2023年12月29日 0時51分
AIのトップピックはやはり巨大ITか
(NY時間10:40)(日本時間00:40)
マイクロソフト<MSFT> 374.88(+0.81 +0.22%)
アマゾン<AMZN> 153.51(+0.17 +0.11%)
アルファベットC<GOOG> 141.46(+0.02 +0.01%)
メタ・プラットフォームズ<META> 359.96(+2.13 +0.60%)
アナリストは今後のAIにおけるトップピックに、やはり巨大IT企業を挙げている。生成AIはまだ初期段階にあると考えているが、それはいずれ、全ての消費者とビジネスプラットフォームにまたがる組み込みOSに発展し、ビジネス契約書作成、友人との旅行計画、投資のような微妙なトピックに関する詳細で正確な洞察を支援するインテリジェント・エージェント(コパイロット)を提供すると見ているという。
その場合でも、商業化に向けて次の段階を左右する数社の巨大IT企業が勝利すると考えているようだ。
◆アマゾン<AMZN>
eコマースの巨人はもはや生成AIの後発組ではないと指摘。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の「ニューロン・プラットフォーム」、クラウドベースの機械学習プラットフォーム「アマゾン・セージメーカー」、そして、アマゾンと主要なAIスタートアップの基盤モデル(FM)をAPIを通じて利用可能にする「アマゾン・ベットロック」など、AI関連の進歩において大きなブレークアウトを象徴するものだと指摘。また、生成AIを搭載したアシスタントの「アマゾンQ」や、オムニチャネルのクラウドコンタクトセンター「アマゾン・コネクト」も同社にとって追い風だという。これらの進歩を合わせると、100万人以上のAWS顧客の間で有意義な採用が進む可能性があると述べた。
◆メタ<META>
. メタが所有するフェイスブックとインスタグラムを生成AIがどのように進化させるかについて強気に見ており、両SNSプラットフォームではすでに6-7%のエンゲージメントの向上を生み出しており、持続的成長と広告シェア拡大に貢献する複数年の追い風があるという。AI技術は恐らく、メッセージングと消費者のアプリ体験の方法を変える可能性があるとも付け加えた。
◆アルファベット(グーグル)<GOOG>
グーグルにはまだ証明すべきことがあるが、来年は同社にとってAIモデル「ジェミニ」の規模拡大のチャンスだとしている。同社の最初のバージョンである「ジェミニ1.0」は、高度で複雑なタスク向けの「ウルトラ」からモバイル機器向けの「ナノ」まで3つの異なるサイズを提供。ウルトラは開発者や新しいクラウド顧客の獲得を支援するという。
◆マイクロソフト<MSFT>
マイクロソフトはチャットGPTのオープンAIへの初期投資や、開発ハブである「アジュールAIスタジオ」など、生成AIですでに成功例となっている。AI業界における同社の位置については、重要かつタイムリーなイノベーションの実績と、長年に渡る顧客企業との関係から、引き続きポジティブに見ているという。
これとは別に同アナリストは、ベンチャーキャピタル(VC)から多額の投資を受けた未上場企業にも注目している。売上プラットフォームのクラーリ社、デザイン・プラットフォームのキャンバ社とピックスアート社、AIアプリ・プラットフォームのエニイスケール社などを挙げている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
マイクロソフト<MSFT> 374.88(+0.81 +0.22%)
アマゾン<AMZN> 153.51(+0.17 +0.11%)
アルファベットC<GOOG> 141.46(+0.02 +0.01%)
メタ・プラットフォームズ<META> 359.96(+2.13 +0.60%)
アナリストは今後のAIにおけるトップピックに、やはり巨大IT企業を挙げている。生成AIはまだ初期段階にあると考えているが、それはいずれ、全ての消費者とビジネスプラットフォームにまたがる組み込みOSに発展し、ビジネス契約書作成、友人との旅行計画、投資のような微妙なトピックに関する詳細で正確な洞察を支援するインテリジェント・エージェント(コパイロット)を提供すると見ているという。
その場合でも、商業化に向けて次の段階を左右する数社の巨大IT企業が勝利すると考えているようだ。
◆アマゾン<AMZN>
eコマースの巨人はもはや生成AIの後発組ではないと指摘。アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の「ニューロン・プラットフォーム」、クラウドベースの機械学習プラットフォーム「アマゾン・セージメーカー」、そして、アマゾンと主要なAIスタートアップの基盤モデル(FM)をAPIを通じて利用可能にする「アマゾン・ベットロック」など、AI関連の進歩において大きなブレークアウトを象徴するものだと指摘。また、生成AIを搭載したアシスタントの「アマゾンQ」や、オムニチャネルのクラウドコンタクトセンター「アマゾン・コネクト」も同社にとって追い風だという。これらの進歩を合わせると、100万人以上のAWS顧客の間で有意義な採用が進む可能性があると述べた。
◆メタ<META>
. メタが所有するフェイスブックとインスタグラムを生成AIがどのように進化させるかについて強気に見ており、両SNSプラットフォームではすでに6-7%のエンゲージメントの向上を生み出しており、持続的成長と広告シェア拡大に貢献する複数年の追い風があるという。AI技術は恐らく、メッセージングと消費者のアプリ体験の方法を変える可能性があるとも付け加えた。
◆アルファベット(グーグル)<GOOG>
グーグルにはまだ証明すべきことがあるが、来年は同社にとってAIモデル「ジェミニ」の規模拡大のチャンスだとしている。同社の最初のバージョンである「ジェミニ1.0」は、高度で複雑なタスク向けの「ウルトラ」からモバイル機器向けの「ナノ」まで3つの異なるサイズを提供。ウルトラは開発者や新しいクラウド顧客の獲得を支援するという。
◆マイクロソフト<MSFT>
マイクロソフトはチャットGPTのオープンAIへの初期投資や、開発ハブである「アジュールAIスタジオ」など、生成AIですでに成功例となっている。AI業界における同社の位置については、重要かつタイムリーなイノベーションの実績と、長年に渡る顧客企業との関係から、引き続きポジティブに見ているという。
これとは別に同アナリストは、ベンチャーキャピタル(VC)から多額の投資を受けた未上場企業にも注目している。売上プラットフォームのクラーリ社、デザイン・プラットフォームのキャンバ社とピックスアート社、AIアプリ・プラットフォームのエニイスケール社などを挙げている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美