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    2026年8月4日 15時45分

    話題株ピックアップ【夕刊】(1):テラドローン、住友重、レーザーテク

    ■JPMC <3276>  2,222円  +400 円 (+22.0%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ
     JPMC<3276>はストップ高の水準となる前営業日比400円高の2222円に買われた。3日の取引終了後、MBO(経営陣が参加する買収)の一環として非公開化を目指しTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表しており、TOB価格の1株2250円にサヤ寄せする動きを見せている。買付予定数の下限は670万7800株(所有割合40.16%)で、上限は設定しない。買付期間は8月4日から9月15日までを予定している。TOB成立後、所定の手続きを経てJPMCは上場廃止となる見通し。JPMCはTOBに賛同の意見を表明し、株主に応募を推奨した。東京証券取引所は3日、JPMCを監理銘柄(確認中)に指定している。

    ■スズデン <7480>  2,901円  +500 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値
     スズデン<7480>はストップ高。3日の取引終了後、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正した。売上高予想を前回予想の517億円から645億円(前期比40.5%増)、営業利益予想を24億円から39億6000万円(同91.1%増)に引き上げた。あわせて年間配当予想を71円増額の176円(前期は111円50銭)としており、これらを好感した買いが集まった。中間配当予想を38円増額の86円、期末配当予想を33円増額の90円に変更した。業績については主要顧客における生産活動や設備投資需要が引き続き堅調に推移すると予想。生成AI関連の高性能な半導体の需要が拡大しているうえ、最先端メモリなどの需要が増加していることから、更なる投資拡大が見込まれるという。なお、4~6月期は売上高が151億9700万円(前年同期比47.7%増)、営業利益が9億7100万円(同2.5倍)だった。また、同時に7月度の売上高推移速報(個別)を開示。同月の売上高は60億8300万円(前年同月比62.3%増)となった。

    ■Terra Drone <278A>  14,360円  +2,360 円 (+19.7%)  本日終値
     Terra Drone<278A>が大幅高で4日続伸。東京証券取引所が3日の取引終了後に、同社株の信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を4日売買分から解除すると発表。また、日本証券金融も4日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表しており、取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買いが流入したようだ。

    ■ダイトロン <7609>  4,150円  +570 円 (+15.9%) 一時ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率4位
     ダイトロン<7609>が大口の買い注文に寄り付き商いが成立せず、気配値でスタートする人気となった。半導体などの製造装置に優位性を持つエレクトロニクス系の技術商社で、高度なマーケティング能力に加え、メーカー機能も併せ持ち自社開発製品に強みを有しているのが特長だ。データセンターなどAIインフラ特需を捉え、足もとの業績も絶好調に推移している。3日取引終了後、同社は26年12月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の75億5000万円から90億円(前期比28%増)に増額した。好業績を背景に株主還元も強化し、今期の年間配当は従来計画の95円から120円(前期実績は修正後で95円)に大幅上乗せする。更に、発行済株式数の3%強に相当する65万株、金額ベースで25億円を上限とする自社株買いを実施することも発表、取得した株式についてはすべて消却を予定しており、株式価値向上と株式需給改善が期待される状況にある。これらを評価する買いが集中する格好となった。

    ■東計電算 <4746>  5,630円  +705 円 (+14.3%) ストップ高   本日終値
     東計電算<4746>はストップ高。3日の取引終了後、26年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算の発表にあわせて、通期の最終利益予想を上方修正した。最終利益予想を前回予想の55億100万円から86億100万円(前期比60.1%増)に変更した。また、同時に9月30日を基準日として1株を4株に株式分割すると開示。そんななか、期末配当予想を86円50銭から97円50銭に引き上げた。これは株式分割前ベースで実質303円50銭の増額となっており、好感した買いが集まった。最終利益予想については、8月から12月にかけて保有する上場有価証券の一部を売却することで、売却益43億円を計上する見込みであることを反映した。なお、6月中間期は売上高が108億300万円(前年同期比9.6%増)、営業利益が33億3000万円(同12.3%増)、最終利益が29億2700万円(同17.3%増)だった。主力の情報処理・ソフトウェア開発業務が業績を牽引。システム運用業務が堅調に推移した。

    ■ヤマハ発動機 <7272>  1,511円  +178.5 円 (+13.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率6位
     ヤマハ発動機<7272>が後場急上昇し年初来高値を更新。午後1時ごろに26年12月期の連結業績予想について、売上高を2兆7000億円から2兆9000億円(前期比14.4%増)へ、営業利益を1800億円から2600億円(同2.1倍)へ、純利益を1000億円から1700億円(同10.6倍)へ上方修正したことが好感された。上期決算が、新興国を中心にMC(モーターサイクル)事業の販売台数が増加したことや為替の円安進行などで想定を上回ったことに加えて、年間を通じて米国追加関税の影響が期初想定を下回る見通しであることや、コスト削減施策の効果などを織り込んだ。また、想定為替レートを1ドル=155円から159円へ、1ユーロ=175円から182円へ見直したことも寄与する。同時に発表した6月中間期決算は、売上高1兆4979億円(前年同期比17.2%増)、営業利益1584億7600万円(同88.6%増)、純利益1139億円(同2.1倍)だった。

    ■パワーエックス <485A>  1,850円  +179 円 (+10.7%)  本日終値
     パワーエックス<485A>が大幅高で4日続伸。3日の取引終了後に、大規模蓄電所向け高容量蓄電システム「Mega Power 4000」シリーズを発表。来年5月に量産を開始するとしたことが好感された。世界中で再生可能エネルギーの導入が加速するなか、系統蓄電所の大型化とグローバル市場での競争に対応する。2段積みでの設置にも対応したグローバル戦略モデルで、日本国内だけではなく、豪州や東南アジアなど海外市場への本格展開を目指し国内外の顧客への提案を開始した。

    ■FUJI <6134>  8,143円  +698 円 (+9.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位
     FUJI<6134>が3連騰。3日の取引終了後に、27年3月期の連結業績予想について、売上高を2110億円から2440億円(前期比35.1%増)へ、営業利益を436億円から600億円(同2.0倍)へ、純利益を330億円から440億円(同2.8倍)へ上方修正したことが好感された。主力のロボットソリューション事業で、タイ、ベトナムを中心としたアジア地域のAIサーバー関連の設備需要が高水準で継続する見通しであることに加えて、北米向けの設備需要が拡大していることが要因。電子部品実装ロボット「NXTR」を軸とした全方位戦略により、幅広い業種・地域で需要を取り込むことも奏功する。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高605億9700万円(前年同期比45.9%増)、営業利益152億1200万円(同2.9倍)、純利益126億2200万円(同2.2倍)だった。

    ■住友重機械工業 <6302>  5,720円  +433 円 (+8.2%)  本日終値
     住友重機械工業<6302>が後場に上げ幅を拡大した。同社は4日午後2時、26年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正しており、好感されたようだ。今期の売上高予想は従来の見通しから300億円増額して1兆1200億円(前期比5.0%増)、最終利益予想は10億円増額して350億円(同13.1%増)に見直した。為替想定を見直したほか、減・変速機や極低温冷凍機を手掛けるメカトロニクスと、油圧ショベルや建設用クレーンを製品群に持つロジスティックス&コンストラクションの両部門で受注環境が改善しており、これらの影響を業績予想に反映した。下期の想定為替レートは1ドル=155円、1ユーロ=180円とした。1~6月期の売上高は5541億7600万円(前年同期比12.0%増)、最終利益は220億4000万円(同77.8%増)だった。

    ■レーザーテック <6920>  44,100円  +3,190 円 (+7.8%)  本日終値
     レーザーテック<6920>は上値指向鮮明、半導体製造装置関連の中でもとりわけ上げ足の強さが目立つ。きょうは一時6.3%高の4万3480円まで買われる場面があり、4万3000円台を横に走る75日移動平均線との下方カイ離をほぼ解消する動きをみせた。EUV露光装置ではASML<ASML>が世界シェアを独占しているが、生成AIのインフラ拡充で世界的な建設ラッシュとなっているAIデータセンター向け高性能チップに関して、EUV領域の装置需要が沸騰している。このEUV露光装置向けマスク欠陥検査装置とマスクブランクス欠陥検査装置の独占的サプライヤーであるレーザーテクの業績も27年6月期以降、再び飛躍期に突入するとの見方が広がったようだ。なお、今週6日に同社は26年6月期の本決算発表を控えており、ここで示される次期業績予想を先取りする決算プレー的な買い需要が発現している。

    株探ニュース