（NY時間14:37）（日本時間03:37）
ヒムズ＆ハーズ<HIMS>　50.72（-3.25　-6.01%）

　肥満薬の調剤版を販売するテレヘルスのヒムズ＆ハーズ・ヘルス<HIMS>が続落。前日はＦＤＡ長官からテレビＣＭが規制違反に当たると指摘され、同社株は軟調な展開を見せていたが、本日も下落している。

　ＦＤＡが、同社サイト上のセマグルチド配合製品に関する広告について「虚偽または誤解を招く」として警告書を送付したことが嫌気されている。

　アナリストは「同社はなお調剤セマグルチドを販売できるが、規制環境は明らかに変化しており、マーケティング活動は厳しい監視下に置かれるだろう。その結果、顧客獲得コストは上昇する可能性が高い」と指摘している。

　一方、同社は「われわれは規制を順守していると確信しており、現時点で広告活動に大きな変更は加えていない」と述べた。

　なお、ＦＤＡは「同社の調剤薬は承認を受けておらず、広告は承認薬と同等であると誤解させる内容。セマグルチド配合の調剤製品は誤表示医薬品に該当する」と述べている。

【企業概要】
　ヘルスケア向けのクラウドベースのテクノロジーを設計・構築する。セクシャルヘルス、脱毛・皮膚科、プライマリーケア、ビヘイビアヘルスなどの専門分野におけるケアの為に、独自のウェブサイト、遠隔医療プラットフォーム、電子カルテシステム、薬局との連携で、モバイルファーストのサービスを提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース