３０日の米株式市場では、ＮＹダウが前日比５４．３４ドル高の４万２２７０．０７ドルと続伸。月末とあって持ち高調整主体の展開となった。トランプ米大統領が中国との貿易交渉に関し、中国が米国との合意を破っているとの考えを示したことは、全体相場には重荷となった。

　ウォルマート<WMT>やベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>がしっかり。イーライ・リリー<LLY>が高く、ユニティ・ソフトウェア<U>が急伸した。一方、シェブロン<CVX>やキャタピラー<CAT>が軟調推移。ナイキ<NKE>が売られ、ダウ<DOW>が冴えない展開。ギャップ<GAP>とエラスティック<ESTC>が大幅安となった。

　ナスダック総合株価指数は６２．１１ポイント安の１万９１１３．７６と反落した。テスラ<TSLA>やエヌビディア<NVDA>が下落し、マーベル・テクノロジー・グループ<MRVL>とリジェネロン・ファーマシューティカルズ<REGN>が急落した。一方、アップル<AAPL>が小高く、ネットフリックス<NFLX>が上伸。コストコ・ホールセール<COST>が買われ、Zスケーラー<ZS>とアルタ・ビューティ<ULTA>が大きく株価水準を切り上げた。

出所：MINKABU PRESS