ダウ平均、高値から少し調整＝米国株序盤

　きょうのＮＹ株式市場、ダウ平均は寄り付きからしっかりも、上値からいったん栗が入った。前日比は、ダウ工業株３０種平均が８６．９２ドル高の４万７９３７．８６ドル、ナスダック総合指数が５４．６１高の２万３５５９．７５。

　本日はダウ平均が寄り付きからプラス圏での上昇を見せるなど、序盤はしっかりの展開となっている。来週の米ＦＯＭＣでの利下げを織り込む動きが株高につながった。もっともその後いったん売りが広がり、ダウ平均は高値から２００ドル以上提げている。週末を前にしたポジション調整などが入ったと見られた。

　マグニフィセントセブンは比較的落ち着いた動きとなる中で、グーグル<GOOG><GOOGL>が好調。証券会社アナリストが目標株価を引き上げたことなどが好感された。メタ<META>もしっかり。

　ダウ平均はまちまち、新興ＡＩ需要などへの期待からセールスフォース<CRM>が上昇。ゴールドマンサックス<GS>も強い。一方、ヘルスケアのユナイテッドヘルス<UNH>が軟調。

　今日話題となったのは、動画配信大手ネットフリックス<NFLX>によるメディア大手ワーナーブラザーズ買収合意。これを受けてワーナーブラザーズ<WBD>の株価が上昇、一方ネットフリックスは軟調。

　ソフトバンクグループによる買収協議の報道が出た投資会社デジタルブリッジ<DBRG>が大幅高。

　新規株式の公募を嫌気して昨日売りが目立った倉庫用ロボットシンポティック<SYM>は今朝も序盤は軟調で売りが目立ったが、プラス圏を回復。


アップル<AAPL>　278.54（-2.16　-0.77%）
マイクロソフト<MSFT>　479.79（-1.05　-0.22%）
アマゾン<AMZN>　229.50（+0.39　+0.17%）
アルファベットC<GOOG>　321.94（+3.55　+1.12%）
アルファベットA<GOOGL>　321.16（+3.54　+1.11%）
テスラ<TSLA>　454.24（-0.29　-0.06%）
エヌビディア<NVDA>　181.96（-1.42　-0.77%）
メタ<META>　671.43（+9.90　+1.50%）
ユナイテッドヘルス<UNH>　329.37（-4.12　-1.21%）
セールスフォース<CRM>　 260.43（+12.97　+5.43%）
ゴールドマン<GS>　 854.19（+16.36　+1.96%）
ワーナーブラザース・ディスカバリー<WBD>　25.22（+0.68　+2.75%）
ネットフリックス<NFLX>　100.14（-3.08　-2.98%）
シンボティック<SYM>　60.87（+0.39　+0.64%）
デジタルブリッジ・グループ<DBRG>　12.83（+3.11　+31.94%）




MINKABU PRESS