2023年5月19日 5時31分
ダウ平均は続伸 終盤に上げに転じる ＩＴ・ハイテク株への資金流入が続く＝米国株概況
NY株式18日（NY時間16:20）
ダウ平均 33535.91（+115.14 +0.34%）
S＆P500 4198.05（+39.28 +0.94%）
ナスダック 12688.84（+188.27 +1.51%）
CME日経平均先物 30920（大証終比：+330 +1.07%）
きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は続伸したほか、ナスダックも続伸。ＩＴ・ハイテク株には資金流入が続いている。序盤のダウ平均は軟調な推移が続いていたが、終盤に上げに転じた。序盤の下げについては、取引開始前にローガン・ダラス連銀総裁の「まだ利上げ停止の論拠が見当たらない」との発言が伝わり、短期金融市場で６月利上げ確率が上昇し、市場を圧迫していた。
ただ、市場には全体的に安心感が広がっている。投資家は米債務上限問題の協議の行方を見守っているが、議会指導者とバイデン大統領が合意に達し、デフォルト（債務不履行）を回避できると引き続き期待している。マッカーシー下院議長は「デフォルト（債務不履行）に陥るとは考えていない」と述べているほか、バイデン大統領も「デフォルトを回避できると確信している」と述べていた。
米債務上限問題に関しては何も具体的な進展は伝わっていないが、バイデン大統領がＧ７広島サミットから帰国後、何らかの決定が出ると期待されているようだ。マッカーシー下院議長は来週下院で合意内容を討議すると述べていた。
取引開始前に発表になったウォルマート<WMT>の決算も安心材料に繋がった。既存店売上高が予想を上回ったほか、先行きに慎重さも滲ませていたが、通期の１株利益の見通しを上方修正している。今週はライバルのターゲット<TGT>が売上げ動向の軟化を警告し、ホーム・デポ<HD>は消費者の反動減を理由に通期の利益見通しを下方修正していた。ただ、きょうのウォルマートの決算はひろまず安心感に繋がっているようだ。
米地銀株に買い戻しが続いていることもムードを高めている。前日に買戻しを強めていた注目のパックウェスト<PACW>は本日も上昇。
ネットフリックス<NFLX>が上昇。同社はきのう、広告付き低価格プランの月間アクティブユーザー（ＭＡＵ）が導入後６カ月で５００万人に達したとイベントで発表した。
マイクロン・テクノロジー<MU>が上昇。日本政府から２０００億円の支援を受け、同社の広島工場で次世代ＤＲＡＭの生産を目指すと伝わった。
ゲーム開発のテイクツー・インタラクティブ<TTWO>が大幅高。人気のアクション・アドベンチャー・ゲーム「グランド・セフト・オート（ＧＴＡ）」シリーズの最新作投入時期を示唆したことが買い手掛かり。
クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレーク<SNOW>が上昇。検索スタートアップのＮｅｅｖａ社を買収するための交渉を進めていると伝わった。
サービスナウ<NOW>が５日続伸し、昨年８月以来の５００ドル台を回復。同社は今週開催したアナリスト説明会で、長期的な売上高見通しを下方修正した一方で、利益の見通しは引き上げた。同社はこれに先立ち、マイクロソフト<MSFT>との提携を発表し、顧客に生成ＡＩソフトウェアツールへのアクセスを提供することを明らかにしている。
情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が大幅高。著名ファンドマネジャーのキャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストメントの上場投信（ＥＴＦ）が前日に１２６万株を購入したことを明らかにした。
ウォルマート<WMT> 151.47（+1.94 +1.30%）
マイクロン<MU> 67.57（+2.65 +4.08%）
テイクツー・インタラクティブ<TTWO> 139.63（+14.61 +11.69%）
スノーフレーク<SNOW> 184.31（+10.29 +5.91%）
サービスナウ<NOW> 510.17（+17.25 +3.50%）
パックウェスト<PACW> 5.84（+0.28 +5.04%）
ネットフリックス<NFLX> 371.29（+31.33 +9.22%）
パランティア<PLTR> 11.74（+1.49 +14.54%）
アップル<AAPL> 175.05（+2.36 +1.37%）
マイクロソフト<MSFT> 318.52（+4.52 +1.44%）
アマゾン<AMZN> 118.15（+2.65 +2.29%）
アルファベットC<GOOG> 123.52（+2.04 +1.68%）
テスラ<TSLA> 176.89（+3.03 +1.74%）
メタ・プラットフォームズ<META> 246.85（+4.37 +1.80%）
ＡＭＤ<AMD> 107.93（+4.18 +4.03%）
エヌビディア<NVDA> 316.78（+15.00 +4.97%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 33535.91（+115.14 +0.34%）
S＆P500 4198.05（+39.28 +0.94%）
ナスダック 12688.84（+188.27 +1.51%）
CME日経平均先物 30920（大証終比：+330 +1.07%）
きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は続伸したほか、ナスダックも続伸。ＩＴ・ハイテク株には資金流入が続いている。序盤のダウ平均は軟調な推移が続いていたが、終盤に上げに転じた。序盤の下げについては、取引開始前にローガン・ダラス連銀総裁の「まだ利上げ停止の論拠が見当たらない」との発言が伝わり、短期金融市場で６月利上げ確率が上昇し、市場を圧迫していた。
ただ、市場には全体的に安心感が広がっている。投資家は米債務上限問題の協議の行方を見守っているが、議会指導者とバイデン大統領が合意に達し、デフォルト（債務不履行）を回避できると引き続き期待している。マッカーシー下院議長は「デフォルト（債務不履行）に陥るとは考えていない」と述べているほか、バイデン大統領も「デフォルトを回避できると確信している」と述べていた。
米債務上限問題に関しては何も具体的な進展は伝わっていないが、バイデン大統領がＧ７広島サミットから帰国後、何らかの決定が出ると期待されているようだ。マッカーシー下院議長は来週下院で合意内容を討議すると述べていた。
取引開始前に発表になったウォルマート<WMT>の決算も安心材料に繋がった。既存店売上高が予想を上回ったほか、先行きに慎重さも滲ませていたが、通期の１株利益の見通しを上方修正している。今週はライバルのターゲット<TGT>が売上げ動向の軟化を警告し、ホーム・デポ<HD>は消費者の反動減を理由に通期の利益見通しを下方修正していた。ただ、きょうのウォルマートの決算はひろまず安心感に繋がっているようだ。
米地銀株に買い戻しが続いていることもムードを高めている。前日に買戻しを強めていた注目のパックウェスト<PACW>は本日も上昇。
ネットフリックス<NFLX>が上昇。同社はきのう、広告付き低価格プランの月間アクティブユーザー（ＭＡＵ）が導入後６カ月で５００万人に達したとイベントで発表した。
マイクロン・テクノロジー<MU>が上昇。日本政府から２０００億円の支援を受け、同社の広島工場で次世代ＤＲＡＭの生産を目指すと伝わった。
ゲーム開発のテイクツー・インタラクティブ<TTWO>が大幅高。人気のアクション・アドベンチャー・ゲーム「グランド・セフト・オート（ＧＴＡ）」シリーズの最新作投入時期を示唆したことが買い手掛かり。
クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレーク<SNOW>が上昇。検索スタートアップのＮｅｅｖａ社を買収するための交渉を進めていると伝わった。
サービスナウ<NOW>が５日続伸し、昨年８月以来の５００ドル台を回復。同社は今週開催したアナリスト説明会で、長期的な売上高見通しを下方修正した一方で、利益の見通しは引き上げた。同社はこれに先立ち、マイクロソフト<MSFT>との提携を発表し、顧客に生成ＡＩソフトウェアツールへのアクセスを提供することを明らかにしている。
情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が大幅高。著名ファンドマネジャーのキャシー・ウッド氏が率いるアーク・インベストメントの上場投信（ＥＴＦ）が前日に１２６万株を購入したことを明らかにした。
ウォルマート<WMT> 151.47（+1.94 +1.30%）
マイクロン<MU> 67.57（+2.65 +4.08%）
テイクツー・インタラクティブ<TTWO> 139.63（+14.61 +11.69%）
スノーフレーク<SNOW> 184.31（+10.29 +5.91%）
サービスナウ<NOW> 510.17（+17.25 +3.50%）
パックウェスト<PACW> 5.84（+0.28 +5.04%）
ネットフリックス<NFLX> 371.29（+31.33 +9.22%）
パランティア<PLTR> 11.74（+1.49 +14.54%）
アップル<AAPL> 175.05（+2.36 +1.37%）
マイクロソフト<MSFT> 318.52（+4.52 +1.44%）
アマゾン<AMZN> 118.15（+2.65 +2.29%）
アルファベットC<GOOG> 123.52（+2.04 +1.68%）
テスラ<TSLA> 176.89（+3.03 +1.74%）
メタ・プラットフォームズ<META> 246.85（+4.37 +1.80%）
ＡＭＤ<AMD> 107.93（+4.18 +4.03%）
エヌビディア<NVDA> 316.78（+15.00 +4.97%）
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美