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    2024年3月8日 15時44分

    東京株式(大引け)=90円高と4日ぶり反発、米株高で見直し買いが流入

     8日の東京株式市場で日経平均株価は4日ぶりに反発。米国市場の上昇を受け、見直し買いが流入した。ただ、買い一巡後は利益確定売りも強まり引けにかけ上昇幅は縮小した。

     大引けの日経平均株価は前日比90円23銭高の3万9688円94銭。プライム市場の売買高概算は22億3578万株。売買代金概算は6兆3949億円となった。値上がり銘柄数は1118と全体の約68%、値下がり銘柄数は489、変わらずは49銘柄だった。

     前日の米株式市場では、NYダウは130ドル高と続伸。エヌビディア<NVDA>など半導体関連株が上昇するなか、買いが先行する展開となった。これを受けた、東京市場も堅調な値動きとなり、午後1時前には日経平均株価は一時400円近く上昇し、4万円回復まであと一歩に迫った。ただ、その後は半導体関連株などへの利益確定売りが優勢となり、上昇幅は縮小。週末要因に加え、今晩は米2月雇用統計が発表されることもあり、いったん手仕舞い売りを出す動きが強まった。今日は先物とオプションが同時に清算を迎えるメジャーSQ(特別清算指数)の算出日で出来高も膨らんでいる。

     個別銘柄では、東京エレクトロン<8035>やディスコ<6146>、ルネサスエレクトロニクス<6723>が高く、信越化学工業<4063>やソニーグループ<6758>がしっかり。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>といったメガバンクが連日の買い人気となった。ソフトバンクグループ<9984>や三井E&S<7003>、三菱重工業<7011>も堅調。三菱商事<8058>や三井物産<8031>など商社株、鹿島<1812>や大林組<1802>、大成建設<1801>といった建設株が値を上げた。

     半面、レーザーテック<6920>やアドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>が安く、SCREENホールディングス<7735>や野村マイクロ・サイエンス<6254>も値を下げた。トヨタ自動車<7203>やファーストリテイリング<9983>が軟調でダイキン工業<6367>や任天堂<7974>も下落。さくらインターネット<3778>や京成電鉄<9009>は大幅安となった。

    出所:MINKABU PRESS