2024年6月26日 18時34分
【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、米ハイテク株高を受け買い優勢 (6月26日)
日経平均株価
始値 39364.73
高値 39788.63(12:49)
安値 39233.56(09:17)
大引け 39667.07(前日比 +493.92 、 +1.26% )
売買高 15億7703万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆2538億円 (東証プライム概算)
-----------------------------------------------------------------
■本日のポイント
1.日経平均は大幅高で3日続伸、米ハイテク株高を好感
2.欧州株安も米株市場ではナスダック指数が大きく反発
3.エヌビディアが大幅反発、市場のセンチメントが改善
4.ディスコ、アドテストなど半導体の主力株が軒並み高
5.先物主導の買いで一時600円超高、売買代金も4兆円台
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比299ドル安と6日ぶりに反落した。米国の消費の先行きに対する懸念が高まり持ち高調整の売りが優勢となった。
東京市場では、前日の米ハイテク株高を受け投資家心理が改善、日経平均株価は上値追い基調を強めた。一時600円超の上昇をみせる場面もあった。
26日の東京市場は、リスクオンの地合いが鮮明となった。前日の欧州株市場は主要国の株価が総じて軟調だったが、米国株市場で流れが変わった。NYダウは6日ぶりに反落したものの、ここ調整局面にあった半導体セクターなどハイテク株が広範囲に買い戻され、ナスダック総合株価指数が急反発したことがポジティブ視された。エヌビディア<NVDA>が大幅反発したことでセンチメントが強気に傾き、これを受けて日経平均寄与度の高い値がさの半導体製造装置関連に買いを誘導、全体を押し上げる格好となった。日経平均は朝方買い一巡後に一瞬弱含みで推移する場面はあったが、その後は先物主導でインデックス買いが流入し上げ幅を広げる展開に。一時は600円超の上昇で3万9800円近くまで上昇、4万円大台をにらむ場面も。売買代金も4兆円台に乗せた。
個別では、売買代金で断トツとなったディスコ<6146>が大幅高に買われたほか、売買代金2位から4位を占めたレーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>の半導体製造装置大手各社がいずれも活況高となり、日経平均を押し上げる格好となった。また、ソフトバンクグループ<9984>も堅調、キーエンス<6861>もしっかり。リクルートホールディングス<6098>も値を上げた。サワイグループホールディングス<4887>が値上がり率トップに買われ、住友ファーマ<4506>も値を飛ばした。
半面、トヨタ自動車<7203>がやや売り物に押され、ソシオネクスト<6526>も冴えない動き。三菱商事<8058>も軟調、三井E&S<7003>も値を下げた。ブックオフグループホールディングス<9278>が急落となり、スギホールディングス<7649>も大幅安。クスリのアオキホールディングス<3549>、フロンティア・マネジメント<7038>、日本ケミコン<6997>なども株価水準を切り下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約324円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、ニトリHD <9843>、トヨタ <7203>、三菱商 <8058>、ホンダ <7267>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約20円。
東証33業種のうち上昇は22業種。上昇率の上位5業種は(1)電気機器、(2)サービス業、(3)精密機器、(4)医薬品、(5)証券商品先物。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)海運業、(3)ゴム製品、(4)輸送用機器、(5)鉄鋼。
■個別材料株
△リミックス <3825> [東証S]
産業用蓄電システムの販売開始など手掛かり視。
△データアプリ <3848> [東証S]
生成AIを活用したシステム受託開発のWEELを完全子会社化へ。
△伊勢化 <4107> [東証S]
東証が信用取引に関する臨時措置を解除。
△住友ファーマ <4506> [東証P]
国内での人員削減実施を検討と伝わる。
△GMO-AP <4784> [東証S]
親会社のGMO <9449> から主力事業を承継へ。
△サワイGHD <4887> [東証P]
690万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△三浦工 <6005> [東証P]
SMBC日興証券が投資評価を「1」に引き上げ。
△湖北工業 <6524> [東証S]
レーザーシステム開発のイスラエル・アリエル社へ出資。
△アドテスト <6857> [東証P]
米半導体株高を追い風に新中計も評価。
△ライフネット <7157> [東証G]
ありあけキャピタルの5%超保有判明を思惑視。
▼スギHD <7649> [東証P]
第1四半期営業益は市場コンセンサスを下振れ。
▼ブックオフG <9278> [東証P]
架空買い取りの疑い発覚で決算発表を延期。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)サワイGHD <4887>、(2)セルソース <4880>、(3)日本マイクロ <6871>、(4)TOWA <6315>、(5)アドテスト <6857>、(6)住友ファーマ <4506>、(7)アイザワ証G <8708>、(8)チェンジHD <3962>、(9)東京計器 <7721>、(10)ペプドリ <4587>。
値下がり率上位10傑は(1)ブックオフG <9278>、(2)スギHD <7649>、(3)Jディスプレ <6740>、(4)プロレド <7034>、(5)クスリアオキ <3549>、(6)フロンティM <7038>、(7)日ケミコン <6997>、(8)FFJ <7092>、(9)JUKI <6440>、(10)西華産 <8061>。
【大引け】
日経平均は前日比493.92円(1.26%)高の3万9667.07円。TOPIXは前日比15.58(0.56%)高の2802.95。出来高は概算で15億7703万株。東証プライムの値上がり銘柄数は985、値下がり銘柄数は590となった。東証グロース250指数は655.08ポイント(7.78ポイント高)。
[2024年6月26日]
株探ニュース
始値 39364.73
高値 39788.63(12:49)
安値 39233.56(09:17)
大引け 39667.07(前日比 +493.92 、 +1.26% )
売買高 15億7703万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆2538億円 (東証プライム概算)
-----------------------------------------------------------------
■本日のポイント
1.日経平均は大幅高で3日続伸、米ハイテク株高を好感
2.欧州株安も米株市場ではナスダック指数が大きく反発
3.エヌビディアが大幅反発、市場のセンチメントが改善
4.ディスコ、アドテストなど半導体の主力株が軒並み高
5.先物主導の買いで一時600円超高、売買代金も4兆円台
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比299ドル安と6日ぶりに反落した。米国の消費の先行きに対する懸念が高まり持ち高調整の売りが優勢となった。
東京市場では、前日の米ハイテク株高を受け投資家心理が改善、日経平均株価は上値追い基調を強めた。一時600円超の上昇をみせる場面もあった。
26日の東京市場は、リスクオンの地合いが鮮明となった。前日の欧州株市場は主要国の株価が総じて軟調だったが、米国株市場で流れが変わった。NYダウは6日ぶりに反落したものの、ここ調整局面にあった半導体セクターなどハイテク株が広範囲に買い戻され、ナスダック総合株価指数が急反発したことがポジティブ視された。エヌビディア<NVDA>が大幅反発したことでセンチメントが強気に傾き、これを受けて日経平均寄与度の高い値がさの半導体製造装置関連に買いを誘導、全体を押し上げる格好となった。日経平均は朝方買い一巡後に一瞬弱含みで推移する場面はあったが、その後は先物主導でインデックス買いが流入し上げ幅を広げる展開に。一時は600円超の上昇で3万9800円近くまで上昇、4万円大台をにらむ場面も。売買代金も4兆円台に乗せた。
個別では、売買代金で断トツとなったディスコ<6146>が大幅高に買われたほか、売買代金2位から4位を占めたレーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>の半導体製造装置大手各社がいずれも活況高となり、日経平均を押し上げる格好となった。また、ソフトバンクグループ<9984>も堅調、キーエンス<6861>もしっかり。リクルートホールディングス<6098>も値を上げた。サワイグループホールディングス<4887>が値上がり率トップに買われ、住友ファーマ<4506>も値を飛ばした。
半面、トヨタ自動車<7203>がやや売り物に押され、ソシオネクスト<6526>も冴えない動き。三菱商事<8058>も軟調、三井E&S<7003>も値を下げた。ブックオフグループホールディングス<9278>が急落となり、スギホールディングス<7649>も大幅安。クスリのアオキホールディングス<3549>、フロンティア・マネジメント<7038>、日本ケミコン<6997>なども株価水準を切り下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約324円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、ニトリHD <9843>、トヨタ <7203>、三菱商 <8058>、ホンダ <7267>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約20円。
東証33業種のうち上昇は22業種。上昇率の上位5業種は(1)電気機器、(2)サービス業、(3)精密機器、(4)医薬品、(5)証券商品先物。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)海運業、(3)ゴム製品、(4)輸送用機器、(5)鉄鋼。
■個別材料株
△リミックス <3825> [東証S]
産業用蓄電システムの販売開始など手掛かり視。
△データアプリ <3848> [東証S]
生成AIを活用したシステム受託開発のWEELを完全子会社化へ。
△伊勢化 <4107> [東証S]
東証が信用取引に関する臨時措置を解除。
△住友ファーマ <4506> [東証P]
国内での人員削減実施を検討と伝わる。
△GMO-AP <4784> [東証S]
親会社のGMO <9449> から主力事業を承継へ。
△サワイGHD <4887> [東証P]
690万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△三浦工 <6005> [東証P]
SMBC日興証券が投資評価を「1」に引き上げ。
△湖北工業 <6524> [東証S]
レーザーシステム開発のイスラエル・アリエル社へ出資。
△アドテスト <6857> [東証P]
米半導体株高を追い風に新中計も評価。
△ライフネット <7157> [東証G]
ありあけキャピタルの5%超保有判明を思惑視。
▼スギHD <7649> [東証P]
第1四半期営業益は市場コンセンサスを下振れ。
▼ブックオフG <9278> [東証P]
架空買い取りの疑い発覚で決算発表を延期。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)サワイGHD <4887>、(2)セルソース <4880>、(3)日本マイクロ <6871>、(4)TOWA <6315>、(5)アドテスト <6857>、(6)住友ファーマ <4506>、(7)アイザワ証G <8708>、(8)チェンジHD <3962>、(9)東京計器 <7721>、(10)ペプドリ <4587>。
値下がり率上位10傑は(1)ブックオフG <9278>、(2)スギHD <7649>、(3)Jディスプレ <6740>、(4)プロレド <7034>、(5)クスリアオキ <3549>、(6)フロンティM <7038>、(7)日ケミコン <6997>、(8)FFJ <7092>、(9)JUKI <6440>、(10)西華産 <8061>。
【大引け】
日経平均は前日比493.92円(1.26%)高の3万9667.07円。TOPIXは前日比15.58(0.56%)高の2802.95。出来高は概算で15億7703万株。東証プライムの値上がり銘柄数は985、値下がり銘柄数は590となった。東証グロース250指数は655.08ポイント(7.78ポイント高)。
[2024年6月26日]
株探ニュース