2024年5月23日 1時56分
ダウ平均は小動き エヌビディアの決算待ち=米国株前半
NY株式22日(NY時間12:55)(日本時間01:55)
ダウ平均 39841.21(-31.78 -0.08%)
ナスダック 16818.01(-14.62 -0.09%)
CME日経平均先物 38710(大証終比:+90 +0.23%)
きょうのNY株式市場は様子見気分が強く、ダウ平均は小幅な値動きに終始している。今年の株高を維持できるか、市場は引け後のエヌビディア<NVDA>の2-4月期(第1四半期)決算を待っている。
好調な米決算シーズンのフィナーレを飾る同社の決算は売上高の243%増が予想されているが、年初来で90%上昇している株価は、さらなる上昇への高いハードルを設定するリスクも懸念されている。好決算は予想されているものの、投資家の高い要求を満たせるか、反応が注目される。
AIチップを取り扱うデータセンター部門の売上高予想は211億ドルと前年比4.9倍が見込まれており、第2四半期は228億ドルが見込まれている。第2四半期のガイダンスと合わせて期待に応えるか注目。
また、市場ではインフレが高止まりし、FRBの利下げが予想ほど早まらないのではと懸念している。FOMC委員は利下げについて様子見スタンスの必要性を繰り返し示唆している。本日はこのあと前回分のFOMC議事録の発表が予定されている。
一部からは「株価が最高値を更新している中、現在の水準以上に株価が上昇するためには、ゴルディロックス的な経済データ、FRBのタカ派サプライズの不在、安定した利回り、小売企業の好業績、エヌビディアの堅実なガイダンスが必要だ」との声も出ている。
総合ディスカウントストア2位のターゲット<TGT>が決算を受け下落。先週発表のウォルマート<WMT>などの競合他社のガイダンスに比べて見劣りしていた点が失望感に繋がっている模様。
ヨガウエアメーカーのルルレモン・アスレティカ<LULU>が下落。前日引け後に組織改革を発表し、チョウ最高プロダクト責任者(CPO)が退社することを明らかにした。今回の組織変更が不評なようだ。
インフラ向けソフトウェア開発のベントレー・システムズ<BSY>が下落。フランスの電力設備メーカー、シュナイダーエレクトリック社との買収協議が双方の合意により打ち切られたと発表した。
空調機器のモーディン・マニュファクチャリング<MOD>が決算を受け下落。売上高が予想を下回ったほか、通期の1株利益の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。
アパレルの廉価販売を手掛けるTJX<TJX>が決算を受け上昇。通期の1株利益の見通しを上方修正している。販管費の減少と税負担の低下が利益を押し上げた。
高級住宅建設のトール・ブラザーズ<TOL>が決算を受け下落。好調な決算ではあったものの、株価が大きく上昇した後の利益確定売りの可能性があるとの指摘も出ていた。また、同社が決算説明会で下半期の50%は建て売り住宅になる可能性に言及していた点も利益確定売りを誘っているとの指摘も出ている。
ターゲット<TGT> 145.11(-10.68 -6.85%)
ルルレモン<LULU> 298.92(-24.06 -7.45%)
ベントレー<BSY> 52.71(-4.01 -7.07%)
モーディン<MOD> 97.78(-3.70 -3.64%)
TJX<TJX> 103.88(+6.18 +6.33%)
トール・ブラザーズ<TOL> 121.52(-8.70 -6.68%)
アップル<AAPL> 191.26(-1.09 -0.57%)
マイクロソフト<MSFT> 429.72(+0.68 +0.16%)
アマゾン<AMZN> 183.19(+0.04 +0.02%)
アルファベットC<GOOG> 176.83(-2.71 -1.51%)
テスラ<TSLA> 179.81(-6.80 -3.64%)
メタ<META> 469.96(+5.33 +1.15%)
AMD<AMD> 165.99(+1.33 +0.81%)
エヌビディア<NVDA> 948.04(-5.83 -0.61%)
イーライリリー<LLY> 799.83(-3.34 -0.42%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 39841.21(-31.78 -0.08%)
ナスダック 16818.01(-14.62 -0.09%)
CME日経平均先物 38710(大証終比:+90 +0.23%)
きょうのNY株式市場は様子見気分が強く、ダウ平均は小幅な値動きに終始している。今年の株高を維持できるか、市場は引け後のエヌビディア<NVDA>の2-4月期(第1四半期)決算を待っている。
好調な米決算シーズンのフィナーレを飾る同社の決算は売上高の243%増が予想されているが、年初来で90%上昇している株価は、さらなる上昇への高いハードルを設定するリスクも懸念されている。好決算は予想されているものの、投資家の高い要求を満たせるか、反応が注目される。
AIチップを取り扱うデータセンター部門の売上高予想は211億ドルと前年比4.9倍が見込まれており、第2四半期は228億ドルが見込まれている。第2四半期のガイダンスと合わせて期待に応えるか注目。
また、市場ではインフレが高止まりし、FRBの利下げが予想ほど早まらないのではと懸念している。FOMC委員は利下げについて様子見スタンスの必要性を繰り返し示唆している。本日はこのあと前回分のFOMC議事録の発表が予定されている。
一部からは「株価が最高値を更新している中、現在の水準以上に株価が上昇するためには、ゴルディロックス的な経済データ、FRBのタカ派サプライズの不在、安定した利回り、小売企業の好業績、エヌビディアの堅実なガイダンスが必要だ」との声も出ている。
総合ディスカウントストア2位のターゲット<TGT>が決算を受け下落。先週発表のウォルマート<WMT>などの競合他社のガイダンスに比べて見劣りしていた点が失望感に繋がっている模様。
ヨガウエアメーカーのルルレモン・アスレティカ<LULU>が下落。前日引け後に組織改革を発表し、チョウ最高プロダクト責任者(CPO)が退社することを明らかにした。今回の組織変更が不評なようだ。
インフラ向けソフトウェア開発のベントレー・システムズ<BSY>が下落。フランスの電力設備メーカー、シュナイダーエレクトリック社との買収協議が双方の合意により打ち切られたと発表した。
空調機器のモーディン・マニュファクチャリング<MOD>が決算を受け下落。売上高が予想を下回ったほか、通期の1株利益の見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。
アパレルの廉価販売を手掛けるTJX<TJX>が決算を受け上昇。通期の1株利益の見通しを上方修正している。販管費の減少と税負担の低下が利益を押し上げた。
高級住宅建設のトール・ブラザーズ<TOL>が決算を受け下落。好調な決算ではあったものの、株価が大きく上昇した後の利益確定売りの可能性があるとの指摘も出ていた。また、同社が決算説明会で下半期の50%は建て売り住宅になる可能性に言及していた点も利益確定売りを誘っているとの指摘も出ている。
ターゲット<TGT> 145.11(-10.68 -6.85%)
ルルレモン<LULU> 298.92(-24.06 -7.45%)
ベントレー<BSY> 52.71(-4.01 -7.07%)
モーディン<MOD> 97.78(-3.70 -3.64%)
TJX<TJX> 103.88(+6.18 +6.33%)
トール・ブラザーズ<TOL> 121.52(-8.70 -6.68%)
アップル<AAPL> 191.26(-1.09 -0.57%)
マイクロソフト<MSFT> 429.72(+0.68 +0.16%)
アマゾン<AMZN> 183.19(+0.04 +0.02%)
アルファベットC<GOOG> 176.83(-2.71 -1.51%)
テスラ<TSLA> 179.81(-6.80 -3.64%)
メタ<META> 469.96(+5.33 +1.15%)
AMD<AMD> 165.99(+1.33 +0.81%)
エヌビディア<NVDA> 948.04(-5.83 -0.61%)
イーライリリー<LLY> 799.83(-3.34 -0.42%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース