2023年11月28日 7時50分
株価指数先物【寄り前】 膠着のなか+1σ水準ではロング対応に向かうか
大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 33520 +80 (+0.23%)
TOPIX先物 2386.0 +3.5 (+0.14%)
シカゴ日経平均先物 33525 +85
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
27日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。NYダウは8月に付けた年初来高値に接近するなか、主力株を中心に利益確定が優勢となった。ただし、利上げ局面が終了したとの観測から米長期金利が低下したほか、サイバーマンデーのオンライン売上高が過去最高になる見通しが伝わるなか、米経済の先行きに対する不安は後退しており、底堅さが意識されていた。S&P500業種別指数は不動産、小売、食品・生活必需品小売が上昇した一方で、運輸、医薬品・バイオテクノロジー、食品・飲料・タバコが下落。
シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は、大阪比85円高の3万3525円だった。日経225先物(12月限)は日中比20円高の3万3460円で始まり、その後は緩やかなリバウンドを継続し、3万3500円~3万3560円辺りでの保ち合いを継続。米国市場の取引開始後には3万3430円まで軟化する場面も見られたが、中盤にかけて3万3610円まで買われた。終盤は持ち高調整の売りが優勢となったものの、3万3500円処では底堅さが見られ、3万3520円でナイトセッションの取引を終えた。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好で、やや買い優勢の展開が見込まれる。米国市場は利食い優勢となったが、小幅な下げにとどまっており、底堅さが意識されていた。アドビ・デジタル・インサイツによると、サイバーマンデーのオンライン売上高は前年比5.4%増の124億ドルに達し、過去最高となる見通しと報じられている。これを受けて、アマゾン・ドット・コム<AMZN>やウォルマート<WMT>が買われている。
また、慎重な見通しが嫌気されていたエヌビディア<NVDA>が、米長期金利の低下を受けて4営業日ぶりに上昇したことも支援材料になりそうだ。日経225先物はナイトセッションで3万3430円と下落に転じる場面も見られたが、ボリンジャーバンドの+1σ(3万3390円水準)を割り込まず、支持線として機能している。+2σは3万4420円辺りまで上昇してきており、+1σと+2σによるレンジで推移するなか、レンジ下限でのロング対応に向かわせよう。
本日も膠着感の強い展開が見込まれるものの、オプション権利行使価格の3万3500円を中心とした上下の権利行使価格である3万3375円から3万3625円のレンジを想定する。3万3500円辺りで底堅さが意識される局面では、3万3500円から3万3750円での推移となろう。また、3万3800円を超えてきたとしても、直近の戻り高値を捉えることができないと戻り待ちの売りが意識されやすく、短期的にはショートが入りやすい。
VIX指数は12.69(前日は12.46)に上昇した。先週末に9月半ば以来の年初来安値を更新したこともあり、いったんはリバウンドも入りやすいだろう。ただし、2020年1月以来の水準まで下げてきたことで、方向性としては下向きのトレンドが強まりやすく、ショートカバーが意識されやすい需給状況だろう。
なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.03倍に低下した。一時14.09倍まで上昇する場面も見られたが、その後の下げで200日移動平均線を下回ってきた。いったんは節目の14.00倍を下回る場面を意識しつつも、エヌビディアが反発したこともあり、押し目ではNTロングでのスプレッド狙いのポジションを組成する動きを狙いたい。
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株探ニュース
日経225先物 33520 +80 (+0.23%)
TOPIX先物 2386.0 +3.5 (+0.14%)
シカゴ日経平均先物 33525 +85
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
27日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。NYダウは8月に付けた年初来高値に接近するなか、主力株を中心に利益確定が優勢となった。ただし、利上げ局面が終了したとの観測から米長期金利が低下したほか、サイバーマンデーのオンライン売上高が過去最高になる見通しが伝わるなか、米経済の先行きに対する不安は後退しており、底堅さが意識されていた。S&P500業種別指数は不動産、小売、食品・生活必需品小売が上昇した一方で、運輸、医薬品・バイオテクノロジー、食品・飲料・タバコが下落。
シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は、大阪比85円高の3万3525円だった。日経225先物(12月限)は日中比20円高の3万3460円で始まり、その後は緩やかなリバウンドを継続し、3万3500円~3万3560円辺りでの保ち合いを継続。米国市場の取引開始後には3万3430円まで軟化する場面も見られたが、中盤にかけて3万3610円まで買われた。終盤は持ち高調整の売りが優勢となったものの、3万3500円処では底堅さが見られ、3万3520円でナイトセッションの取引を終えた。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好で、やや買い優勢の展開が見込まれる。米国市場は利食い優勢となったが、小幅な下げにとどまっており、底堅さが意識されていた。アドビ・デジタル・インサイツによると、サイバーマンデーのオンライン売上高は前年比5.4%増の124億ドルに達し、過去最高となる見通しと報じられている。これを受けて、アマゾン・ドット・コム<AMZN>やウォルマート<WMT>が買われている。
また、慎重な見通しが嫌気されていたエヌビディア<NVDA>が、米長期金利の低下を受けて4営業日ぶりに上昇したことも支援材料になりそうだ。日経225先物はナイトセッションで3万3430円と下落に転じる場面も見られたが、ボリンジャーバンドの+1σ(3万3390円水準)を割り込まず、支持線として機能している。+2σは3万4420円辺りまで上昇してきており、+1σと+2σによるレンジで推移するなか、レンジ下限でのロング対応に向かわせよう。
本日も膠着感の強い展開が見込まれるものの、オプション権利行使価格の3万3500円を中心とした上下の権利行使価格である3万3375円から3万3625円のレンジを想定する。3万3500円辺りで底堅さが意識される局面では、3万3500円から3万3750円での推移となろう。また、3万3800円を超えてきたとしても、直近の戻り高値を捉えることができないと戻り待ちの売りが意識されやすく、短期的にはショートが入りやすい。
VIX指数は12.69(前日は12.46)に上昇した。先週末に9月半ば以来の年初来安値を更新したこともあり、いったんはリバウンドも入りやすいだろう。ただし、2020年1月以来の水準まで下げてきたことで、方向性としては下向きのトレンドが強まりやすく、ショートカバーが意識されやすい需給状況だろう。
なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.03倍に低下した。一時14.09倍まで上昇する場面も見られたが、その後の下げで200日移動平均線を下回ってきた。いったんは節目の14.00倍を下回る場面を意識しつつも、エヌビディアが反発したこともあり、押し目ではNTロングでのスプレッド狙いのポジションを組成する動きを狙いたい。
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