NYダウ (12日終値)
43,910.98
-382.15
-0.87%
S&P500 (12日終値)
5,983.99
-17.36
-0.29%
ナスダック総合 (12日終値)
19,281.40
-17.36
-0.09%
探検
  • トップ
  •  >  米国株
  •  >  エヌビディア【NVDA】
  •  >  ニュース
  •  >  株価指数先物 【週間展望】 ―SQ需給要因で上へのバイアスが強まる可能性
  • エヌビディア【NVDA】最新ニュース

    NASDAQ
    株価 15分ディレイ
    NVDA
    エヌビディア
    $148.29
    前日比
    +3.03 (+2.09%)
    NY時間
    12日 16:00
    日本時間
    13日 06:00
    $148.21
    -0.08 (-0.05%)
    12日 16:42
    13日 06:42
    PER
    69.6
    PSR
    38.3
    利回り
    0.01%
    時価総額 3兆6,357億1,395万ドル
    PER・PSRについて

    株探プレミアムに登録すると...

    初回30日間無料!

    日本語に翻訳された適時開情報をご覧いただけます。(翻訳対象は拡大予定です)

    銘柄ニュース
    戻る
    2024年3月3日 17時00分

    株価指数先物 【週間展望】 ―SQ需給要因で上へのバイアスが強まる可能性

     今週の日経225先物は、週末の需給イベントを前に荒い動きとなるなか、上へのバイアスが強まる展開が見込まれる。1日の米国市場は主要な株価指数が続伸し、S&P500ナスダックは史上最高値を更新した。2月のISM製造業景況指数は、前月比1.3ポイント低下の47.8だった。市場予想(49.5程度)を下回ったことで発表後に米長期金利が低下し、これを手掛かりにNYダウ構成銘柄ではマイクロソフト<MSFT>、インテル<INTC>、セールフォース<CRM>などハイテク株が上昇を牽引した。また、決算発表を受けた急騰後は利食いに押されていたエヌビディア<NVDA>は4%高と終値ベースで最高値を更新している。

     先週の日経225先物は、1月の米個人消費支出(PCE)統計の発表を控えて、3万9000円を挟んだ狭いレンジでの膠着が続いた。PCE発表前日には一時3万8890円まで下げる場面も見られた。しかし、米連邦準備理事会(FRB)がインフレを判断する上で重要視しているPCEコア価格指数は、市場予想と一致した。2月29日の米国市場がハイテク株主導で上昇した流れを引き継ぎ、3月1日の日経225先物はこれといった調整を挟まずに、終盤にかけて上げ幅を広げ、4万円の大台に乗せた。

     3万9000円処から4万円大台へと急ピッチの上昇を見せたことにより、押し目狙いのロングはエントリータイミングを引き上げざるを得なくなった一方、ショートにおいてはヘッジ対応の動きを強めた格好であろう。上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σと+2σによるレンジに沿ったトレンドを形成するなか、先週は週初に+2σを突破したものの、その後の膠着で+1σに接近していた。週末には+1σを支持線とした上昇によって、+2σに接近する理想的なリバウンドとなった。

     ナイトセッションで一時4万0290円まで買われており、終値は日中大阪比190円高の4万0190円だった。4万円の大台乗せにより、いったんは利益を確定するクローズが入りやすいものの、+2σはナイトセッションで4万0570円まで上昇している。今週は週末が3月限の先物・オプション特別清算指数算出日(メジャーSQ)となる。4万円水準で底堅さがみられるようだと、オプション権利行使価格の4万0500円とのレンジ推移が意識されやすく、ヘッジ対応の動きが加速する可能性を意識しておきたい。

     一方で、米国では5日に2月ISM非製造業景気指数、1月製造業新規受注、6日に2月ADP雇用統計、米地区連銀経済報告(ベージュブック)のほか、パウエルFRB議長の下院金融委員での証言がある。さらに、8日には2月雇用統計の発表が予定されている。これらの結果を受けた米長期金利の動向などに振られやすい状況である点には注意が必要であろう。

     米国市場が不安定な状況となると、短期的にショートが強まる可能性はあるが、メジャーSQを控えた現在の需給状況からは、ショートが強まる局面は押し目狙いのロングでの対応とみておきたい。そのため、オプション権利行使価格の4万円を中心とした4万円から4万0500円のレンジを想定する。ヘッジ対応が強まる局面では、+3σが位置する4万2000円へと上へのバイアスが強まる可能性もあるとみておきたい。

     週末のVIX指数は13.11(前日は13.40)に低下した。終値では2月9日以来の75日移動平均線割れとなった。小幅な値動きであり、ショートカバーを強めてくる流れは強まっていない。ただし、昨年11月下旬以降のボトム圏での推移を継続するなか、足もとで支持線として意識されている13週線を下回ってくるようだと、ショートカバーを強めてくる展開が意識されてくる。

     なお、1日のNT倍率は先物中心限月で14.74倍に上昇した。週末は指数インパクトの大きい値がさハイテク株が牽引する形で日経平均型が優位となり、2月16日に付けた14.79倍に接近してきた。日経225先物同様に、ボリンジャーバンドの+1σまでの調整を経てのリバウンドであり、+2σが位置する14.84倍辺りが意識されてきそうだ。3月相場入りし配当志向の物色が意識されやすいが、日経平均型への海外ファンドとみられる資金流入が継続するなか、+2σ水準のほか、長期的には2021年2月高値の15.68倍がターゲットとしてみえてくると考えられ、NTロングが優位になるだろう。

     2月第3週(2月19日-22日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりの売り越しであり、売り越し額は66億円(2月第2週は1135億円の買い越し)だった。なお、現物は786億円の売り越し(同3013億円の買い越し)と8週ぶりの売り越しであり、先物は719億円の買い越し(同1878億円の売り越し)と2週ぶりに買い越している。個人は現物と先物の合算で1069億円の売り越しで、2週連続の売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で1089億円の売り越しとなり、7週連続の売り越しだった。

     経済スケジュールでは、4日に10-12月期法人企業景気予測調査、5日に2月東京都区部消費者物価指数、中国全人代開幕、米スーパーチューズデー(大統領予備選の集中日)、中国2月財新サービス業PMI、米国2月ISM非製造業景気指数、米国1月製造業新規受注、6日にパウエルFRB議長の下院金融委員会での証言、米国2月ADP雇用統計、米国1月卸売売上高、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、7日に1月毎月勤労統計調査、パウエル議長の上院銀行委員会での証言、バイデン米大統領の一般教書演説、中国2月貿易収支、ECB(欧州中央銀行)政策金利、米国1月貿易収支、米国1月消費者信用残高、8日にメジャーSQ、1月景気動向指数、2月景気ウォッチャー調査、米国2月雇用統計などが予定されている。

    ――プレイバック・マーケット――

    ●SQ値
    02月限 日経225 27779.75  TOPIX  1986.19
    03月限 日経225 28377.34  TOPIX  2047.32
    04月限 日経225 28519.43  TOPIX  2019.76
    05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33
    06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13
    07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68
    08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68
    09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93
    10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75
    11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99
    12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77
    01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46
    02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93

    ◆日経225先物(日足)
             始値   高値   安値   清算値  前日比
    24/03 03月01日  39230  40010  38990  40000  +740
    24/03 02月29日  39160  39260  38890  39260  +90
    24/03 02月28日  39280  39350  39080  39170  -100
    24/03 02月27日  39230  39490  39090  39270  +40
    24/03 02月26日  39130  39610  39070  39230  +110

    ◇TOPIX先物(日足)
             始値   高値   安値   清算値  前日比
    24/03 03月01日  2677.0  2713.5  2658.5  2712.0  +31.0
    24/03 02月29日  2671.0  2682.0  2653.0  2681.0  +9.5
    24/03 02月28日  2684.0  2687.5  2667.5  2671.5  -12.0
    24/03 02月27日  2678.0  2693.0  2672.5  2683.5  +6.5
    24/03 02月26日  2661.5  2686.5  2657.5  2677.0  +17.5

    ●シカゴ日経平均 円建て
              清算値  前日大阪比
    03月01日(03月限) 40220  +220
    02月29日(03月限) 39300  +40
    02月28日(03月限) 39045  -125
    02月27日(03月限) 39290  +20
    02月26日(03月限) 39340  +110
    ※前日比は大阪取引所終値比

    □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
            売り   前週末比   買い    前週末比
    02月22日    380億円 -0.04億円 1兆9598億円  +3387億円
    02月16日    380億円  -18億円 1兆6210億円  +3722億円
    02月09日    398億円 -1036億円 1兆2488億円  +623億円
    02月02日    1435億円  +441億円 1兆1865億円  +1063億円
    01月26日    994億円  +243億円 1兆0802億円  -3013億円

    □裁定取引に係る現物ポジション(株数)
            売り      前日比  買い       前日比
    02月28日    918万株    -89万株  7億6758万株   +1561万株
    02月27日    1007万株    +4万株  7億5196万株   +673万株
    02月26日    1003万株    +16万株  7億4523万株   +499万株
    02月22日    987万株   -6820万株  7億4024万株   -3020万株
    02月21日    7808万株   +6797万株  7億7044万株   +8072万株
    02月20日    1010万株    +8万株  6億8972万株   +6196万株
    02月19日    1002万株    -4万株  6億2776万株   +294万株
    02月16日    1007万株   -6811万株  6億2481万株   -2403万株
    02月15日    7818万株   +6796万株  6億4884万株   +8935万株
    02月14日    1022万株    +15万株  5億5949万株   +1286万株
    02月13日    1006万株    -48万株  5億4662万株   +5641万株
    ■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
    【2022年】
    1月14日  701億円
    1月25日  701億円
    2月14日  701億円
    3月07日  701億円
    4月07日  701億円
    5月19日  701億円
    6月13日  701億円
    6月17日  701億円
    12月2日  701億円
    【2023年】
    3月13日  701億円
    3月14日  701億円
    10月4日  701億円

    株探ニュース