2025年7月16日 22時50分
モルガン・スタンレーが決算 ウェルスマネジメントや株式好調も投資銀行が冴えない 株価は下落=米国株個別
(NY時間09:48)(日本時間22:48)
モルガン・スタンレー<MS> 138.88(-2.71 -1.91%)
モルガン・スタンレー<MS>が取引開始前に4-6月(第2四半期)の決算を発表し、経常収益が予想を上回った。主力のウェルスマネジメント部門が好調だったほか、株式トレーディング部門が過去最高を記録し、予想も上回った。
ピックCEOは声明で「ウェルスマネジメント部門が引き続き堅調で、590億ドルの純資産流入と428億ドルのフィーベース資産流入を記録した」と述べた。また、人件費の増加は繰延報酬に関連する費用の上昇によるものだとしている。
一方、投資銀行の手数料は5%の減収となった。株式引受が42%増加したことで予想よりは小幅な減少に留まったものの、M&A助言業務および債券引受業務は前年から減少し、いずれも予想を下回った。ピックCEOは6月の会議で、投資銀行部門については「前半は大きく停滞し、後半に入って回復した2つの顔を持つ四半期だった」と述べていた。
ただ、株価は下落している。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益:2.13ドル(予想:1.97ドル)
・経常収益:167.9億ドル(予想:160.4億ドル)
ウェルスマネジメント:77.6億ドル(予想:73.5億ドル)
株式トレーディング:37.2億ドル(予想:35.3億ドル)
FICCトレーディング:21.8億ドル(予想:21.1億ドル)
機関投資家向け投資銀行:15.4億ドル(予想:14.4億ドル)
アドバイザリー:5.08億ドル(予想:5.30億ドル)
株式引受:5.00億ドル(予想:3.83億ドル)
債券引受:5.32億ドル(予想:5.41億ドル)
・純受取利息(NII):23.5億ドル(予想:21.9億ドル)
・総預金残高:3893.8億ドル(予想:3791.2億ドル)
・貸倒引当金:1.96億ドル(予想:1.31億ドル)
・株主資本利益率(ROE):13.9%(予想:12.7%)
・有形株主持分利益率(ROTCE):18.2%(予想:16.7%)
・標準化CET1比率:15.0%(予想:15.3%)
・運用資産残高(AUM):1.71兆ドル(予想:1.67兆ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
モルガン・スタンレー<MS> 138.88(-2.71 -1.91%)
モルガン・スタンレー<MS>が取引開始前に4-6月(第2四半期)の決算を発表し、経常収益が予想を上回った。主力のウェルスマネジメント部門が好調だったほか、株式トレーディング部門が過去最高を記録し、予想も上回った。
ピックCEOは声明で「ウェルスマネジメント部門が引き続き堅調で、590億ドルの純資産流入と428億ドルのフィーベース資産流入を記録した」と述べた。また、人件費の増加は繰延報酬に関連する費用の上昇によるものだとしている。
一方、投資銀行の手数料は5%の減収となった。株式引受が42%増加したことで予想よりは小幅な減少に留まったものの、M&A助言業務および債券引受業務は前年から減少し、いずれも予想を下回った。ピックCEOは6月の会議で、投資銀行部門については「前半は大きく停滞し、後半に入って回復した2つの顔を持つ四半期だった」と述べていた。
ただ、株価は下落している。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益:2.13ドル(予想:1.97ドル)
・経常収益:167.9億ドル(予想:160.4億ドル)
ウェルスマネジメント:77.6億ドル(予想:73.5億ドル)
株式トレーディング:37.2億ドル(予想:35.3億ドル)
FICCトレーディング:21.8億ドル(予想:21.1億ドル)
機関投資家向け投資銀行:15.4億ドル(予想:14.4億ドル)
アドバイザリー:5.08億ドル(予想:5.30億ドル)
株式引受:5.00億ドル(予想:3.83億ドル)
債券引受:5.32億ドル(予想:5.41億ドル)
・純受取利息(NII):23.5億ドル(予想:21.9億ドル)
・総預金残高:3893.8億ドル(予想:3791.2億ドル)
・貸倒引当金:1.96億ドル(予想:1.31億ドル)
・株主資本利益率(ROE):13.9%(予想:12.7%)
・有形株主持分利益率(ROTCE):18.2%(予想:16.7%)
・標準化CET1比率:15.0%(予想:15.3%)
・運用資産残高(AUM):1.71兆ドル(予想:1.67兆ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース