2025年11月12日 0時05分
ダウ平均は3日続伸もナスダック反落 エヌビディアが下落=米国株序盤
NY株式11日(NY時間10:03)(日本時間00:03)
ダウ平均 47462.59(+93.96 +0.20%)
ナスダック 23429.75(-97.42 -0.41%)
CME日経平均先物 50965(大証終比:-195 -0.38%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は小幅に3日続伸で始まった一方、前日に上げを主導したIT・ハイテク株は売りが優勢となり、ナスダックは反落している。
東京時間に米上院がつなぎ法案を本会議で可決し、米政府機関閉鎖が終結に向かっているとの楽観論が広がっていた。今後は下院での修正案の再可決とトランプ大統領の署名を待つ。米株式市場も時間外でポジティブな反応を見せていたが、次第にIT・ハイテク株の上値が重くなった。
日本のソフトバンクGがエヌビディア<NVDA>株を全株売却したとの報道がIT・ハイテク株の売りを誘っているとの指摘が出ている。孫正義氏率いるソフトバンクGは、かつてエヌビディア株を大量保有。2019年に大量売却したが、その後、再び購入し、最近は買い増しもしていた。ソフトバンクGがAI分野で独自の地位を築こうとする動きの一環ともされている。本日のエヌビディア株は下落。
AI関連銘柄のバリュエーションへの疑問は市場に根強くあるようだ。アナリストからは、市場は現在、ある種の調整局面に入っているとの見解も出ているが、市場は、今年の顕著な株価上昇が再び勢いを取り戻せるかを見極めている中、多くのリスクと不確実性に直面している。
一方、米政府機関の再開は米経済への逆風を和らげ、金融政策判断の基礎となる経済指標も発表再開への期待が高まっている。それについて米大手証券からは、9月分の米雇用統計は閉鎖終了から約3営業日後に発表される可能性があるが、その他は1-2週間後になるのではとの見方も出ていた。しかし、10月分のデータについては、収集作業が中断されていたため、発表までに時間がかかり、12月FOMCまでに間に合わない可能性もあると述べている。
さらに、米中間の通商不安も若干再燃。中国がレアアースの輸出承認を迅速化する一方、米軍関連企業を除外したと伝わった。米中貿易休戦の持続性に新たな不透明感も生じているようだ。
一部からは「バリュエーションは極端ではないが、成長ストーリーに不安が出ると急に割高に見える。AIを引き続き強気に見ているが、先行きにはまだ長い道のりがあり、その過程はおそらく変化の大きいものになるだろう」との指摘も出ている。
アップル<AAPL> 272.75(+3.32 +1.23%)
マイクロソフト<MSFT> 504.29(-1.71 -0.34%)
アマゾン<AMZN> 249.16(+0.76 +0.31%)
アルファベットC<GOOG> 290.39(-0.20 -0.07%)
アルファベットA<GOOGL> 289.76(-0.34 -0.12%)
テスラ<TSLA> 439.06(-6.17 -1.39%)
エヌビディア<NVDA> 193.52(-5.53 -2.78%)
メタ<META> 625.59(-6.17 -0.98%)
AMD<AMD> 243.20(-0.78 -0.32%)
イーライリリー<LLY> 975.92(+9.28 +0.96%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 47462.59(+93.96 +0.20%)
ナスダック 23429.75(-97.42 -0.41%)
CME日経平均先物 50965(大証終比:-195 -0.38%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は小幅に3日続伸で始まった一方、前日に上げを主導したIT・ハイテク株は売りが優勢となり、ナスダックは反落している。
東京時間に米上院がつなぎ法案を本会議で可決し、米政府機関閉鎖が終結に向かっているとの楽観論が広がっていた。今後は下院での修正案の再可決とトランプ大統領の署名を待つ。米株式市場も時間外でポジティブな反応を見せていたが、次第にIT・ハイテク株の上値が重くなった。
日本のソフトバンクGがエヌビディア<NVDA>株を全株売却したとの報道がIT・ハイテク株の売りを誘っているとの指摘が出ている。孫正義氏率いるソフトバンクGは、かつてエヌビディア株を大量保有。2019年に大量売却したが、その後、再び購入し、最近は買い増しもしていた。ソフトバンクGがAI分野で独自の地位を築こうとする動きの一環ともされている。本日のエヌビディア株は下落。
AI関連銘柄のバリュエーションへの疑問は市場に根強くあるようだ。アナリストからは、市場は現在、ある種の調整局面に入っているとの見解も出ているが、市場は、今年の顕著な株価上昇が再び勢いを取り戻せるかを見極めている中、多くのリスクと不確実性に直面している。
一方、米政府機関の再開は米経済への逆風を和らげ、金融政策判断の基礎となる経済指標も発表再開への期待が高まっている。それについて米大手証券からは、9月分の米雇用統計は閉鎖終了から約3営業日後に発表される可能性があるが、その他は1-2週間後になるのではとの見方も出ていた。しかし、10月分のデータについては、収集作業が中断されていたため、発表までに時間がかかり、12月FOMCまでに間に合わない可能性もあると述べている。
さらに、米中間の通商不安も若干再燃。中国がレアアースの輸出承認を迅速化する一方、米軍関連企業を除外したと伝わった。米中貿易休戦の持続性に新たな不透明感も生じているようだ。
一部からは「バリュエーションは極端ではないが、成長ストーリーに不安が出ると急に割高に見える。AIを引き続き強気に見ているが、先行きにはまだ長い道のりがあり、その過程はおそらく変化の大きいものになるだろう」との指摘も出ている。
アップル<AAPL> 272.75(+3.32 +1.23%)
マイクロソフト<MSFT> 504.29(-1.71 -0.34%)
アマゾン<AMZN> 249.16(+0.76 +0.31%)
アルファベットC<GOOG> 290.39(-0.20 -0.07%)
アルファベットA<GOOGL> 289.76(-0.34 -0.12%)
テスラ<TSLA> 439.06(-6.17 -1.39%)
エヌビディア<NVDA> 193.52(-5.53 -2.78%)
メタ<META> 625.59(-6.17 -0.98%)
AMD<AMD> 243.20(-0.78 -0.32%)
イーライリリー<LLY> 975.92(+9.28 +0.96%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース