2025年5月19日 21時50分
ダウ先物は下落 米国の格下げを嫌気=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:37)(日本時間21:37)
ダウ先物 42485(-251.00 -0.59%)
S&P500 5911.50(-64.00 -1.07%)
ナスダック100先物 21182.50(-323.50 -1.50%)
週明けの米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落。本日の米株式市場は反落して始まりそうな気配だ。先週末の引け後にムーディーズが米国を格下げしたことが嫌気されている模様。
ムーディーズは米国の格付けを最高ランクの「Aaa」から「Aa1」に引き下げた。この動きはフィッチとS&Pに続く。ムーディーズは声明で、近年における米連邦債務の急増と、他国よりも高い金利を理由に挙げている。
一部からは「米国債に対する海外需要の減少と、継続的に借り換えが必要な債務の山拡大という根本的な背景は変わらずに存在する。今回のムーディーズの格下げは、米国の債務および赤字のひっ迫を指摘している点で象徴的だ」との指摘も出ていた。
「今回の格下げは米国の例外主義の喪失に対する懸念が高まる中、グローバルな株式投資家にとって、米国以外の資産の魅力を高める要因になる」との指摘も出ている。
米中貿易協議の予想外の進展を材料に、先週までの米株式市場は買い戻しが加速し、4月の一時的な弱気相場転落から、短期間に強気相場入りまであと一歩に迫る水準まで回復。それと呼応する形で過熱感も指摘されていた中、市場も格下げのニュースに敏感に反応している模様。
特にIT・ハイテク株の下落が目立っている。金利上昇が経済を鈍化させ、投資家がリスク許容度を低下させた場合、最も打撃を受けると見られている模様。
ネットフリックス<NFLX>が時間外で5日ぶりに反落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。同社株はこれまでの上昇を受けて、リスク・リワードのバランスがより均衡してきたことを理由に挙げている。
ノババックス<NVAX>が時間外で大幅高。FDAが同社の新型コロナワクチンを65歳以上の成人および12歳から64歳で新型コロナウイルスによる重症化リスクが高い医療上の基礎疾患を有する患者への投与を承認した。
ソーシャルメディアのレディット<RDDT>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を従来の168ドルから115ドルに引き下げた。
ネット保険のゴーヘルス<GOCO>が時間外で下落。同社は継続企業としての存続の可能性に重大な疑念があると表明し、1-3月期(第1四半期)の四半期報告(10-Q)の提出を延期した。
ウォルマート<WMT>が時間外で下落。トランプ大統領が週末に同社に対して「関税を負担せよ」と発言したことが嫌気されている。今回のトランプ大統領の発言は、同社が先週の決算説明会で「関税と経済不安の増大により、値上げをせざるを得ない」と発言したことに対する発言。
(NY時間08:47)(日本時間21:47)時間外
ネットフリックス<NFLX> 1173.00(-18.53 -1.56%)
レディット<RDDT> 105.14(-8.09 -7.14%)
ノババックス<NVAX> 8.00(+1.27 +18.87%)
ゴーヘルス<GOCO> 6.94(-0.19 -2.66%)
ウォルマート<WMT> 96.66(-1.58 -1.61%)
アップル<AAPL> 208.10(-3.16 -1.50%)
マイクロソフト<MSFT> 450.84(-3.43 -0.76%)
アマゾン<AMZN> 201.65(-3.94 -1.92%)
アルファベットC<GOOG> 164.72(-2.71 -1.62%)
アルファベットA<GOOGL> 163.49(-2.70 -1.62%)
テスラ<TSLA><TSLA> 336.60(-13.38 -3.82%)
メタ<META><META> 628.21(-12.13 -1.89%)
エヌビディア<NVDA> 132.00(-3.40 -2.51%)
AMD<AMD> 115.30(-1.87 -1.60%)
イーライリリー<LLY> 753.46(-3.93 -0.52%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 42485(-251.00 -0.59%)
S&P500 5911.50(-64.00 -1.07%)
ナスダック100先物 21182.50(-323.50 -1.50%)
週明けの米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落。本日の米株式市場は反落して始まりそうな気配だ。先週末の引け後にムーディーズが米国を格下げしたことが嫌気されている模様。
ムーディーズは米国の格付けを最高ランクの「Aaa」から「Aa1」に引き下げた。この動きはフィッチとS&Pに続く。ムーディーズは声明で、近年における米連邦債務の急増と、他国よりも高い金利を理由に挙げている。
一部からは「米国債に対する海外需要の減少と、継続的に借り換えが必要な債務の山拡大という根本的な背景は変わらずに存在する。今回のムーディーズの格下げは、米国の債務および赤字のひっ迫を指摘している点で象徴的だ」との指摘も出ていた。
「今回の格下げは米国の例外主義の喪失に対する懸念が高まる中、グローバルな株式投資家にとって、米国以外の資産の魅力を高める要因になる」との指摘も出ている。
米中貿易協議の予想外の進展を材料に、先週までの米株式市場は買い戻しが加速し、4月の一時的な弱気相場転落から、短期間に強気相場入りまであと一歩に迫る水準まで回復。それと呼応する形で過熱感も指摘されていた中、市場も格下げのニュースに敏感に反応している模様。
特にIT・ハイテク株の下落が目立っている。金利上昇が経済を鈍化させ、投資家がリスク許容度を低下させた場合、最も打撃を受けると見られている模様。
ネットフリックス<NFLX>が時間外で5日ぶりに反落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。同社株はこれまでの上昇を受けて、リスク・リワードのバランスがより均衡してきたことを理由に挙げている。
ノババックス<NVAX>が時間外で大幅高。FDAが同社の新型コロナワクチンを65歳以上の成人および12歳から64歳で新型コロナウイルスによる重症化リスクが高い医療上の基礎疾患を有する患者への投与を承認した。
ソーシャルメディアのレディット<RDDT>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を従来の168ドルから115ドルに引き下げた。
ネット保険のゴーヘルス<GOCO>が時間外で下落。同社は継続企業としての存続の可能性に重大な疑念があると表明し、1-3月期(第1四半期)の四半期報告(10-Q)の提出を延期した。
ウォルマート<WMT>が時間外で下落。トランプ大統領が週末に同社に対して「関税を負担せよ」と発言したことが嫌気されている。今回のトランプ大統領の発言は、同社が先週の決算説明会で「関税と経済不安の増大により、値上げをせざるを得ない」と発言したことに対する発言。
(NY時間08:47)(日本時間21:47)時間外
ネットフリックス<NFLX> 1173.00(-18.53 -1.56%)
レディット<RDDT> 105.14(-8.09 -7.14%)
ノババックス<NVAX> 8.00(+1.27 +18.87%)
ゴーヘルス<GOCO> 6.94(-0.19 -2.66%)
ウォルマート<WMT> 96.66(-1.58 -1.61%)
アップル<AAPL> 208.10(-3.16 -1.50%)
マイクロソフト<MSFT> 450.84(-3.43 -0.76%)
アマゾン<AMZN> 201.65(-3.94 -1.92%)
アルファベットC<GOOG> 164.72(-2.71 -1.62%)
アルファベットA<GOOGL> 163.49(-2.70 -1.62%)
テスラ<TSLA><TSLA> 336.60(-13.38 -3.82%)
メタ<META><META> 628.21(-12.13 -1.89%)
エヌビディア<NVDA> 132.00(-3.40 -2.51%)
AMD<AMD> 115.30(-1.87 -1.60%)
イーライリリー<LLY> 753.46(-3.93 -0.52%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース