（NY時間11:13）（日本時間00:13）
ネットアップ<NTAP>　100.63（+1.42　+1.43%）

　データストレージのネットアップ<NTAP>が前日引け後に２－４月期決算（第４四半期）を発表し、１株利益が予想を上回った。ただ、ガイダンスでは、第１四半期の見通しが予想を下回るなど慎重な見通しを示した。

　アナリストは「企業のＩＴ支出環境は予想以上に鈍化しており、第１四半期および通期の見通しはコンセンサスを下回った」と述べている。一方、楽観的な見方も出ており、「マクロ経済要因により経営陣は保守的な見通しを表明したが、２６年度には予想を上回る業績と増配の可能性を暗示している」とのコメントも聞かれた。

　株価は下落して始まったものの、売りが一巡すると買い戻しが入りプラスに転じている。

（２－４月・第４四半期）
・１株利益（調整後）：1.93ドル（予想：1.90ドル）
・売上高：17.3億ドル　3.8％増（予想：17.2億ドル）
　　ハイブリッドクラウド：15.7億ドル（予想：15.6億ドル）
　　製品：8.45億ドル（予想：8.29億ドル）
　　サポート：6.25億ドル（予想：6.32億ドル）
　　パブリッククラウド：1.64億ドル（予想：1.73億ドル）
・粗利益率（調整後）：69.5％（予想：69.7％）
・１株利益：1.65ドル

（５－７月・第１四半期見通し）
・１株利益（調整後）：1.48～1.58ドル（予想：1.65ドル）
・売上高：14.6～16.1億ドル（予想：16.0億ドル）

（２６年度通期見通し）
・１株利益（調整後）：7.60～7.90ドル（予想：7.71ドル）
・売上高：66.3～68.8億ドル
・粗利益率（調整後）：71～72％
・営業利益率（調整後）：28.8～29.8％

【企業概要】
　データ・ストレージを提供し、専用ハードウェアやソフトウェア、サービスで構成されるストレージ・ソリューションにより、オープン・ネットワーク環境におけるストレージ管理を世界中の企業、政府機関、大学向けに提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美


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