2023年11月22日 15時17分
話題株ピックアップ【夕刊】(2):西松屋チェ、レゾナック、アドテスト
■西松屋チェーン <7545> 2,011円 +25 円 (+1.3%) 本日終値
西松屋チェーン<7545>は4日続伸。21日の取引終了後、11月度(10月21日~11月20日)の月次売上高速報を発表しており、既存店売上高は前年同月比7.8%増と3カ月ぶりに前年実績を上回った。後半に気温が低下したことで、秋物衣料や冬物衣料が好調に推移した。また、育児・服飾雑貨の売り上げも伸長した。なお、全店売上高は同12.4%増だった。
■レゾナック <4004> 2,672.5円 +20 円 (+0.8%) 本日終値
レゾナック・ホールディングス<4004>が底堅い。21日の取引終了後、東京都港区にある旧本社の土地など固定資産の譲渡に関する契約を締結したと発表。株価の下支え要因となったようだ。譲渡益は約183億円。本社移転で余剰となっていた資産を売却し、資本効率の改善につなげる。譲渡益は24年12月期に特別利益として計上する予定。
■コニシ <4956> 2,475円 +15 円 (+0.6%) 本日終値
コニシ<4956>が反発。21日の取引終了後、12月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表。投資単位当たりの金額を引き下げることで、投資家がより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図ることが目的という。
■ニップン <2001> 2,231円 +13 円 (+0.6%) 本日終値
ニップン<2001>が続伸した。21日、家庭用のオリーブオイルなどの値上げを発表。業績へのポジティブな影響を見込んだ買いが入った。原材料費や包装資材、物流費などのコスト上昇や為替の影響を背景に、オリーブオイルなど家庭用食品類3品について約21~27%、家庭用パスタソース・ラザニエセットなど16品を約3~4%値上げする。一方、輸入小麦の政府売渡価格が引き下げられたことに伴い、家庭用小麦粉9品は約2~4%値下げする。価格改定は2024年2月1日納品分から実施する。
■アドバンテスト <6857> 4,570円 -207 円 (-4.3%) 本日終値 東証プライム 下落率8位
アドバンテスト<6857>は反落。前日の米国株市場では半導体関連が利食われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2%近い下落となったことで、足もと半導体関連株人気にも一服感が生じている。一方、引け後発表された米画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>の23年8~10月期決算は絶好調といってよい内容で、売上高、最終利益ともに市場コンセンサスを上回った。また、次四半期(11~1月)の業績見通しについても生成AI市場の拡大に伴うデータセンター向け需要を背景に事前予想を上回っている。ただ、今月に入ってから好決算期待で株価が大きく水準を切り上げていたこともあり、目先利益確定の動きを誘発して時間外で売りに押される形となった。この流れを引き継ぐ形で、東京市場でも生成AI関連に位置付けられるアドテストやディスコ<6146>をはじめ半導体製造装置関連の主力銘柄に売りが先行している。
■Jパワー <9513> 2,276円 -4 円 (-0.2%) 本日終値
Jパワー<9513>は小幅に5日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は21日、同社株のレーティングを「ニュートラル」から「アンダーウエート」に引き下げた。目標株価は1940円から1740円に見直した。24年3月期の会社計画の経常利益が970億円(従来1100億円)に下方修正された。これを受け、同証券も同利益の予想を970億円に見直した。主な下方修正要因は、発電事業粗利益の減額修正。株価と目標株価のカイ離がセクター内で相対的に大きいため、株価に割高感があると判断し、レーティングを引き下げている。
■テクニスコ <2962> 723円 +100 円 (+16.1%) ストップ高 本日終値
テクニスコ<2962>が急騰。株価はきょうで4連騰と底値離脱を鮮明としてきた。今年7月26日に東証スタンダード市場に新規上場した直近IPO銘柄で、ヒートシンク(放熱板)製品の製造販売を手掛け、高い商品クオリティを武器に高出力半導体レーザー装置やパワー半導体向けなどで高水準の需要を獲得、中期的にも商機拡大の公算が大きい。足もとの業績も今期は急回復が見込まれており、24年6月期は営業利益段階で前期比56%増の4億2700万円と急拡大予想にある。半導体関連の中小型株に物色の矛先が向かうなか、同関連の出遅れとして投資資金が攻勢をかけている。
■ヤマックス <5285> 1,020円 +115 円 (+12.7%) 本日終値
ヤマックス<5285>は上値指向継続。同社は九州最大の土木用・建築用コンクリート二次製品メーカー。今月9日に上期決算とあわせ、24年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を200億円から203億円(前期比12.6%増)へ、営業利益を10億円から15億円(同79.9%増)へ引き上げた。上期の土木用コンクリート製品事業の状況を踏まえ、今後も業績が好調に推移することが予想されるため。あわせて、配当予想を20円から30円(前期16円)に増額修正した。好業績を背景に株価は上昇基調を強め、きょうは大幅高で1000円台乗せ(株式分割・併合考慮後)を果たし、1996年以来約27年ぶりの高値圏に浮上した。
■カイオム <4583> 147円 +12 円 (+8.9%) 本日終値
カイオム・バイオサイエンス<4583>は3日続伸、商い増勢のなか株価水準を切り上げ底値離脱の動きを明示している。理化学研究所発の創薬ベンチャーで抗体作製に独自技術を有しているのが特徴。同社が開発した抗体作製技術「ADLibシステム」への注目度が高い。21日取引終了後、中国でADLibシステムに関連する特許査定を受領したことを発表。また、欧州でがん治療用候補抗体「CBA―1535」に関する特許査定を受領したことも併せて発表しており、これが足もとの株価を強く刺激する格好となった。株価は100円台前半と低位に位置しており、上値を見込んだ個人投資家の短期資金を誘導している。
■高見サイ <6424> 1,097円 +89 円 (+8.8%) 本日終値
高見沢サイバネティックス<6424>は大幅続伸した。21日の取引終了後、パナソニック ホールディングス<6752>傘下のパナソニックコネクトと開発したウォークスルー型の顔認証改札機について、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)での設置作業が開始されると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。御堂筋線なんば駅の北東改札への設置を皮切りに、順次設置が進む計画。乗客の利用は2024年度末の開始を予定する。
株探ニュース
西松屋チェーン<7545>は4日続伸。21日の取引終了後、11月度(10月21日~11月20日)の月次売上高速報を発表しており、既存店売上高は前年同月比7.8%増と3カ月ぶりに前年実績を上回った。後半に気温が低下したことで、秋物衣料や冬物衣料が好調に推移した。また、育児・服飾雑貨の売り上げも伸長した。なお、全店売上高は同12.4%増だった。
■レゾナック <4004> 2,672.5円 +20 円 (+0.8%) 本日終値
レゾナック・ホールディングス<4004>が底堅い。21日の取引終了後、東京都港区にある旧本社の土地など固定資産の譲渡に関する契約を締結したと発表。株価の下支え要因となったようだ。譲渡益は約183億円。本社移転で余剰となっていた資産を売却し、資本効率の改善につなげる。譲渡益は24年12月期に特別利益として計上する予定。
■コニシ <4956> 2,475円 +15 円 (+0.6%) 本日終値
コニシ<4956>が反発。21日の取引終了後、12月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表。投資単位当たりの金額を引き下げることで、投資家がより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図ることが目的という。
■ニップン <2001> 2,231円 +13 円 (+0.6%) 本日終値
ニップン<2001>が続伸した。21日、家庭用のオリーブオイルなどの値上げを発表。業績へのポジティブな影響を見込んだ買いが入った。原材料費や包装資材、物流費などのコスト上昇や為替の影響を背景に、オリーブオイルなど家庭用食品類3品について約21~27%、家庭用パスタソース・ラザニエセットなど16品を約3~4%値上げする。一方、輸入小麦の政府売渡価格が引き下げられたことに伴い、家庭用小麦粉9品は約2~4%値下げする。価格改定は2024年2月1日納品分から実施する。
■アドバンテスト <6857> 4,570円 -207 円 (-4.3%) 本日終値 東証プライム 下落率8位
アドバンテスト<6857>は反落。前日の米国株市場では半導体関連が利食われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2%近い下落となったことで、足もと半導体関連株人気にも一服感が生じている。一方、引け後発表された米画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>の23年8~10月期決算は絶好調といってよい内容で、売上高、最終利益ともに市場コンセンサスを上回った。また、次四半期(11~1月)の業績見通しについても生成AI市場の拡大に伴うデータセンター向け需要を背景に事前予想を上回っている。ただ、今月に入ってから好決算期待で株価が大きく水準を切り上げていたこともあり、目先利益確定の動きを誘発して時間外で売りに押される形となった。この流れを引き継ぐ形で、東京市場でも生成AI関連に位置付けられるアドテストやディスコ<6146>をはじめ半導体製造装置関連の主力銘柄に売りが先行している。
■Jパワー <9513> 2,276円 -4 円 (-0.2%) 本日終値
Jパワー<9513>は小幅に5日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は21日、同社株のレーティングを「ニュートラル」から「アンダーウエート」に引き下げた。目標株価は1940円から1740円に見直した。24年3月期の会社計画の経常利益が970億円(従来1100億円)に下方修正された。これを受け、同証券も同利益の予想を970億円に見直した。主な下方修正要因は、発電事業粗利益の減額修正。株価と目標株価のカイ離がセクター内で相対的に大きいため、株価に割高感があると判断し、レーティングを引き下げている。
■テクニスコ <2962> 723円 +100 円 (+16.1%) ストップ高 本日終値
テクニスコ<2962>が急騰。株価はきょうで4連騰と底値離脱を鮮明としてきた。今年7月26日に東証スタンダード市場に新規上場した直近IPO銘柄で、ヒートシンク(放熱板)製品の製造販売を手掛け、高い商品クオリティを武器に高出力半導体レーザー装置やパワー半導体向けなどで高水準の需要を獲得、中期的にも商機拡大の公算が大きい。足もとの業績も今期は急回復が見込まれており、24年6月期は営業利益段階で前期比56%増の4億2700万円と急拡大予想にある。半導体関連の中小型株に物色の矛先が向かうなか、同関連の出遅れとして投資資金が攻勢をかけている。
■ヤマックス <5285> 1,020円 +115 円 (+12.7%) 本日終値
ヤマックス<5285>は上値指向継続。同社は九州最大の土木用・建築用コンクリート二次製品メーカー。今月9日に上期決算とあわせ、24年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を200億円から203億円(前期比12.6%増)へ、営業利益を10億円から15億円(同79.9%増)へ引き上げた。上期の土木用コンクリート製品事業の状況を踏まえ、今後も業績が好調に推移することが予想されるため。あわせて、配当予想を20円から30円(前期16円)に増額修正した。好業績を背景に株価は上昇基調を強め、きょうは大幅高で1000円台乗せ(株式分割・併合考慮後)を果たし、1996年以来約27年ぶりの高値圏に浮上した。
■カイオム <4583> 147円 +12 円 (+8.9%) 本日終値
カイオム・バイオサイエンス<4583>は3日続伸、商い増勢のなか株価水準を切り上げ底値離脱の動きを明示している。理化学研究所発の創薬ベンチャーで抗体作製に独自技術を有しているのが特徴。同社が開発した抗体作製技術「ADLibシステム」への注目度が高い。21日取引終了後、中国でADLibシステムに関連する特許査定を受領したことを発表。また、欧州でがん治療用候補抗体「CBA―1535」に関する特許査定を受領したことも併せて発表しており、これが足もとの株価を強く刺激する格好となった。株価は100円台前半と低位に位置しており、上値を見込んだ個人投資家の短期資金を誘導している。
■高見サイ <6424> 1,097円 +89 円 (+8.8%) 本日終値
高見沢サイバネティックス<6424>は大幅続伸した。21日の取引終了後、パナソニック ホールディングス<6752>傘下のパナソニックコネクトと開発したウォークスルー型の顔認証改札機について、大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)での設置作業が開始されると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。御堂筋線なんば駅の北東改札への設置を皮切りに、順次設置が進む計画。乗客の利用は2024年度末の開始を予定する。
株探ニュース