２３日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比１９６．６７ドル高の３万５９５０．５６ドルと３日続伸した。
　
　新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に対する警戒感が後退し、主要株価指数は上昇。Ｓ＆Ｐ５００種指数は最高値を更新した。英保険安全保障庁（ＵＫＨＳＡ）は２３日にオミクロン株の感染者の入院リスクはデルタ株に比べて低いとの見方を示した。米食品医薬品局（ＦＤＡ）は米メルク<MRK>の新型コロナ経口治療薬「モルヌピラビル」に対して緊急使用許可を出した。テスラ<TSLA>やアップル<AAPL>、マイクロソフト<MSFT>が高く、エヌビディア<NVDA>やマイクロン・テクノロジー<MU>など半導体関連株も値を上げた。ウォルト・ディズニー<DIS>やキャタピラー<CAT>、ゼネラル・モーターズ<GM>が上昇した。半面、モデルナ<MRNA>やファイザー<PFE>、ノババックス<NVAX>いったワクチン関連株が安く、オラクル<ORCL>やベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が値を下げた。ビザ<V>やズーム<ZM>が軟調だった。

　ナスダック総合株価指数は、１３１．４８２ポイント高の１万５６５３．３７４と３日続伸した。出来高概算は、ニューヨーク市場が６億４７６７万株だった。

出所：MINKABU PRESS