リスク警戒の流れが株売り誘う＝米国株午前

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は続落。　前日比は、ダウ工業株３０種平均が３８１．２９ドル安の３万８０７７．７９ドル、ナスダック総合指数が２１８．４９安の１万６２２３．７１。

　今日は大手金融機関の決算が並んでいた。ダウ採用銘柄でもある大手ＪＰモルガンチェースは予想よりも弱め、シティグループ、ステートストリートが強め、ウェルズ・ファーゴがやや弱めとまちまち。中東情勢緊迫化懸念でのリスク回避もあり、朝から軟調地合いとなっている。

　ダウ平均は２３銘柄が下落、７銘柄が上昇。上昇銘柄も総じて小幅で重さが目立った。イスラエルがイランについて数日中に直接攻撃の可能性があるとしたことで、リスク警戒の動きが広がった。週末を前にしたポジション調整も見られる。

　ダウ採用銘柄である半導体大手インテルが大きく下げるなど、新興ハイテクは売りが目だった。ＧＰＵ製造のエヌビディアが２％超の下げ、半導体大手ＡＭＤは３．８％超の下げ、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン、テスラ、メタなどはいずれも１％超の下げ。データベースのアプライドデジタルは3％超の下げ。

シティグループ<C>　59.67（-1.04　-1.71%）
ウェルズ・ファーゴ<WFC>　56.67（-0.03　-0.04%）
アプライド・デジタル<APLD>　2.97（-0.10　-3.26%）
ステート・ストリート＜stt＞　74.98（+1.07　+1.45%）
マイクロソフト<MSFT>　422.15（-5.78　-1.35%）
アマゾン<AMZN>　186.70（-2.35　-1.24%）
アルファベットC<GOOG>　159.13（-1.67　-1.04%）
テスラ<TSLA>　172.21（-2.39　-1.37%）
メタ・プラットフォームズ<META>　514.45（-8.72　-1.67%）
ＡＭＤ<AMD>　163.83（-6.67　-3.91%）
エヌビディア<NVDA>　886.96（-19.20　-2.12%）
ボーイング<BA>　171.61（-1.75　-1.01%）　
ディズニー<DIS>　114.28（-2.87　-2.45%）　
セールスフォース<CRM>　 295.64（-3.51　-1.17%）
シスコシステムズ<CSCO>　49.00（-0.53　-1.07%）
ゴールドマン<GS>　 388.78（-8.70　-2.19%）
キャタピラー<CAT>　 367.11（-4.87　-1.31%）　
ウォルグリーン<WBA>　17.79（-0.29　-1.60%）　
インテル<INTC>　36.34（-1.29　-3.43%）　
アムジェン<AMGN>　266.54（-3.46　-1.28%）
ＪＰモルガン<JPM>　184.29（-11.14　-5.70%）
３Ｍ<MMM>　91.82（-1.36　-1.46%）　

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