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    2026年3月11日 8時07分

    株価指数先物【寄り前】 -1σと25日線とのレンジを想定

    大阪3月限ナイトセッション
    日経225先物 54870 +410 (+0.75%)
    TOPIX先物 3700.0 +26.0 (+0.70%)
    シカゴ日経平均先物 54880 +420
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     10日の米国市場は小幅ながら、NYダウ S&P500が下落した一方で、ナスダックは上昇。主要7カ国(G7)エネルギー担当相が10日、オンライン会合を開き、石油備蓄の協調放出の必要性を確認。NY原油先物価格が急落したことでインフレ懸念が和らぎ、NYダウは470ドルあまり上昇する場面もあった。ただ、イランがホルムズ海峡の航路に機雷の敷設を準備しているとの報道が伝わると、中東の軍事衝突を巡る不透明感が再び高まる形となり、NYダウは下落に転じた。

     NYダウ構成銘柄ではスリーエム<MMM>、シスコシステムズ<CSCO>、キャタピラー<CAT>、ハネウェル・インターナショナル<HON>、エヌビディア<NVDA>が買われた。半面、ボーイング<BA>、セールスフォース<CRM>、シェブロン<CVX>、IBM<IBM>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が軟調。

     シカゴ日経平均先物(3月限)の清算値は、大阪比420円高の5万4880円だった。日経225先物(3月限)のナイトセッションは日中比280円高の5万4740円で始まった。5万5400円まで買われた後は軟化し、米国市場の取引開始後には5万4300円まで売られた。売り一巡後は再び上へのバイアスが強まり、中盤にかけて5万5000円台を回復すると、5万5790円まで上げ幅を広げる場面もみられた。終盤にかけては利食いに伴うロング解消の動きもあって5万4800円~5万5100円辺りでの保ち合いを継続。日中比410円高の5万4870円で取引を終えた。

     日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。ナイトセッションでは下落に転じる場面もみられたが、概ねボリンジャーバンドの-1σ(5万4550円)を上回っての推移が目立った。25日移動平均線(5万6240円)とのレンジが意識されてくるなかで、まずは-1σ水準での底堅さを見極めつつ、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。

     ただ、中東の軍事衝突を巡る不透明感から積極的なロングは限られるとみられ、25日線接近では戻り待ち狙いのショートが入りやすい。そのため、オプション権利行使価格の5万4000円から5万6000円のレンジを想定する。なお、外部環境の落ち着きにより25日線を明確に上抜ける動きをみせてくるようだと、ショートカバーを誘う形になると考えられ、+1σ(5万7920円)を射程に入れた5万6000円~5万8000円のレンジに移行することになる。

     10日の米VIX指数は24.93(9日は25.50)に低下した。26.01まで切り上げる場面もみられたが、その後は下げに転じており、一時+1σ(23.59)を割り込んで22.19まで低下する場面もあった。上向きのトレンドを形成しているが、25日線(20.78)に接近してきたことで、過度なリスク回避の姿勢は和らぎそうだ。

     昨日のNT倍率は先物中心限月で14.82倍に上昇した。朝方に14.96倍まで上昇し25日線(14.92倍)を上回る場面もみられたが、その後の下げで75日線(14.86倍)を下回っての推移となった。-1σ(14.80倍)を明確に下抜けてくると、NTショートに振れやすくなりそうだ。一方で、米国ではナスダック指数やフィラデルフィア半導体株(SOX)指数が小幅に上昇していることで、NTロングに振れる展開もあるだろう。

    株探ニュース