2024年4月16日 5時37分
ダウ平均、上げ維持できず続落 中東情勢への懸念が続く=米国株概況
NY株式15日(NY時間16:25)(日本時間05:25)
ダウ平均 37735.11(-248.13 -0.65%)
S&P500 5061.82(-61.59 -1.20%)
ナスダック 15885.02(-290.07 -1.79%)
CME日経平均先物 38720(大証終比:-510 -1.32%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。序盤は、先週末の下落による値ごろ感からの買い戻しが先行した。取引開始前に発表された3月分の米小売売上高は予想を上回り、個人消費の力強さを示した。FRBの利下げ期待をさらに後退させる内容で、米国債利回りも上昇したのの、米株式市場は冷静な反応を示していた。米株式市場の関心は次第に利下げ期待一辺倒から先行きの景気にも注目しているようだ。
しかし、後半になって米株式市場はIT・ハイテク株中心に下げ足を早めた。イスラエル軍の参謀総長のハレヴィ将軍が「イスラエルは次のステップを検討している」と述べ、イランのイスラエル領内への大量のミサイルと無人機の発射には報復で対応すると語ったことで、中東情勢への懸念が再び再燃している。イランの国連代表部が「この問題は結論が出たとみなすことができる」と述べていたことで、序盤の米株式市場は幾分安心も広がっていたが、上げを維持できなかった。
ゴールドマンが取引開始前に決算を発表し、株価は上昇。予想外の増益を記録したことが好感された。純利益は減益が予想されていたが、28%の増益を示した。
セールスフォース<CRM>の下落が指数を圧迫。ベニオフCEOが、ソフトウエア会社のインフォマティカ<INFA>買収に向けて交渉を進めていると伝わった。同社による買収としては過去最大級の1つとなる見込みだという。
アルミのアルコア<AA>が上昇。米国と英国がロシアのアルミニウム、銅、ニッケルの取引に新たな制限を課したことが材料視された。
テスラ<TSLA>が下落。EVの需要鈍化に対処するため、世界的に人員を10%以上削減すると伝わった。また、幹部2名の退社も伝わった。
医療施設REITのメディカル・プロパティーズ・トラスト<MPW>が大幅高。ユタ州の5つの病院の権益を、新たに投資ファンドと設立した合弁会社に譲渡したと発表した。
マリナス・ファーマ<MRNS>が急落。難治性てんかん重積状態を対象としたガナキソロン静注のフェーズ3臨床試験(RAISE)が中間解析の結果、早期の評価完了基準を満たさなかった。
トランプ前米大統領が立ち上げたソーシャルメディアの運営のトランプ・メディア&テクノロジー<DJT>が大幅安。トランプ氏ら内部関係者の持ち株売却を可能にするための最初の手続きをとったことが嫌気された。
セールスフォース<CRM> 272.90(-21.42 -7.28%)
ゴールドマン<GS> 400.88(+11.39 +2.92%)
アルコア<AA> 36.57(+1.37 +3.89%)
メディカル・プロパティーズ<MPW> 4.74(+0.75 +18.80%)
マリナス・ファーマ<MRNS> 1.30(-6.22 -82.71%)
トランプ・メディア<DJT> 26.61(-5.98 -18.35%)
アップル<AAPL> 172.69(-3.86 -2.19%)
マイクロソフト<MSFT> 413.64(-8.26 -1.96%)
アマゾン<AMZN> 183.62(-2.51 -1.35%)
アルファベットC<GOOG> 156.33(-2.86 -1.80%)
テスラ<TSLA> 161.48(-9.57 -5.59%)
メタ<META> 500.23(-11.67 -2.28%)
AMD<AMD> 160.32(-2.96 -1.81%)
エヌビディア<NVDA> 860.01(-21.85 -2.48%)
イーライリリー<LLY> 750.77(-0.87 -0.12%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 37735.11(-248.13 -0.65%)
S&P500 5061.82(-61.59 -1.20%)
ナスダック 15885.02(-290.07 -1.79%)
CME日経平均先物 38720(大証終比:-510 -1.32%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。序盤は、先週末の下落による値ごろ感からの買い戻しが先行した。取引開始前に発表された3月分の米小売売上高は予想を上回り、個人消費の力強さを示した。FRBの利下げ期待をさらに後退させる内容で、米国債利回りも上昇したのの、米株式市場は冷静な反応を示していた。米株式市場の関心は次第に利下げ期待一辺倒から先行きの景気にも注目しているようだ。
しかし、後半になって米株式市場はIT・ハイテク株中心に下げ足を早めた。イスラエル軍の参謀総長のハレヴィ将軍が「イスラエルは次のステップを検討している」と述べ、イランのイスラエル領内への大量のミサイルと無人機の発射には報復で対応すると語ったことで、中東情勢への懸念が再び再燃している。イランの国連代表部が「この問題は結論が出たとみなすことができる」と述べていたことで、序盤の米株式市場は幾分安心も広がっていたが、上げを維持できなかった。
ゴールドマンが取引開始前に決算を発表し、株価は上昇。予想外の増益を記録したことが好感された。純利益は減益が予想されていたが、28%の増益を示した。
セールスフォース<CRM>の下落が指数を圧迫。ベニオフCEOが、ソフトウエア会社のインフォマティカ<INFA>買収に向けて交渉を進めていると伝わった。同社による買収としては過去最大級の1つとなる見込みだという。
アルミのアルコア<AA>が上昇。米国と英国がロシアのアルミニウム、銅、ニッケルの取引に新たな制限を課したことが材料視された。
テスラ<TSLA>が下落。EVの需要鈍化に対処するため、世界的に人員を10%以上削減すると伝わった。また、幹部2名の退社も伝わった。
医療施設REITのメディカル・プロパティーズ・トラスト<MPW>が大幅高。ユタ州の5つの病院の権益を、新たに投資ファンドと設立した合弁会社に譲渡したと発表した。
マリナス・ファーマ<MRNS>が急落。難治性てんかん重積状態を対象としたガナキソロン静注のフェーズ3臨床試験(RAISE)が中間解析の結果、早期の評価完了基準を満たさなかった。
トランプ前米大統領が立ち上げたソーシャルメディアの運営のトランプ・メディア&テクノロジー<DJT>が大幅安。トランプ氏ら内部関係者の持ち株売却を可能にするための最初の手続きをとったことが嫌気された。
セールスフォース<CRM> 272.90(-21.42 -7.28%)
ゴールドマン<GS> 400.88(+11.39 +2.92%)
アルコア<AA> 36.57(+1.37 +3.89%)
メディカル・プロパティーズ<MPW> 4.74(+0.75 +18.80%)
マリナス・ファーマ<MRNS> 1.30(-6.22 -82.71%)
トランプ・メディア<DJT> 26.61(-5.98 -18.35%)
アップル<AAPL> 172.69(-3.86 -2.19%)
マイクロソフト<MSFT> 413.64(-8.26 -1.96%)
アマゾン<AMZN> 183.62(-2.51 -1.35%)
アルファベットC<GOOG> 156.33(-2.86 -1.80%)
テスラ<TSLA> 161.48(-9.57 -5.59%)
メタ<META> 500.23(-11.67 -2.28%)
AMD<AMD> 160.32(-2.96 -1.81%)
エヌビディア<NVDA> 860.01(-21.85 -2.48%)
イーライリリー<LLY> 750.77(-0.87 -0.12%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美