１６日の米株式市場で、ＮＹダウは前営業日比３３１．９９ドル高の４万２６５４．７４ドルと続伸した。直近で下げが顕著となっていたユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が反発し、ＮＹダウを押し上げた。一方、ミシガン大学による５月の米消費者態度指数は５０．８と前月から低下した。米国の消費動向に対する先行き懸念は全体相場の上値を抑える要因となった。

　スリーエム<MMM>やメルク<MRK>、ウォルマート<WMT>が堅調推移。ロケット・カンパニーズ<RKT>が買われ、アーチャー・アビエーション<ACHR>とヴァージン・ギャラクティック・ホールディングス<SPCE>が大幅高となった。半面、グローバント<GLOB>とドキシミティ<DOCS>が急落した。

　ナスダック総合株価指数は９８．７８３ポイント高の１万９２１１．１０２と反発した。アルファベット<GOOGL>やテスラ<TSLA>が値を上げ、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>がしっかり。アカディア・ファーマシューティカルズ<ACAD>とイノザイム・ファーマ<INZY>が急伸した。一方、メタ・プラットフォームズ<META>が冴えない展開となり、アプライド・マテリアルズ<AMAT>が下値を模索。トラベール・セラピューティクス<TVTX>は大幅安となった。

出所：MINKABU PRESS