2024年5月25日 6時30分
【今週読まれた記事】半導体の牽引力と保守的決算の重石
株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は5月18日から24日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。
今週の日経平均株価は前週末比141円安の3万8646円で取引を終了。4月19日の安値から徐々に水準を切り上げてはいるものの、日足チャートでは75日移動平均線を縫うように行来し、なかなか上昇に弾みがつかない相場となっています。
ここから一段の上昇となるには追い風となる材料が必要ですが、その材料として期待されていたのが米エヌビディア<NVDA>の決算発表。年初に訪れた日本株の大相場は同社株の躍進がトリガーとなった側面があり、今回の決算発表も大きな注目を集めました。日本時間23日の早朝に配信された決算速報は、単独企業の決算発表記事としては異例の人気となり、今週のアクセスランキング5位を記録。更に同社の決算を伝える記事が複数上位ランキング入りとなりました。
エヌビディアが決算受け時間外で上昇=米国株個別速報
エヌビディア、決算受け時間外で1000ドル台に AIへの需要旺盛で今回も強気のガイダンス示す=米国株個別
[NVDA] エヌビディア 1Q増収増益 売上高3.6倍260億ドル、営業益7.9倍169億ドル、10分割と増配発表
エヌビディアが発表した第1四半期決算は市場予想を上回る増収増益。これを受けて23日の日本市場は半導体関連株が軒並み買われました。しかし、現在の相場はハイテク半導体の牽引力だけでは足りないようです。当日の東証プライム市場は値上がりが約52%と半分に過ぎず、強い追い風を起こすには至りませんでした。
日本株が上昇気流に乗れない要因として、日本の内部要因が挙げられます。「日本では25年3月期の業績見通しに対しては、市場予想に反して減益見通しを打ち出す企業も目立つ」と、国内企業の業績見通しが総じて保守的であったことを指摘するのは<相場感特集>で見通しを伺った証券ジャパン 調査情報部長の大谷正之氏。更に「『保守的』という見方は多いものの、本当に保守的かどうかは7月下旬から本格化する第1四半期(4-6月)決算を確かめる必要があるだろう」と論じており、現在の株価水準から更に上を目指すにはしばらく時間が必要かもしれません。
相場コラムは今週も多くの方に読まれています。パリ五輪の開催が近づき注目が集まっている「オリンピック関連」の銘柄に目を向けた「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ パリ五輪、ギリギリの投資タイミングで狙う銘柄とは?」は13位にランクイン。そのほか以下の記事もすべて上位入りとなっています。お見逃しなく。
【村瀬智一が斬る!深層マーケット】エヌビディア決算通過によりハイテク株はアク抜けも
【杉村富生の短期相場観測】 ─NYダウは4万ドルの大台乗せ!
富田隆弥の【CHART CLUB】 「エヌビディアの決算に期待」
世界を驚かせた生成AI「ChatGPT」が発表されたのが22年の11月。それから約1年半、数多くのサービスに生成AIの技術が使用され、更にChatGPTのライバルとなるAIも誕生して熾烈を極める競争が起こり、進化を加速させています。「株価変貌の初動につけ! 先端半導体『HBM』で化ける最強6銘柄 <株探トップ特集>」では、生成AIの開発に必須の超高性能GPU製品に使用される「HBM」というメモリーに着目。HBMがなくてはエヌビディアもGPU製品が作れないという非常に重要な部品です。記事ではHBM製造に関係する国内企業から6銘柄を厳選して紹介。見事アクセスランキング首位に輝きました。
投資テーマ関連では、積極的に海外展開を進める外食企業を徹底リポートした「外食企業が海外へアクセル全開、『世界の胃袋』つかむ銘柄群を追え <株探トップ特集>」も多くのアクセスを集め上位入り。そのほか以下の記事もランキング入りとなっています。
「エヌビディア関連」が11位にランク、米国時間22日に決算発表を予定<注目テーマ>
孤独死を防ぐ救世主!「高齢者見守りサービス」関連銘柄にズームイン <株探トップ特集>
アクセスランキング2位は「最高益路線を突き進む、25年3月期に躍進期待の『割安成長株』6銘柄精選 <株探トップ特集>」が獲得。上段で述べた通り、25年3月期業績予想は保守的なガイダンスが目立ちました。しかし、そのなかでも強い業績予想の発表を行える企業にはそれだけの根拠が存在し、高い期待が寄せられています。記事では25年3月期に経常利益が過去最高益を更新する計画で、かつ株価指標が割安圏にある銘柄に注目しました。
ランキング3位は、業績が堅調で配当利回りが高いにもかかわらずPBRが低水準にある銘柄に照準を定めた「株主還元ラッシュで脚光! 『高配当利回り&低PBR株』に熱視線 <株探トップ特集>」がランクイン。高配当利回り銘柄から、業績が底堅く推移すると見込まれつつ、PBRが1倍を下回って推移する銘柄をピックアップして多くの支持を集めました。
銘柄スクリーニング特集でも決算関連の記事が多く配信されています。直近3ヵ月の24年1-3月期に過去最高益を更新し、かつ通期も最高益を見込む、いわゆる利益成長が“青天井”状況になっている銘柄をリストアップした大人気シリーズ「利益成長【青天井】銘柄リスト」は〔第3弾〕〔第4弾〕が上位ランキング入り。また、24年3月期に過去最高益を達成し、25年3月期も成長継続を見込んでいる“連続最高益銘柄”にスポットを当てた「今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト〔第1弾〕29社選出 <成長株特集>」は週半ばの木曜日配信にもかかわらずスピードランクインとなりました。待望の第2弾は明日26日19時30分の配信予定です。
利益成長【青天井】銘柄リスト〔第3弾〕26社選出 <成長株特集>
利益成長【青天井】銘柄リスト〔第4弾〕27社選出 <成長株特集>
<割安株特集>では高利回り銘柄ランキングが安定の上位入りしたほか、「10万円以下で買える」シリーズも定番人気となっています。こちらもお見逃しなく。
【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 5月22日版
10万円以下で買える、大幅増益&低PBR 26社【プライム】編 <割安株特集>
10万円以下で買える、大幅増益&低PBR 31社【スタンダード】編 <割安株特集>
今週の株探プレミアムコラムは2024年3月29日から4月15日まで行った「個人投資家大調査-2024」のアンケート結果を分析した「日経平均4万円時代の勝ち技(データ分析 投資レベル編」を2記事配信。1記事目となる「配当期待が最大の銘柄、初級者・初心者のトップはJT、では上級者は?」では、投資の腕前別に今後6ヵ月先までの“投資スタンス”や“相場見通し”を調査。強気派と慎重派の理由を詳細に分析しつつ、投資上級者が参考指標&情報源としているメディアや開示情報などを明らかにしていきます。2ページ目以降には投資上級者が注目している“配当期待の高い銘柄”を回答データからランキング形式にして掲載しています。
データ分析編の2記事目「KDDI、イオンを抑えた総合トップは? 『うまい人』の優待期待をランキング」では投資スタイル別の株探の活用内容や利用している証券会社を紹介。そのほか2ページ目からは投資の腕前別に“株主優待期待”の銘柄総合ランキングを詳細な優待内容へのリンクもあわせて掲載しております。
プレミアム専用コラムはそのほか、智剣・OskarグループCEO兼主席ストラテジストの大川智宏氏による「日本株・数字で徹底診断!」第137回「期初予想より上振れ確率が高い銘柄をランキング、その逆も」を配信。主要企業の24年3月期決算発表は“実績は強いが、今期計画が想定以上に弱い”結果となりました。ただ、24年3月期の期初予想に対して上方修正した企業の割合は65%を超え、計画を保守的に見積もるのは日本企業の“お家芸”でもあるようです。今回はこうした“保守的”もしくは“強気”な予想を出す銘柄を過去15期以上のサンプルを用いてリスト化。2ページ目以降から経常利益ベースで“上方修正される割合が高い銘柄”や“期初予想に対して実績が上振れしやすい銘柄”のランキングとして掲載しています。プレミアム非会員の方も1ページ目が無料でご覧いただけます。
引け後の材料を一覧でチェックできる【明日の好悪材料】【サプライズ決算】は、今週もすべての記事がランクイン。上手に使えば大きな時短となる株探の看板記事です。今週配信した記事は以下の通りです。
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月17日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月20日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月21日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月22日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月23日発表分)
★本日の【サプライズ決算】速報 (05月20日)
★本日の【サプライズ決算】速報 (05月22日)
★本日の【サプライズ決算】速報 (05月23日)
★本日の【サプライズ決算】速報 (05月24日)
※21日は「該当銘柄なし」
株探ニュース
今週の日経平均株価は前週末比141円安の3万8646円で取引を終了。4月19日の安値から徐々に水準を切り上げてはいるものの、日足チャートでは75日移動平均線を縫うように行来し、なかなか上昇に弾みがつかない相場となっています。
ここから一段の上昇となるには追い風となる材料が必要ですが、その材料として期待されていたのが米エヌビディア<NVDA>の決算発表。年初に訪れた日本株の大相場は同社株の躍進がトリガーとなった側面があり、今回の決算発表も大きな注目を集めました。日本時間23日の早朝に配信された決算速報は、単独企業の決算発表記事としては異例の人気となり、今週のアクセスランキング5位を記録。更に同社の決算を伝える記事が複数上位ランキング入りとなりました。
エヌビディアが決算受け時間外で上昇=米国株個別速報
エヌビディア、決算受け時間外で1000ドル台に AIへの需要旺盛で今回も強気のガイダンス示す=米国株個別
[NVDA] エヌビディア 1Q増収増益 売上高3.6倍260億ドル、営業益7.9倍169億ドル、10分割と増配発表
エヌビディアが発表した第1四半期決算は市場予想を上回る増収増益。これを受けて23日の日本市場は半導体関連株が軒並み買われました。しかし、現在の相場はハイテク半導体の牽引力だけでは足りないようです。当日の東証プライム市場は値上がりが約52%と半分に過ぎず、強い追い風を起こすには至りませんでした。
日本株が上昇気流に乗れない要因として、日本の内部要因が挙げられます。「日本では25年3月期の業績見通しに対しては、市場予想に反して減益見通しを打ち出す企業も目立つ」と、国内企業の業績見通しが総じて保守的であったことを指摘するのは<相場感特集>で見通しを伺った証券ジャパン 調査情報部長の大谷正之氏。更に「『保守的』という見方は多いものの、本当に保守的かどうかは7月下旬から本格化する第1四半期(4-6月)決算を確かめる必要があるだろう」と論じており、現在の株価水準から更に上を目指すにはしばらく時間が必要かもしれません。
相場コラムは今週も多くの方に読まれています。パリ五輪の開催が近づき注目が集まっている「オリンピック関連」の銘柄に目を向けた「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ パリ五輪、ギリギリの投資タイミングで狙う銘柄とは?」は13位にランクイン。そのほか以下の記事もすべて上位入りとなっています。お見逃しなく。
【村瀬智一が斬る!深層マーケット】エヌビディア決算通過によりハイテク株はアク抜けも
【杉村富生の短期相場観測】 ─NYダウは4万ドルの大台乗せ!
富田隆弥の【CHART CLUB】 「エヌビディアの決算に期待」
世界を驚かせた生成AI「ChatGPT」が発表されたのが22年の11月。それから約1年半、数多くのサービスに生成AIの技術が使用され、更にChatGPTのライバルとなるAIも誕生して熾烈を極める競争が起こり、進化を加速させています。「株価変貌の初動につけ! 先端半導体『HBM』で化ける最強6銘柄 <株探トップ特集>」では、生成AIの開発に必須の超高性能GPU製品に使用される「HBM」というメモリーに着目。HBMがなくてはエヌビディアもGPU製品が作れないという非常に重要な部品です。記事ではHBM製造に関係する国内企業から6銘柄を厳選して紹介。見事アクセスランキング首位に輝きました。
投資テーマ関連では、積極的に海外展開を進める外食企業を徹底リポートした「外食企業が海外へアクセル全開、『世界の胃袋』つかむ銘柄群を追え <株探トップ特集>」も多くのアクセスを集め上位入り。そのほか以下の記事もランキング入りとなっています。
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アクセスランキング2位は「最高益路線を突き進む、25年3月期に躍進期待の『割安成長株』6銘柄精選 <株探トップ特集>」が獲得。上段で述べた通り、25年3月期業績予想は保守的なガイダンスが目立ちました。しかし、そのなかでも強い業績予想の発表を行える企業にはそれだけの根拠が存在し、高い期待が寄せられています。記事では25年3月期に経常利益が過去最高益を更新する計画で、かつ株価指標が割安圏にある銘柄に注目しました。
ランキング3位は、業績が堅調で配当利回りが高いにもかかわらずPBRが低水準にある銘柄に照準を定めた「株主還元ラッシュで脚光! 『高配当利回り&低PBR株』に熱視線 <株探トップ特集>」がランクイン。高配当利回り銘柄から、業績が底堅く推移すると見込まれつつ、PBRが1倍を下回って推移する銘柄をピックアップして多くの支持を集めました。
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<割安株特集>では高利回り銘柄ランキングが安定の上位入りしたほか、「10万円以下で買える」シリーズも定番人気となっています。こちらもお見逃しなく。
【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 5月22日版
10万円以下で買える、大幅増益&低PBR 26社【プライム】編 <割安株特集>
10万円以下で買える、大幅増益&低PBR 31社【スタンダード】編 <割安株特集>
今週の株探プレミアムコラムは2024年3月29日から4月15日まで行った「個人投資家大調査-2024」のアンケート結果を分析した「日経平均4万円時代の勝ち技(データ分析 投資レベル編」を2記事配信。1記事目となる「配当期待が最大の銘柄、初級者・初心者のトップはJT、では上級者は?」では、投資の腕前別に今後6ヵ月先までの“投資スタンス”や“相場見通し”を調査。強気派と慎重派の理由を詳細に分析しつつ、投資上級者が参考指標&情報源としているメディアや開示情報などを明らかにしていきます。2ページ目以降には投資上級者が注目している“配当期待の高い銘柄”を回答データからランキング形式にして掲載しています。
データ分析編の2記事目「KDDI、イオンを抑えた総合トップは? 『うまい人』の優待期待をランキング」では投資スタイル別の株探の活用内容や利用している証券会社を紹介。そのほか2ページ目からは投資の腕前別に“株主優待期待”の銘柄総合ランキングを詳細な優待内容へのリンクもあわせて掲載しております。
プレミアム専用コラムはそのほか、智剣・OskarグループCEO兼主席ストラテジストの大川智宏氏による「日本株・数字で徹底診断!」第137回「期初予想より上振れ確率が高い銘柄をランキング、その逆も」を配信。主要企業の24年3月期決算発表は“実績は強いが、今期計画が想定以上に弱い”結果となりました。ただ、24年3月期の期初予想に対して上方修正した企業の割合は65%を超え、計画を保守的に見積もるのは日本企業の“お家芸”でもあるようです。今回はこうした“保守的”もしくは“強気”な予想を出す銘柄を過去15期以上のサンプルを用いてリスト化。2ページ目以降から経常利益ベースで“上方修正される割合が高い銘柄”や“期初予想に対して実績が上振れしやすい銘柄”のランキングとして掲載しています。プレミアム非会員の方も1ページ目が無料でご覧いただけます。
引け後の材料を一覧でチェックできる【明日の好悪材料】【サプライズ決算】は、今週もすべての記事がランクイン。上手に使えば大きな時短となる株探の看板記事です。今週配信した記事は以下の通りです。
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月17日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月20日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月21日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月22日発表分)
【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (5月23日発表分)
★本日の【サプライズ決算】速報 (05月20日)
★本日の【サプライズ決算】速報 (05月22日)
★本日の【サプライズ決算】速報 (05月23日)
★本日の【サプライズ決算】速報 (05月24日)
※21日は「該当銘柄なし」
株探ニュース