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2025年5月16日 21時59分
修正：ダウ先物は１３３ドル高 ４週連続の週足陽線となりそう＝米国株
米株価指数先物（6月限）（NY時間08:49）（日本時間21:49）
ダウ先物 42518（+133.00 +0.31％）
S＆P500 5948.25（+15.00 +0.25％）
ナスダック100先物 21448.00（+47.75 +0.22％）
米株価指数先物市場でダウ先物、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００とも上昇。今週は前日までの累計でＳ＆Ｐ５００は４．５％上昇し、ダウ平均は２．６％上昇、ナスダックは６％超急上昇した。ダウ平均、Ｓ＆Ｐ５００は４週連続の週足陽線となりそうだ。
米中貿易協議が予想外の合意に達し、関税措置の９０日間停戦で合意した。貿易摩擦の激化や経済リスクの高まりに対する懸念が一気に和らぎ、米株式市場は強い回復を見せた。４月２日の「解放の日」後の下げを完全に取り戻している。
ただ、具体的な決着は何もなく、ＥＵや日本など他国との合意も形成されていない。１４５％という驚きの数字が最初に打ち出されたことから感覚が麻痺しているようだが、中国にしても３０％の高関税は残っている。週後半になると、市場も落ちついたのか、この先の実体経済への影響を見極めたいといったムードが流れている。
ストラテジストからは、「関税が経済に与える影響に関する大きな疑問はまだ残っており、現在投資家は経済の重心を模索し、経済的な損害を評価している。しかし、現時点では経済指標からの明確なシグナルが欠如しているため、市場はニュースのヘッドラインに左右されているようだ」との指摘も出ている。
米中間の暫定合意が今週の市場心理を改善させたものの、一部の主要米企業はコスト上昇と不透明なマクロ経済見通しに関する警告を発している。今週はウォルマート<WMT>が決算を発表していたが、関税の影響で５月下旬に一部の商品の価格を引き上げざるを得ない可能性があると表明した。
「その懸念は米中合意によるＩＴ・ハイテク主導の安堵感に覆われて影を潜めてしまったが、不安の兆候は存在する」との声も聞かれ、上値での売りを推奨するアナリストやストラテジストも少なくない。
半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が決算を受け時間外で下落。売上高は予想範囲内だったものの、１株利益は予想を上回った。ただ、第３四半期の見通しは、１株利益は予想を上回ったものの売上高は予想範囲内と、中国との貿易摩擦の潜在的な影響に苦慮し、無難な見通しを示している。
ケーブルＴＶのチャーター・コミュニケーションズ<CHTR>が時間外で下げに転じている。取引開始前に非上場の同業コックス・コミュニケーションズ社と経営統合で合意と伝わった。株価は上昇していたが、次第に上値が重くなり下げに転じた。（訂正）
有人宇宙飛行サービスのヴァージン・ギャラクティック<SPCE>が時間外で大幅高。前日引け後に１－３月期決算（第１四半期）を発表していたが、その際に２０２６年第１四半期に宇宙旅行の販売再開と、その際の料金値上げの計画を発表した。
ゲーム開発のテイクツー・インタラクティブ<TTWO>が時間外で軟調。前日引け後に１－３月期（第４四半期）の決算を発表し、１株利益、売上高とも予想を下回った。２６年度のガイダンスも公表し、通期の見通しが予想を大きく下回っていた。
（NY時間08:59）（日本時間21:59）時間外
アプライド<AMAT> 166.85（-7.90 -4.52%）
チャーター<CHTR> 415.21（-4.36 -1.04%）
ヴァージン・ギャラクティック<SPCE> 3.70（+0.35 +10.45%）
テイクツー<TTWO> 232.14（-0.20 -0.09%）
アップル<AAPL> 211.88(+0.43 +0.20％)
マイクロソフト<MSFT> 451.61(-1.52 -0.34％)
アマゾン<AMZN> 205.85(+0.68 +0.33％)
アルファベットC<GOOG> 168.67(+3.27 +1.98％)
アルファベットA<GOOGL> 167.11(+3.15 +1.92％)
テスラ<TSLA><TSLA> 346.30(+3.48 +1.02％)
メタ<META><META> 640.60(-3.28 -0.51％)
エヌビディア<NVDA> 136.32(+1.49 +1.11％)
ＡＭＤ<AMD> 117.90(+2.91 +2.53％)
イーライリリー<LLY> 738.00(+4.71 +0.64％)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 42518（+133.00 +0.31％）
S＆P500 5948.25（+15.00 +0.25％）
ナスダック100先物 21448.00（+47.75 +0.22％）
米株価指数先物市場でダウ先物、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００とも上昇。今週は前日までの累計でＳ＆Ｐ５００は４．５％上昇し、ダウ平均は２．６％上昇、ナスダックは６％超急上昇した。ダウ平均、Ｓ＆Ｐ５００は４週連続の週足陽線となりそうだ。
米中貿易協議が予想外の合意に達し、関税措置の９０日間停戦で合意した。貿易摩擦の激化や経済リスクの高まりに対する懸念が一気に和らぎ、米株式市場は強い回復を見せた。４月２日の「解放の日」後の下げを完全に取り戻している。
ただ、具体的な決着は何もなく、ＥＵや日本など他国との合意も形成されていない。１４５％という驚きの数字が最初に打ち出されたことから感覚が麻痺しているようだが、中国にしても３０％の高関税は残っている。週後半になると、市場も落ちついたのか、この先の実体経済への影響を見極めたいといったムードが流れている。
ストラテジストからは、「関税が経済に与える影響に関する大きな疑問はまだ残っており、現在投資家は経済の重心を模索し、経済的な損害を評価している。しかし、現時点では経済指標からの明確なシグナルが欠如しているため、市場はニュースのヘッドラインに左右されているようだ」との指摘も出ている。
米中間の暫定合意が今週の市場心理を改善させたものの、一部の主要米企業はコスト上昇と不透明なマクロ経済見通しに関する警告を発している。今週はウォルマート<WMT>が決算を発表していたが、関税の影響で５月下旬に一部の商品の価格を引き上げざるを得ない可能性があると表明した。
「その懸念は米中合意によるＩＴ・ハイテク主導の安堵感に覆われて影を潜めてしまったが、不安の兆候は存在する」との声も聞かれ、上値での売りを推奨するアナリストやストラテジストも少なくない。
半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が決算を受け時間外で下落。売上高は予想範囲内だったものの、１株利益は予想を上回った。ただ、第３四半期の見通しは、１株利益は予想を上回ったものの売上高は予想範囲内と、中国との貿易摩擦の潜在的な影響に苦慮し、無難な見通しを示している。
ケーブルＴＶのチャーター・コミュニケーションズ<CHTR>が時間外で下げに転じている。取引開始前に非上場の同業コックス・コミュニケーションズ社と経営統合で合意と伝わった。株価は上昇していたが、次第に上値が重くなり下げに転じた。（訂正）
有人宇宙飛行サービスのヴァージン・ギャラクティック<SPCE>が時間外で大幅高。前日引け後に１－３月期決算（第１四半期）を発表していたが、その際に２０２６年第１四半期に宇宙旅行の販売再開と、その際の料金値上げの計画を発表した。
ゲーム開発のテイクツー・インタラクティブ<TTWO>が時間外で軟調。前日引け後に１－３月期（第４四半期）の決算を発表し、１株利益、売上高とも予想を下回った。２６年度のガイダンスも公表し、通期の見通しが予想を大きく下回っていた。
（NY時間08:59）（日本時間21:59）時間外
アプライド<AMAT> 166.85（-7.90 -4.52%）
チャーター<CHTR> 415.21（-4.36 -1.04%）
ヴァージン・ギャラクティック<SPCE> 3.70（+0.35 +10.45%）
テイクツー<TTWO> 232.14（-0.20 -0.09%）
アップル<AAPL> 211.88(+0.43 +0.20％)
マイクロソフト<MSFT> 451.61(-1.52 -0.34％)
アマゾン<AMZN> 205.85(+0.68 +0.33％)
アルファベットC<GOOG> 168.67(+3.27 +1.98％)
アルファベットA<GOOGL> 167.11(+3.15 +1.92％)
テスラ<TSLA><TSLA> 346.30(+3.48 +1.02％)
メタ<META><META> 640.60(-3.28 -0.51％)
エヌビディア<NVDA> 136.32(+1.49 +1.11％)
ＡＭＤ<AMD> 117.90(+2.91 +2.53％)
イーライリリー<LLY> 738.00(+4.71 +0.64％)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース