2024年6月3日 15時12分
話題株ピックアップ【夕刊】(1):データセク、北洋銀、五洋建設
■データセクション <3905> 1,978円 +400 円 (+25.4%) ストップ高 本日終値
データセクション<3905>がストップ高。同社はきょう、スーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>、シャープ<6753>、KDDI<9433>との間で、AIデータセンター構築に向けて協議を開始することで合意したと発表。これが材料視されたようだ。合意に基づき4社は今後、シャープの堺工場跡地に、エヌビディア<NVDA>の最先端のAI計算基盤である「GB200NVL72」などを搭載したAIデータセンターを構築し、早期に稼働を開始することを目指して協議するとしている。
■C&Fロジ <9099> 5,570円 +705 円 (+14.5%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
C&Fロジホールディングス<9099>がストップ高。前営業日となる5月31日の取引終了後、同社に対しSGホールディングス<9143>が完全子会社化を目的に株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表。買い付け価格は1株5740円で、C&Fロジの株価はこれにサヤ寄せする動きをみせた。買い付け予定数の下限は1437万2200株で、上限は設定しない。買い付け期間は6月3日から7月12日。TOB成立後、所定の手続きを経て、C&Fロジは上場廃止となる。東京証券取引所は5月31日、C&Fロジを監理銘柄(確認中)に指定した。SGHDはコールドチェーン物流の効率化などを目指す方針。C&FロジはSGHDのTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨した。一方で、AZ-COM丸和ホールディングス<9090>のTOBに対しては反対の意見を表明した。
■東北新社 <2329> 1,580円 +120 円 (+8.2%) 本日終値
東北新社<2329>が続伸。前週末5月31日の取引終了後、6月30日を基準日として1対3の株式分割を実施すると発表。これが好感された。
■北洋銀行 <8524> 613円 +31 円 (+5.3%) 本日終値
北洋銀行<8524>が続急伸。日米欧で金利上昇観測が強まるなか、ハイテク系グロース株に逆風となる一方、低PBR銘柄への資金シフトが一部顕在化している。そのなか、低PBR株の宝庫である地銀株の一角に投資家の視線が向いている。同社は北海道地銀の最大手で資金量も第2地銀最大で強力な収益基盤が強み。更に北海道千歳市における日の丸半導体会社ラピダスの最先端半導体量産を目指す巨大工場建設に絡み、地域活性化で資金需要が急速に高まることが予想され、ビジネスチャンスが膨らむ。時価は上場来高値圏を快走するが、PBRは0.5倍台で依然として株価は会社解散価値の半値水準に過ぎず、一段の見直し余地がある。
■五洋建設 <1893> 655.5円 +24.3 円 (+3.9%) 本日終値
五洋建設<1893>が急反発した。前営業日の5月31日、同社とプロドローン(名古屋市天白区)が離着水と海上航行が可能な海洋観測ドローンを開発したと発表し、材料視されたようだ。陸上からの操作で水深測量や波浪観測が可能となり、海上工事における施工管理の効率化を促す。災害時には陸上・水中双方の状況を速やかに把握できるようになるという。
■INPEX <1605> 2,484円 +60.5 円 (+2.5%) 本日終値
INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が続伸。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国から構成される「OPECプラス」の閣僚級会合が2日に開催され、24年末までの予定としていた協調減産を25年末まで延長することを決定した。この決定が原油価格の下支え要因となることへの期待も出ている。
■TPR <6463> 2,407円 +45 円 (+1.9%) 本日終値
TPR<6463>は3日続伸。同社は5月31日取引終了後、車載コンテンツの基盤システム構築を進めるBashow(東京都中央区)に出資したと発表しており、これが材料視されたようだ。今回の出資は、Bashowの開発するタイミング判断システムが今後進化すると予想される車載コンテンツ市場での新たな価値を創出するとみられること、TPRが23年3月に出資した車窓XR事業を進めるDUAL MOVE(東京都千代田区)とのシナジーが見込めること、車載インフォテインメント分野、更には非自動車領域での生成AIを利用する事業へと幅広い価値を提供する契機になり得ることが主な理由だとしている。
■ミラースHD <8897> 489円 +9 円 (+1.9%) 本日終値
MIRARTHホールディングス<8897>が続伸。午前11時ごろ、子会社MIRARTHアセットマネジメントが大型蓄電池の製造・販売などを手掛けるパワーエックス(東京都港区)と、系統蓄電所ビジネスの事業提携に係る覚書を締結したと発表しており、好材料視された。取り組みの第1号案件として、神奈川県愛川町に「ミラースストレージバッテリー神奈川愛川蓄電所」の開設を目指す。同蓄電所は、ミラースHDグループが初めて保有する系統蓄電所で、パワーエックスにとっても自社製品が採用された蓄電所を自社の電力小売事業において調整力として活用する最初の事例となるとしている。
■シャープ <6753> 984.1円 +13.9 円 (+1.4%) 本日終値
シャープ<6753>が4連騰。同社はKDDI<9433>などと共同でデータセンター運営に乗り出すことが伝わり、これを評価する買いが集まった。データセクション<3905>なども加えて共同出資会社を設立し、米画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>の次世代GPU「ブラックウェル」を搭載したサーバーを1000台規模で調達する見通しにあり、これによる業容拡大効果に期待した買いを呼び込んでいる。
■第一興商 <7458> 1,666円 +23 円 (+1.4%) 本日終値
第一興商<7458>が3日続伸。午前10時ごろ、スペースマーケット<4487>が運営するレンタルスペースのマッチングプラットフォーム「スペースマーケット」に、ビッグエコー78店舗・325カラオケルームを、テレワークスペースとして掲載すると発表しており、好材料視された。「スペースマーケット」は「スペースを借りたい人」と「スペースを貸したい人」をオンラインでマッチングする業界大手のスペースシェアリングサービス。今回の掲載開始は、リモートワークが定着するなか、カラオケルームをテレワークスペースとして利用するシーンが増加していることを受けて実施するもので、利用者は、「スペースマーケット」により、ワークスペースとしてのビッグエコーを検索してスムーズに予約することが可能となり、利用層の拡大が期待されている。
株探ニュース
データセクション<3905>がストップ高。同社はきょう、スーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>、シャープ<6753>、KDDI<9433>との間で、AIデータセンター構築に向けて協議を開始することで合意したと発表。これが材料視されたようだ。合意に基づき4社は今後、シャープの堺工場跡地に、エヌビディア<NVDA>の最先端のAI計算基盤である「GB200NVL72」などを搭載したAIデータセンターを構築し、早期に稼働を開始することを目指して協議するとしている。
■C&Fロジ <9099> 5,570円 +705 円 (+14.5%) ストップ高 本日終値 東証プライム 上昇率トップ
C&Fロジホールディングス<9099>がストップ高。前営業日となる5月31日の取引終了後、同社に対しSGホールディングス<9143>が完全子会社化を目的に株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表。買い付け価格は1株5740円で、C&Fロジの株価はこれにサヤ寄せする動きをみせた。買い付け予定数の下限は1437万2200株で、上限は設定しない。買い付け期間は6月3日から7月12日。TOB成立後、所定の手続きを経て、C&Fロジは上場廃止となる。東京証券取引所は5月31日、C&Fロジを監理銘柄(確認中)に指定した。SGHDはコールドチェーン物流の効率化などを目指す方針。C&FロジはSGHDのTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨した。一方で、AZ-COM丸和ホールディングス<9090>のTOBに対しては反対の意見を表明した。
■東北新社 <2329> 1,580円 +120 円 (+8.2%) 本日終値
東北新社<2329>が続伸。前週末5月31日の取引終了後、6月30日を基準日として1対3の株式分割を実施すると発表。これが好感された。
■北洋銀行 <8524> 613円 +31 円 (+5.3%) 本日終値
北洋銀行<8524>が続急伸。日米欧で金利上昇観測が強まるなか、ハイテク系グロース株に逆風となる一方、低PBR銘柄への資金シフトが一部顕在化している。そのなか、低PBR株の宝庫である地銀株の一角に投資家の視線が向いている。同社は北海道地銀の最大手で資金量も第2地銀最大で強力な収益基盤が強み。更に北海道千歳市における日の丸半導体会社ラピダスの最先端半導体量産を目指す巨大工場建設に絡み、地域活性化で資金需要が急速に高まることが予想され、ビジネスチャンスが膨らむ。時価は上場来高値圏を快走するが、PBRは0.5倍台で依然として株価は会社解散価値の半値水準に過ぎず、一段の見直し余地がある。
■五洋建設 <1893> 655.5円 +24.3 円 (+3.9%) 本日終値
五洋建設<1893>が急反発した。前営業日の5月31日、同社とプロドローン(名古屋市天白区)が離着水と海上航行が可能な海洋観測ドローンを開発したと発表し、材料視されたようだ。陸上からの操作で水深測量や波浪観測が可能となり、海上工事における施工管理の効率化を促す。災害時には陸上・水中双方の状況を速やかに把握できるようになるという。
■INPEX <1605> 2,484円 +60.5 円 (+2.5%) 本日終値
INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が続伸。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟国から構成される「OPECプラス」の閣僚級会合が2日に開催され、24年末までの予定としていた協調減産を25年末まで延長することを決定した。この決定が原油価格の下支え要因となることへの期待も出ている。
■TPR <6463> 2,407円 +45 円 (+1.9%) 本日終値
TPR<6463>は3日続伸。同社は5月31日取引終了後、車載コンテンツの基盤システム構築を進めるBashow(東京都中央区)に出資したと発表しており、これが材料視されたようだ。今回の出資は、Bashowの開発するタイミング判断システムが今後進化すると予想される車載コンテンツ市場での新たな価値を創出するとみられること、TPRが23年3月に出資した車窓XR事業を進めるDUAL MOVE(東京都千代田区)とのシナジーが見込めること、車載インフォテインメント分野、更には非自動車領域での生成AIを利用する事業へと幅広い価値を提供する契機になり得ることが主な理由だとしている。
■ミラースHD <8897> 489円 +9 円 (+1.9%) 本日終値
MIRARTHホールディングス<8897>が続伸。午前11時ごろ、子会社MIRARTHアセットマネジメントが大型蓄電池の製造・販売などを手掛けるパワーエックス(東京都港区)と、系統蓄電所ビジネスの事業提携に係る覚書を締結したと発表しており、好材料視された。取り組みの第1号案件として、神奈川県愛川町に「ミラースストレージバッテリー神奈川愛川蓄電所」の開設を目指す。同蓄電所は、ミラースHDグループが初めて保有する系統蓄電所で、パワーエックスにとっても自社製品が採用された蓄電所を自社の電力小売事業において調整力として活用する最初の事例となるとしている。
■シャープ <6753> 984.1円 +13.9 円 (+1.4%) 本日終値
シャープ<6753>が4連騰。同社はKDDI<9433>などと共同でデータセンター運営に乗り出すことが伝わり、これを評価する買いが集まった。データセクション<3905>なども加えて共同出資会社を設立し、米画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>の次世代GPU「ブラックウェル」を搭載したサーバーを1000台規模で調達する見通しにあり、これによる業容拡大効果に期待した買いを呼び込んでいる。
■第一興商 <7458> 1,666円 +23 円 (+1.4%) 本日終値
第一興商<7458>が3日続伸。午前10時ごろ、スペースマーケット<4487>が運営するレンタルスペースのマッチングプラットフォーム「スペースマーケット」に、ビッグエコー78店舗・325カラオケルームを、テレワークスペースとして掲載すると発表しており、好材料視された。「スペースマーケット」は「スペースを借りたい人」と「スペースを貸したい人」をオンラインでマッチングする業界大手のスペースシェアリングサービス。今回の掲載開始は、リモートワークが定着するなか、カラオケルームをテレワークスペースとして利用するシーンが増加していることを受けて実施するもので、利用者は、「スペースマーケット」により、ワークスペースとしてのビッグエコーを検索してスムーズに予約することが可能となり、利用層の拡大が期待されている。
株探ニュース