2024年5月1日 2時17分
ダウ平均は大幅反落 米雇用コスト指数が予想上回り、FOMCへの警戒感=米国株前半
NY株式30日(NY時間13:17)(日本時間02:17)
ダウ平均 37985.32(-400.77 -1.04%)
ナスダック 15788.31(-194.77 -1.22%)
CME日経平均先物 38265(大証終比:-205 -0.54%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反落。下げ幅は400ドルを超えている。この日発表の第1四半期の米雇用コスト指数(ECI)が予想を上回ったことで下げ幅を拡大した。ECIはFRBが重視している指標ともされており、この結果を受けて米国債利回りも上昇。米株式市場はネガティブな反応を示している。
取引開始前までに発表になった決算は概ね良好な反応を見せているが、明日のFOMCの結果発表を控えて、米株式市場はFRBのタカ派姿勢を警戒している模様。また、本日は月末ということもあり、ポジション調整の売りも出ているようだ。
一部からは「きょうの労働コストの指標は、FRBが利下げ急ぐ必要はないというスタンスを変えるような数字ではない」との指摘が出ている。
4月の米株式市場は月間で半年ぶりに反落して終えそうだが、S&P500は昨年10月の安値から25%超上昇している。米経済が高金利に耐えられると見て、投資家がAI関連への投資を積極的に進めたことが背景にある。しかし、ここに来てFRBが制限的な姿勢を続ける一方で、頑固なインフレが経済を弱体化させているのではないかという疑問も浮上している模様。
医薬品のイーライリリー<LLY>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、マンジャロおよびゼップバウンドといったGLP-1製剤が好調だった。
3M<MMM>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表。発表直後は時間外で売りが先行したものの、直ぐに切り返し、上げ幅を拡大している。同社はヘルスケア部門の分離独立に伴い。これまでの毎年増配の方針を撤回し、減配を表明した。ただ、スリム化した同社が不安定な財務状況に対処しつつあることを示唆する決算を投資家は好感している模様。
オランダの半導体のNXPセミコンダクターズ<NXPI>が決算を受け時間外で上昇。第2四半期のガイダンスで予想を上回る1株利益の見通しを示した。
アプリケーションのデリバリーコントローラの開発を手掛けるF5<FFIV>が決算を受け下落。第3四半期および通期のガイダンスに失望している模様。
成人向けオンライン学習のコーセラ<COUR>が決算を受け下落。ガイダンスを嫌気している模様。第2四半期は予想を下回る売上高やEBITDAを示したほか、通期についても見通しを下方修正した。
金融のソフトウエア開発を手掛けるブレンド・ラブス<BLND>が大幅高。投資会社のハベリ・インベストメンツが同社の1億5000万ドル分のゼロクーポン転換優先株を引き受けると発表した。
オーツ麦を使った乳製品などを手掛けるスウェーデンのオートリー<OTLY>が決算を受け大幅高。売上高が予想を若干上回ったほか、EBITDAは赤字だったものの予想ほどは膨らまなかった。
引け後の決算はアマゾン<AMZN>、AMD<AMD>、スターバックス<SBUX>、ペイパル<PYPL>、ピンタレスト<PINS>が予定されている。
3M<MMM> 94.82(+2.66 +2.88%)
イーライリリー<LLY> 778.02(+40.82 +5.54%)
NXP<NXPI> 252.18(+5.05 +2.04%)
F5<FFIV> 168.71(-13.43 -7.37%)
コーセラ<COUR> 10.30(-1.60 -13.41%)
ブレンド・ラブス<BLND> 2.49(+0.24 +10.67%)
オートリー<OTLY> 1.15(+0.15 +15.00%)
アップル<AAPL> 173.29(-0.21 -0.12%)
マイクロソフト<MSFT> 395.34(-6.91 -1.72%)
アマゾン<AMZN> 179.20(-1.76 -0.97%)
アルファベットC<GOOG> 165.83(-2.08 -1.24%)
テスラ<TSLA> 185.07(-8.99 -4.63%)
メタ<META> 430.41(-2.21 -0.51%)
AMD<AMD> 159.41(-0.79 -0.49%)
エヌビディア<NVDA> 866.08(-11.49 -1.31%)
イーライリリー<LLY> 778.02(+40.82 +5.54%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ平均 37985.32(-400.77 -1.04%)
ナスダック 15788.31(-194.77 -1.22%)
CME日経平均先物 38265(大証終比:-205 -0.54%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反落。下げ幅は400ドルを超えている。この日発表の第1四半期の米雇用コスト指数(ECI)が予想を上回ったことで下げ幅を拡大した。ECIはFRBが重視している指標ともされており、この結果を受けて米国債利回りも上昇。米株式市場はネガティブな反応を示している。
取引開始前までに発表になった決算は概ね良好な反応を見せているが、明日のFOMCの結果発表を控えて、米株式市場はFRBのタカ派姿勢を警戒している模様。また、本日は月末ということもあり、ポジション調整の売りも出ているようだ。
一部からは「きょうの労働コストの指標は、FRBが利下げ急ぐ必要はないというスタンスを変えるような数字ではない」との指摘が出ている。
4月の米株式市場は月間で半年ぶりに反落して終えそうだが、S&P500は昨年10月の安値から25%超上昇している。米経済が高金利に耐えられると見て、投資家がAI関連への投資を積極的に進めたことが背景にある。しかし、ここに来てFRBが制限的な姿勢を続ける一方で、頑固なインフレが経済を弱体化させているのではないかという疑問も浮上している模様。
医薬品のイーライリリー<LLY>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、マンジャロおよびゼップバウンドといったGLP-1製剤が好調だった。
3M<MMM>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表。発表直後は時間外で売りが先行したものの、直ぐに切り返し、上げ幅を拡大している。同社はヘルスケア部門の分離独立に伴い。これまでの毎年増配の方針を撤回し、減配を表明した。ただ、スリム化した同社が不安定な財務状況に対処しつつあることを示唆する決算を投資家は好感している模様。
オランダの半導体のNXPセミコンダクターズ<NXPI>が決算を受け時間外で上昇。第2四半期のガイダンスで予想を上回る1株利益の見通しを示した。
アプリケーションのデリバリーコントローラの開発を手掛けるF5<FFIV>が決算を受け下落。第3四半期および通期のガイダンスに失望している模様。
成人向けオンライン学習のコーセラ<COUR>が決算を受け下落。ガイダンスを嫌気している模様。第2四半期は予想を下回る売上高やEBITDAを示したほか、通期についても見通しを下方修正した。
金融のソフトウエア開発を手掛けるブレンド・ラブス<BLND>が大幅高。投資会社のハベリ・インベストメンツが同社の1億5000万ドル分のゼロクーポン転換優先株を引き受けると発表した。
オーツ麦を使った乳製品などを手掛けるスウェーデンのオートリー<OTLY>が決算を受け大幅高。売上高が予想を若干上回ったほか、EBITDAは赤字だったものの予想ほどは膨らまなかった。
引け後の決算はアマゾン<AMZN>、AMD<AMD>、スターバックス<SBUX>、ペイパル<PYPL>、ピンタレスト<PINS>が予定されている。
3M<MMM> 94.82(+2.66 +2.88%)
イーライリリー<LLY> 778.02(+40.82 +5.54%)
NXP<NXPI> 252.18(+5.05 +2.04%)
F5<FFIV> 168.71(-13.43 -7.37%)
コーセラ<COUR> 10.30(-1.60 -13.41%)
ブレンド・ラブス<BLND> 2.49(+0.24 +10.67%)
オートリー<OTLY> 1.15(+0.15 +15.00%)
アップル<AAPL> 173.29(-0.21 -0.12%)
マイクロソフト<MSFT> 395.34(-6.91 -1.72%)
アマゾン<AMZN> 179.20(-1.76 -0.97%)
アルファベットC<GOOG> 165.83(-2.08 -1.24%)
テスラ<TSLA> 185.07(-8.99 -4.63%)
メタ<META> 430.41(-2.21 -0.51%)
AMD<AMD> 159.41(-0.79 -0.49%)
エヌビディア<NVDA> 866.08(-11.49 -1.31%)
イーライリリー<LLY> 778.02(+40.82 +5.54%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース