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    2025年1月29日 8時02分

    株価指数先物【寄り前】 エヌビディア反発でショートカバーを誘う動き

    大阪3月限ナイトセッション
    日経225先物 39410 +340 (+0.87%)
    TOPIX先物 2770.0 +18.0 (+0.65%)
    シカゴ日経平均先物 39410 +340
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     28日の米国市場はNYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。中国の新興企業ディープシークが開発した生成AIの新モデルが米ハイテク企業の優位性を脅かすとの懸念から前日に急落したエヌビディア<NVDA>が反発したことで、ブロードコム<AVGO>やマーベル・テクノロジー<MRVL>など他のハイテク株に見直し買いが入った。また、先進的なAIチップの中国企業への販売が制限されるなかで、ディープシークの主張には不明な点があることも、前日のパニック的な売りは行き過ぎとの見方につながった。

     半面、トランプ大統領が半導体や医薬品、鉄鋼製品などの関税を引き上げると表明するなど、トランプ政権による関税政策に対する警戒感が上値を抑える場面もみられた。関税引き上げによる他国との貿易摩擦や消費への影響などが懸念された。

     NYダウ構成銘柄では、エヌビディアのほか、AI開発コストの低下による恩恵が期待されてセールスフォース<CRM>、アップル<AAPL>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、マイクロソフト<MSFT>が買われた。一方で、キャタピラー<CAT>、ホームデポ<HD>、ハネウェル・インターナショナル<HON>、プロクター・アンド・ギャンブル<PG>、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>が軟調。

     シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は、大阪比340円高の3万9410円だった。日経225先物(3月限)のナイトセッションは、日中比100円高の3万9170円始まり、その後は3万9070円~3万9250円辺りで保ち合いを継続。米国市場の取引開始直後に軟化し、一時3万8940円と下落に転じる場面もみられた。ただし、売り一巡後はリバウンド基調が強まり、終盤に3万9430円まで買われ、3万9410円とナイトセッションの高値圏で取引を終えた。

     日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。ナイトセッションでは75日移動平均線(3万9050円)を上回って始まり、同線を割り込む場面もみられたが、その後の切り返しによって25日線(3万9300円)を上回って終えた。前日の下落局面(ナイトセッションを含む)でボリンジャーバンドの-1σ(3万8780円)を割り込んだことで値幅調整としては一巡感が意識されており、自律反発が期待される。

     エヌビディアの反発が安心感につながるなか、アドバンテスト<6857>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の上昇が日経平均型を牽引することになりそうだ。同社はきょう決算発表を控えていることもあり、ショートカバーを強めてくるようだと、センチメントを明るくさせる可能性がある。ハイテク株のリバウンド基調が強まる局面では、ショートカバーを誘う動きに向かわせよう。

     日経225先物は25日線水準での攻防が見込まれ、同線での底堅さが意識されてくるようだと、+1σ(3万9810円)が射程に入ってくる。一方で、戻りの鈍さが警戒されたとしても、75日線水準では押し目待ち狙いのロング対応とみておきたい。そのため、オプション権利行使価格の3万9125円から3万9875円のレンジを想定する。

     28日の米VIX指数は16.41(27日は17.90)に低下した。一時18.39まで切り上がる場面もみられたが、その後は低下傾向となり、75日線(16.85)、25日線(16.65)を割り込み、200日線(16.18)に接近してきた。パニック的な動きが落ち着きをみせてくるなか、リスク選好が強まりやすいだろう。

     昨日のNT倍率は先物中心限月で14.16倍(前日は14.34倍)に急低下した。一時14.12倍まで下げており、昨年12月2日以来の水準まで低下。値がさハイテク株の弱さが目立つなか、連日でTOPIX型優位の状況だった。本日はハイテク株の買い戻しが意識されて、NTショートを巻き戻す動きが先行しよう。ただし、200日線(14.23倍)辺りで抑えられるようだと、NTショートに傾きやすくなりそうだ。

    株探ニュース