2023年10月18日 18時27分
株価指数先物【引け後】 3万2000円を挟んだ膠着が続く
日経225先物 32040 ±0 (±0.00%)
TOPIX先物 2295.5 +4.0 (+0.17%)
日経225先物(12月限)は、前日比変わらずの3万2040円で取引を終了。 寄り付きは3万2130円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2110円)にサヤ寄せする形で買いが先行して始まった。寄り付きを高値に下げに転じると、前場中盤には3万1860円まで売られる場面が見られた。ただし、下へのバイアスは強まらず、その後は3万1880円~3万2030円辺りでの保ち合いが続いた。後場中盤には3万2000円~3万2100円処のレンジへ若干切り上がったものの、結局は3万2000円を挟んだ膠着が続き、前日比変わらずだった。
日経225先物は、オプション権利行使価格の3万2000円を中心に、上下の権利行使価格である3万1875円と3万2125円辺りでの推移となっている。朝方はエヌビディア<NVDA>など米半導体関連株の下落の影響が警戒されていたが、売りが先行した東京エレクトロン <8035> [東証P]は寄り付き後ほどなくして上昇に転じたほか、レーザーテック <6920> [東証P]が強い値動きを見せ、ショートを仕掛けづらくさせた。
また、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の宮園雅敬理事長は、日本株のアクティブファンドの選定作業を進めていることを明らかにしたと報じられた。5月に発表した「JPXプライム150指数」に東京エレクトロン、レーザーテックともに採用されていることもあり、GPIFの資金流入期待が高まったとの見方もされていた。
日経225先物は3万2000円近辺での底堅さは意識されたものの、3万2100円~3万2200円辺りで推移している25日、75日移動平均線を明確に上放れることができなかった。18日に米国では米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表される。また、決算ではラムリサーチ<LRCX>やテスラ<TSLA>の発表が予定されている。これらの結果を受けた米国市場の反応次第で、トレンドが強まることになりそうだ。
そのため、25日、75日線を明確に上放れてくるようだと、先週の下落分を埋める流れから、3万2000円と3万2600円辺りのレンジが意識される。一方で、両線が抵抗線となればボリンジャーバンドの-1σ水準である3万1400円と3万2000円によるレンジを想定しておきたい。
なお、NT倍率は先物中心限月で13.95倍に低下した。朝方に13.93倍まで下げた後は13.97倍まで戻す場面も見られたが、トレンドが出にくい状況のなか、結局は寄り付き水準で終えていた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が堅調だった半面、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]や薬品株の一角が下げており、日経平均型の重荷だった。
手口面では、日経225先物はソシエテジェネラル証券が838枚、ビーオブエー証券が469枚、モルガンMUFG証券が452枚、ドイツ証券が294枚、SBI証券が251枚の買い越しに対して、ABNクリアリン証券が684枚、ゴールドマン証券が607枚、バークレイズ証券が436枚、BNPパリバ証券が224枚、三菱UFJ証券が210枚の売り越しだった。
TOPIX先物は、JPモルガン証券が1624枚、ゴールドマン証券が907枚、ビーオブエー証券が587枚、野村証券が318枚、モルガンMUFG証券が283枚の買い越しに対して、ソシエテジェネラル証券が1344枚、シティグループ証券が983枚、みずほ証券が645枚、BNPパリバ証券が644枚、バークレイズ証券が288枚の売り越しだった。
株探ニュース
TOPIX先物 2295.5 +4.0 (+0.17%)
日経225先物(12月限)は、前日比変わらずの3万2040円で取引を終了。 寄り付きは3万2130円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2110円)にサヤ寄せする形で買いが先行して始まった。寄り付きを高値に下げに転じると、前場中盤には3万1860円まで売られる場面が見られた。ただし、下へのバイアスは強まらず、その後は3万1880円~3万2030円辺りでの保ち合いが続いた。後場中盤には3万2000円~3万2100円処のレンジへ若干切り上がったものの、結局は3万2000円を挟んだ膠着が続き、前日比変わらずだった。
日経225先物は、オプション権利行使価格の3万2000円を中心に、上下の権利行使価格である3万1875円と3万2125円辺りでの推移となっている。朝方はエヌビディア<NVDA>など米半導体関連株の下落の影響が警戒されていたが、売りが先行した東京エレクトロン <8035> [東証P]は寄り付き後ほどなくして上昇に転じたほか、レーザーテック <6920> [東証P]が強い値動きを見せ、ショートを仕掛けづらくさせた。
また、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の宮園雅敬理事長は、日本株のアクティブファンドの選定作業を進めていることを明らかにしたと報じられた。5月に発表した「JPXプライム150指数」に東京エレクトロン、レーザーテックともに採用されていることもあり、GPIFの資金流入期待が高まったとの見方もされていた。
日経225先物は3万2000円近辺での底堅さは意識されたものの、3万2100円~3万2200円辺りで推移している25日、75日移動平均線を明確に上放れることができなかった。18日に米国では米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表される。また、決算ではラムリサーチ<LRCX>やテスラ<TSLA>の発表が予定されている。これらの結果を受けた米国市場の反応次第で、トレンドが強まることになりそうだ。
そのため、25日、75日線を明確に上放れてくるようだと、先週の下落分を埋める流れから、3万2000円と3万2600円辺りのレンジが意識される。一方で、両線が抵抗線となればボリンジャーバンドの-1σ水準である3万1400円と3万2000円によるレンジを想定しておきたい。
なお、NT倍率は先物中心限月で13.95倍に低下した。朝方に13.93倍まで下げた後は13.97倍まで戻す場面も見られたが、トレンドが出にくい状況のなか、結局は寄り付き水準で終えていた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角が堅調だった半面、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]や薬品株の一角が下げており、日経平均型の重荷だった。
手口面では、日経225先物はソシエテジェネラル証券が838枚、ビーオブエー証券が469枚、モルガンMUFG証券が452枚、ドイツ証券が294枚、SBI証券が251枚の買い越しに対して、ABNクリアリン証券が684枚、ゴールドマン証券が607枚、バークレイズ証券が436枚、BNPパリバ証券が224枚、三菱UFJ証券が210枚の売り越しだった。
TOPIX先物は、JPモルガン証券が1624枚、ゴールドマン証券が907枚、ビーオブエー証券が587枚、野村証券が318枚、モルガンMUFG証券が283枚の買い越しに対して、ソシエテジェネラル証券が1344枚、シティグループ証券が983枚、みずほ証券が645枚、BNPパリバ証券が644枚、バークレイズ証券が288枚の売り越しだった。
株探ニュース