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    2026年2月26日 11時08分

    NECは赤三兵で底入れ反騰の緒に就く、アンソロピック・ショック連れ安も逆回転局面に

     NEC<6701>が大幅高で続伸、取引時間中としては3営業日ぶりにフシ目の4000円大台を回復した。2月4日の急落を境に下げ足を強め、直近3600円近辺まで売り込まれる場面があったが目先リバウンドに転じている。米新興AIのアンソロピックが開発したAIツールがクラウドで業務ソフトを提供する企業のビジネスモデルを破壊するとの思惑から、米国ではソフトウェア関連株に幅広く売りが出ており、その流れがこれまで東京市場にも波及していた。

     NECはハードとソフトを総合的に展開しており、ソフトウェア関連株の範疇には含まれないものの、米国株市場でマイクロソフト<MSFT>やIBM<IBM>といった業界を代表する企業の株価が売り込まれるなか、同社は国内のIT大手として海外投資家の売りターゲットとなった経緯がある。もっとも海外勢の売りにはヘッジファンド系の短期筋による戦略的なショートも含まれているとみられ、その反動によるリバウンドが生じる可能性は常に意識されていた。そうしたなか足もとでは、米株市場でソフトウェア関連が売り一巡から買い戻しのタームに入っており、東京市場でも同様のマネーフローの逆流が観測される。

     NECは底値圏できれいな「赤三兵」を形成しショートカバーを誘発、これに乗じた逆張り資金の攻勢も株価に浮揚力を与えたとみられる。なお、中国がデュアルユース(軍民両用)品の輸出規制を発動するなか、NECは防衛関連の側面からネガティブな圧力が加わった可能性もあるが、きょうは傘下企業がリストアップされていた三菱重工業<7011>やIHI<7013>が切り返しに転じていることから、中国案件に絡む切り口でも買い方有利の需給バランスが生じている。

    出所:MINKABU PRESS