（NY時間10:45）（日本時間23:45）
チーズケーキ・ファクトリー<CAKE>　66.93（+3.75　+5.94%）

　カジュアルレストランのザ・チーズケーキ・ファクトリー<CAKE>が上昇。前日引け後に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。既存店売上高は予想範囲内となった。

　同社は声明で「ザ・チーズケーキ・ファクトリーの店舗が業績をけん引した。われわれが提供する美味しく記憶に残る外食体験に対する堅調な消費者需要がうかがえた」と述べた。

　アナリストは「説明会で示された第３四半期の売上高見通し、９．０５億－９．１５億ドルの中央値に基づくと、５．１％の増収となる見通しで、店舗純増数、値上げ、そして新たに導入したボウル（ボウル料理）やバイツ（小皿料理）による既存店売上高の押し上げが要因とみられる。ミートボールスライダーなど１０ドル未満のバイツの投入により、コアメニューとの組み合わせによる注文単価の上昇が期待されると」述べた。

　また、「純利益率はメニュー価格の２．０－２．５％引き上げと生産性向上が、労務費や原材料コストの上昇によって相殺されるため、横ばいの約３．２５％になる見通しだ」とも語った。

（４－６月・第２四半期）
・既存店売上高：1.2％増（予想：1.2％増）
・１株利益（調整後）：1.16ドル（予想：1.06ドル）
・売上高：9.56億ドル　5.7％増（予想：9.47億ドル）
・店舗数合計：362店（予想：362.17店）

【企業概要】
　米国内外にレストランおよび製パン工場を所有・運営する。多種多様なチーズケーキのほか、カジュアルなランチから記念日のお祝いまで、幅広い客層に、前菜・ピザ・シーフード・ステーキなどを提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース