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    2025年7月10日 0時25分

    アップル、経営陣を大幅刷新 ウィリアムズCOOが退任=米国株個別

    (NY時間11:25)(日本時間00:25)
    アップル<AAPL> 207.70(-2.31 -1.10%)

     アップル<AAPL>は前日引け後に経営陣の刷新を発表し、ナンバー2として長年に渡り経営を支えてきたウィリアムズCOOが今月中に職を退く。後任は同社幹部のカーン氏で、同社にとって大きな指導部の刷新となる。

     ウィリアムズCOOは年内に退社する予定で、それに先立ちCOOを退任。退社まではデザインチームとヘルスケア事業を引き続き統括する。その後、デザインチームはクックCEOの直轄になるという。

     ウィリアムズCOOは10年超に渡りクックCEOの右腕として、同社のサプライチェーンやアップル・ウオッチのエンジニアリングを指揮してきた。また、ヘルスケア事業や保証サービス「アップルケア」の顧客サービスも担当。アップルの中枢的な意思決定者の1人として知られ、その退任は同社の歴史の中でも極めて重要な出来事となる。

     ウィリアムズCOOは、1998年に同社に入社し、2015年にCOOに就任。それ以前は1980年代からIBMに勤務していた。

     後任となるカーン氏は、同社で30年近く勤務してきたベテランで、19年にオペレーション担当シニアバイスプレジデントに就任し、同社の経営陣に参画。当時から調達や製造を含むサプライチェーンの管理を担ってきた。

     ウィリアムズCOOは長らくクックCEOの後継候補と見られてきたが、後継者として最も可能性が高いのはハードウエアエンジニアリングの責任者ターナス氏だという。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース