（NY時間09:39）（日本時間22:39）
コアウィーブ<CRWV>　138.61（+16.09　+13.13%）

　ＡＩ向けクラウドサービスを手がけるコアウィーブ<CRWV>が大幅高。取引開始前にメタ<META>と最大１４２億ドル相当のコンピューティング能力を供給する大型契約を結んだと伝わった。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。高度なＡＩモデルの開発・運用にかかる莫大なコストを浮き彫りにしている。

　「メタは以前の契約で当社のインフラを高く評価し、さらに求めてきた」とイントレーターＣＥＯがインタビューで語った。契約の一環として、同社はメタにエヌビディア<NVDA>の最新システム「ＧＢ３００」へのアクセスを提供するという。

　同社は「ネオクラウド」と呼ばれる新興企業群の一角で、先端ＡＩチップへのアクセスを貸し出す事業を展開。３月のＩＰＯ以来、主要ＩＴ企業が最先端ＡＩモデルの開発競争にしのぎを削り、コンピューティング需要が急増する中で、同社株は３倍以上に値上がりした。

　今回のメタとの契約は、これまで最大顧客であったマイクロソフト<MSFT>の依存から事業をさらに多様化させる。４－６月期においてマイクロソフトは同社の売上の７１％を占めていた。同契約は、先週発表されたオープンＡＩからの数十億ドル規模の新たなコミットメントに続くものとなる。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美


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