2025年5月20日 21時59分
ダウ先物は小反落 市場には楽観的なムードが広がる=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:48)(日本時間21:48)
ダウ先物 42865(-20.00 -0.05%)
S&P500 5967.00(-15.50 -0.26%)
ナスダック100先物 21436.50(-90.50 -0.42%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落。前日までダウ平均は3日続伸、S&P500に至っては6日続伸と、市場には楽観的ムードが広がっている。前日は先週末に米格下げが伝わったにもかかわらず、すでに認識されていることとして、米株式市場は後半に上げに転じていた。
米中協議の進展を材料に米株式市場は急反騰しているものの、投資家もさすがに更なる上値追いには材料が欲しいようだ。今回の急反騰は関税の経済への影響に関する不確実性や米景気後退懸念の中での動きではあるが、米国の格下げさえもやり過ごしている状況。
今回の上昇に対する懐疑的な見方も多い一方、今回の反発を素直に受け止めるべきとの見解も出ている。「懸念は現実的で、われわれすべての情報を無視しているわけではない。ただ、市場が何を示しているかに耳を傾ける必要はあろう。これは下げ相場の中の一時的上昇ではなく、ショートカバーによる上昇でもない」との声も出ていた。
一方、予想される企業業績から、今回の上昇は正当化されないとの指摘も出ている。「今年の第3四半期のS&P500企業の増益率のコンセンサス予想は7%増と過去平均を上回っているが、関税措置などを考慮すれば、範囲を超えた期待で、理に適っていない」との声も聞かれる。
ホームセンター最大手のホーム・デポ<HD>が決算を受け上昇。冴えない内容ではあったものの、米国の既存店売上高は予想外の増収となったほか、ガイダンスも維持し、警戒したほどの弱さではなかったとの評価も出ている。
スポーツ用品のアメア・スポーツ<AS>が決算を受け時間外で大幅高。通期の見通しを上方修正。主力ブランドのアークテリクスやサロモンの成長が引き続き業績をけん引した。
作業管理ソフトウェアのアサナ<ASAN>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。相対的に高いバリュエーションは、激化する競争と企業が直面する課題により正当化されないという。
先端素材のASPアイソトープス<ASPI>が時間外で下落。南アフリカの再生可能エネルギー、レネルゲン社を買収することで合意した。
(NY時間08:58)(日本時間21:58)時間外
ホーム・デポ<HD> 387.25(+7.87 +2.07%)
アメア・スポーツ<AS> 35.75(+4.36 +13.87%)
アサナ<ASAN> 17.10(-0.98 -5.42%)
ASPアイソトープス<ASPI> 7.02(-0.50 -6.65%)
アップル<AAPL> 207.53(-1.25 -0.60%)
マイクロソフト<MSFT> 457.24(-1.63 -0.36%)
アマゾン<AMZN> 204.78(-1.38 -0.67%)
アルファベットC<GOOG> 168.34(+0.47 +0.28%)
アルファベットA<GOOGL> 167.18(+0.64 +0.38%)
テスラ<TSLA><TSLA> 345.41(+3.32 +0.97%)
メタ<META><META> 638.18(-2.25 -0.35%)
エヌビディア<NVDA> 134.69(-0.88 -0.65%)
AMD<AMD> 114.56(-0.18 -0.16%)
イーライリリー<LLY> 759.00(+3.89 +0.52%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 42865(-20.00 -0.05%)
S&P500 5967.00(-15.50 -0.26%)
ナスダック100先物 21436.50(-90.50 -0.42%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落。前日までダウ平均は3日続伸、S&P500に至っては6日続伸と、市場には楽観的ムードが広がっている。前日は先週末に米格下げが伝わったにもかかわらず、すでに認識されていることとして、米株式市場は後半に上げに転じていた。
米中協議の進展を材料に米株式市場は急反騰しているものの、投資家もさすがに更なる上値追いには材料が欲しいようだ。今回の急反騰は関税の経済への影響に関する不確実性や米景気後退懸念の中での動きではあるが、米国の格下げさえもやり過ごしている状況。
今回の上昇に対する懐疑的な見方も多い一方、今回の反発を素直に受け止めるべきとの見解も出ている。「懸念は現実的で、われわれすべての情報を無視しているわけではない。ただ、市場が何を示しているかに耳を傾ける必要はあろう。これは下げ相場の中の一時的上昇ではなく、ショートカバーによる上昇でもない」との声も出ていた。
一方、予想される企業業績から、今回の上昇は正当化されないとの指摘も出ている。「今年の第3四半期のS&P500企業の増益率のコンセンサス予想は7%増と過去平均を上回っているが、関税措置などを考慮すれば、範囲を超えた期待で、理に適っていない」との声も聞かれる。
ホームセンター最大手のホーム・デポ<HD>が決算を受け上昇。冴えない内容ではあったものの、米国の既存店売上高は予想外の増収となったほか、ガイダンスも維持し、警戒したほどの弱さではなかったとの評価も出ている。
スポーツ用品のアメア・スポーツ<AS>が決算を受け時間外で大幅高。通期の見通しを上方修正。主力ブランドのアークテリクスやサロモンの成長が引き続き業績をけん引した。
作業管理ソフトウェアのアサナ<ASAN>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げた。相対的に高いバリュエーションは、激化する競争と企業が直面する課題により正当化されないという。
先端素材のASPアイソトープス<ASPI>が時間外で下落。南アフリカの再生可能エネルギー、レネルゲン社を買収することで合意した。
(NY時間08:58)(日本時間21:58)時間外
ホーム・デポ<HD> 387.25(+7.87 +2.07%)
アメア・スポーツ<AS> 35.75(+4.36 +13.87%)
アサナ<ASAN> 17.10(-0.98 -5.42%)
ASPアイソトープス<ASPI> 7.02(-0.50 -6.65%)
アップル<AAPL> 207.53(-1.25 -0.60%)
マイクロソフト<MSFT> 457.24(-1.63 -0.36%)
アマゾン<AMZN> 204.78(-1.38 -0.67%)
アルファベットC<GOOG> 168.34(+0.47 +0.28%)
アルファベットA<GOOGL> 167.18(+0.64 +0.38%)
テスラ<TSLA><TSLA> 345.41(+3.32 +0.97%)
メタ<META><META> 638.18(-2.25 -0.35%)
エヌビディア<NVDA> 134.69(-0.88 -0.65%)
AMD<AMD> 114.56(-0.18 -0.16%)
イーライリリー<LLY> 759.00(+3.89 +0.52%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース