続。前場終盤にかけてレンジを割り込み、前引け時には3万8750円まで上げ幅を縮めた。
ランチタイムで3万3860円辺りまで戻す動きもみられたが、75日移動平均線水準での戻りの鈍さが意識されるなか、後場中盤には3万8700円まで軟化し、その後は3万8700円~3万8800円辺りでのレンジ推移となった。
米エヌビディア<NVDA>など半導体株が買われた流れを引き継ぎ、東京市場でも東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]などの強さが目立った。ただし、いずれも寄り付き直後に本日の高値を付けており、後場は持ち高調整により上げ幅を縮めていた。また、前日に空売りファンドによるレポートをきっかけに急落したレーザーテック <6920> [東証P]が、買い先行で始まったものの、その直後にまとまった売りを浴びる形となったことも投資家心理を神経質にさせた。
日経225先物は後場に入り持ち高調整の動きが続いたが、水準としては13週線を挟んだレンジであった。同線はやや下向きで推移しており、現在は3万8790円辺りに位置している。この水準を明日の終値で上回ることができるかが注目される。明日は米雇用統計の発表が予定されているほか、来週に米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀の金融政策決定会合を控え、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られるだろうが、持ち高調整に伴うリバランスが強まる可能性はある。
また、13週線を上回ってくる局面では、ショートカバーを誘う動きに向かいやすいだろう。日経225先物は本日の値動きからはロングが積み上がっているとは考えづらく、13週線を支持線として75日線を捉えてくる展開も期待される。まずは13週線辺りを中心としたオプション権利行使価格の3万8750円を挟んだ上下の権利行使価格である、3万8625円から3万8875円での推移になりそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.03倍に上昇した。朝方は25日線が位置する14.04倍を上回り、一時14.13倍まで上昇した。ただし、14.13倍辺りで推移する200日線が上値抵抗となる形で上げ幅を縮めていた。米ハイテク株の動向次第の面はあるが、リバランスが強まるようだと、NTショートを巻き戻す動きから200日線突破の可能性もあるだろう。
手口面(立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万8777枚、ソシエテジェネラル証券が1万4912枚、サスケハナ・ホンコンが6722枚、SBI証券が2764枚、JPモルガン証券が2694枚、野村証券が2381枚、バークレイズ証券が1833枚、日産証券が1401枚、ゴールドマン証券が1155枚、モルガンMUFG証券が1106枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万5583枚、ソシエテジェネラル証券が1万4680枚、JPモルガン証券が5007枚、みずほ証券が4787枚、バークレイズ証券が3746枚、シティグループ証券が3736枚、HSBC証券が3383枚、モルガンMUFG証券が2955枚、ゴールドマン証券が2459枚、野村証券が2106枚だった。
株探ニュース